
今回のカウチサーフィンも国際カップル。
中国系マレーシア人のビビ(左)とアメリカ人のマット。
マットが韓国に住んでいた時、旅行に来たビビをホストしたのがきっかけで二人は付き合い始めたとか。
カウチサーフィンはカップル製造マシーンか?!
二人は現在、一緒にニュージーランドに住んでます。

東寺の南門。

東寺の修行僧の像。
二人ともこの像が気に入ったらしく、熱心に写真を撮りまくっていました。

京都のシンボルマークとも言える、東寺の五重塔。
テレビドラマなんかで京都のシーンに切り替わる時、必ずと言っていいほどこれが出てきますよね。
ちと古いか?
春の桜が満開の時にはきっと絵になるんでしょうね。

こちらはまだ一月というのに花が満開です。
今日は三十三間堂の通し矢(大的大会)の日。
華やかな袴姿の新成人たちが弓の腕を競い合います。

マットとビビも、通し矢の参加者に混じって記念撮影。

私もどさくさに紛れて写真を撮ってもらいました。
京都に住んで20年になる私ですが、三十三間堂の通し矢を見るのはこれが初めてです。
カウチサーフィンを始めてから、季節の行事に敏感になりました。

もちろん、外国人のカウチサーファーにとっても、この三十三間堂の通し矢は初めての経験。
特にビビは写真が趣味なので大興奮です。
大きなカメラと三脚を抱えて、そこら中を走り回っていました。
あでやかな袴姿の女性と無骨な武器・弓矢。
この組み合わせは最高の被写体なんでしょう。
それにこの三十三間堂の通し矢は今日、ここでしか見ることができません。
とても希少価値があります。
京都を案内した時喜んでもらえると、カウチサーフィンをやっててよかった、と思えます。

こちらは通し矢の競技会場の風景。
やはりみんなきれいな写真を撮りたいのでしょう。
女性の部が始まると、ものすごい人混みです。
とても最前列まで行けそうにありません。
私が写真を撮っているときも、後ろから押されまくりです。
みなさん、かなり殺気だってましたね。

普段は静かな三十三間堂も、今日はとても騒がしいです。
それでも、弓矢が放たれた時の「ビュン、ビュンッ!」という音は良く聞き取れます。
美しい袴姿の女性に騙されそうになりますが、弓矢は紛れもない武器。
彼女たちの手元が狂ったら、確実に誰かに当たります。
遠くの的に当てるのはかなり難しそうですが・・・

普段はあまり目にすることのない弓道。
でも、この三十三間堂の通し矢(大的大会)の会場には大勢の参加者が弓矢を抱えてウロウロしています。
弓道人口ってけっこう多いんですね。
こういう日本の伝統は、ぜひとも大切に守っていきたいものです。

場所を変えて、別のアングルから三十三間堂の通し矢(大的大会)を撮影してみました。
それにしてもみなさん、姿勢がいいですね。
遠くの的を見つめるため、視力も良くなりそうです。
弓道をやると集中力がつくともいいますしね。
せっかく京都に住んでいるんだから、私も始めてみようかな。

三十三間堂の通し矢(大的大会)の今日に限って、露店がたくさん並んでいます。
そして、今日は千手観音も無料で公開されています。
が、建物の中はものすごい人。
なかなか前に進めません。
これではせっかくの千手観音像も、ゆっくりと鑑賞することは不可能です。
やはりお金を払ってでも、空いてる時にじっくりと味わいたいものです。
今日は同時に「楊枝のお加持大法要」というのも三十三間堂でやってました。
もしかしたら、こちらの方が重要な行事なのかもしれません。
どんな行事かというと、えらいお坊さんが私たちの頭に水をぶっかけるのです。
この寒い最中に・・・。
ちなみに、この水をかけられると、頭痛が治るそうです。

今日のメインイベント、三十三間堂の通し矢(大的大会)も無事見終えたので、遅い昼食を取ることにしました。
もうお腹がペコペコです。
マットとビビのリクエストにより、昼食はラーメンに決定。
幸い、三十三間堂は京都駅に近い。
そこで、京都駅ビル内にある京都拉麺小路(ラーメンこうじ)に向かいました。
この京都拉麺小路にはたくさんのラーメン屋さんが集結しています。
博多ラーメン、徳島ラーメン・・・
なんでも選び放題です。
カウチサーファー、マットとビビが選んだのは、
「モンゴル風ラーメン」。
せっかく日本に来てるんだから、日本のラーメンを食べましょうよ。

もう3時を過ぎているというのに、ラーメン屋さんの中は大混雑です。
さすがは日曜日の京都駅。
これがお昼時だったら・・・
と思うと、ゾッとします。

ラーメンを食べて満腹になった後は、伏見稲荷に向かいます。
誰に聞いたのか、
「伏見稲荷は夜の方がきれい」
という話を彼らは吹きこまれたようです。
ホントかな?
もう日が暮れかかっているので、伏見稲荷の露店も店じまいを始めています。

ライトアップされた伏見稲荷大社の門。
なるほど、確かにきれいです。

夜の千本鳥居(伏見稲荷大社)。
こちらはきれいというより、怖いです。
肝試しにはもってこいかも・・・。
ほの暗いカーブを曲がり切った先には・・・

(夜の伏見稲荷大社)
もう真っ暗だというのに、伏見稲荷には大勢の観光客がいました。
わざわざ夜を狙ってやって来たのか、
それとも、昼間は金閣寺や清水寺を観光していたため、伏見稲荷に来るのはこの時間帯にならざるを得なかったのか。

夜の千本鳥居も、確かに趣があっていいです。
でも、やはり私は昼間の方がいいかな。

京都駅では、噴水のライトアップ・ショーが行われていました。
音楽に合わせて、さまざまなパターンの噴水が吹きあがります。
カラフルな光のイルミネーションがとてもきれいでした。
この噴水のライトアップ・ショーを眺めていたら、バスを待つ時間も苦痛になりません。
寒かったけど・・・
なんだかんだで今日もカウチサーファーと一緒に過ごしてしまった。
カウチサーフィンをしている、と言うと、よく
「外国人の人に無償で観光ガイドをしてあげるなんて大変ね」
と言われますが、そんなことはありません。
カウチサーフィンを通じて、私自身が日本の文化を楽しむことができます。
外国人カウチサーファーのおかげで、今日も新しい体験をさせてもらいました。
テーマ : カウチサーフィン(Couch Surfing)
ジャンル : 旅行