カウチサーフィン(CouchSurfing)と愉快な仲間たち

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飛んでる男

台湾人の男性からカウチリクエストを受け取った。

私はこれまでにたくさんの台湾人カウチサーファーと出会ってきたので、
本来なら彼と会おうという気にはならなかっただろう。

だが、私は今、中国語を勉強中。
中国語圏の人と出会う機会はできるだけ大事にしたい。
それが語学上達の一番の方法だと思うからだ。


だが、私が彼と会ってみようと思う気になったのは、
彼が中国語圏の人間だという理由だけが原因ではない。



(ウェインのカウチサーフィンのプロフィールより)

彼の写真を見て笑ってしまった。
文字通り、「ぶっ飛んで」いる。
なかなか楽しそうな男だ。


ウェインは彼女と一緒に日本にやってくる。
カウチリクエストを送ってきたのはウェインなのだが、
それ以降の連絡はウェインの彼女とするようになった。

というのも、彼女は日本語を勉強していたことがあるらしく、
私とメールをやり取りすることで自分の日本語能力を高めようという魂胆があるらしい。

なんということだ。
彼らを私の中国語練習の踏み台にしようとしていたのに、
逆に彼女の日本語の練習相手をさせられるはめになってしまった。


だが、どことなくホッとしている自分がここにいる。

それはそうだろう。




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こんなキャラクターの濃い人間と毎日話をしていたら、
実際に会う前に疲れてしまうよ。


ウェインの彼女、シャーリンとはLINEを通じて毎日のように連絡をとりあった。
facebookでもなければGmailでもない。
ほんとにLINEはアジア圏でその勢いを増しているのだな。


そして待ち合わせ当日。
あれほど念入りに待ち合わせ方法を打ち合わせしておいたというのに、
彼らを見つけることができない。

駅の「○○出口」で!
というふうに取り決めておいたから、間違えようがないはずだ。


いくら日曜日で駅前は混雑しているといっても、
ウェインを見つけられないはずがない。

なぜなら、




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こんな人間がいたら、気づかないわけがない。
いやでも目に飛び込んでくるはずなのだ。

それなのに彼らが見当たらないというのは、いったいどういうことなのだろう。

ハッ!
もしかして職務質問でもされて警察署に連行されてしまったのだろうか。
意味もなくこんな満面の笑みを浮かべていたら、警官に怪しまれてもしかたがない。

ふと気づくと、シャーリンからLINEにメッセージが入っていた。

「私たちはすでに5番出口にいるわ!」


そんなはずはない。
私は今、その5番出口にいるのだ。

もう一度あたりをよく見渡してみるも、彼らの姿はそこにはない。


すると、遠くの方から一人の女の子が大きく手をふりながら私の方へと走ってきた。
シャーリンだ。

なんでシャーリンはあんな遠くから走ってくるんだ?
待ち合わせ場所はここのはずなのに。


ウェインたちは、約束していた場所からは少し離れたところにあるインフォメーションセンターにいた。
なかなか私と会うことができず、不安になった彼らは私と連絡をとろうとしたのだが、外国では携帯電話を使うわけにはいかない。
そこでWIFIを求めてインフォメーションセンターまで移動したということだった。




とにかくお腹がへったというので、とりあえず昼食をとることにしました。




彼氏の前でシャーリンを口説く私。
彼女とはずっとLINEで連絡を取り合っていたので話も弾みます。




ウェインたちに歌舞伎の説明をしたのですが、彼らは歌舞伎のことをまったく知りませんでした。
少し興味はもったようですが、入場料は私たちにはとうてい手の届かない額。
写真だけ撮ってさっさと次のポイントへ移動。




清水寺。

あいかわらず極上の笑顔を見せるウェイン。
驚くべきことに、この笑顔はけっして作り物ではないのです。
彼の底抜けに明るい性格が自然と表情ににじみでているだけなのです。









ギオンコーナーでは芸者や舞子の資料が展示してあるので、それをウェインたちに見せようと立ち寄ったところ、
中から音楽が聞こえてきました。
どうやら琴か三味線のようです。

「なんだろうねえ」
と言いながら私たちがうろうろしていると、
「どうぞ」
受付に座っていた女性が立ち上がって、
にっこりとほほ笑みながらパンフレットを差し出してきます。

いや、「どうぞ」って言われても。
きっと入場料も高いんでしょ。
さっき歌舞伎の南座で見た法外な料金表が脳裏をかすめます。

「いえいえ、無料ですからどうぞお気軽にお入りください」

ウェイン、君たちはツイてるね。
無料だってさ。

パンフレットを見ると、筝曲の演奏会と書いてあります。
全部で10曲以上演奏するようですが、伝統芸能に造詣の深くない私たちには一曲でじゅうぶん。
早々に退散しました。




今日の観光はこれで終了。
本当は彼らに金閣寺や伏見稲荷なんかも見せたかったのですが、明日には奈良に行ってしまうそうです。

彼らのリクエストにより、夕食はラーメン。
ウェインは相変わらずいい笑顔をしています。
もちろんシャーリンも負けてはいません。

あれ、もしかして君たちおそろいのメガネなのかい?





彼らは絵葉書をくれました。
自分で撮った写真をプリントアウトしたものだそうです。




絵葉書の裏には直筆のメッセージが。
なんだかうれしいねえ。


私はもうすぐ東ヨーロッパに行くのですが、その時に台湾の航空会社を利用します。
そのため行きも帰りも一度台湾に立ち寄るのですが、時間が中途半端。
台北まで行くにはちょっと厳しいスケジュール。
でもせっかくだから台湾も味わってみたい。

都合のいいことに、ウェインは桃園空港のすぐ近くに住んでいます。
やった、カウチ ゲットだぜ。
彼は台湾名物、夜市も案内してくれると言っています。

世界中に着々と拠点を築きつつある実感。
これぞホストの醍醐味と言えるでしょう。


台湾で会おう、ウェイン&シャーリン!



日本国内編はこれでしばらくお休みとなります。
これからは海外編。
できるかぎりリアルタイムでブログを更新していきたいとは思っています。

しかし、今回訪れるのは旧共産圏の国々。
はたしてネット・インフラはどれくらい充実しているのだろうか。


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テーマ : 京都旅行
ジャンル : 旅行

嵐山の思い出



私の部屋の壁には、たくさんの絵葉書が貼り付けてある。

自分が旅行した時に、自分宛てに送った物や、友人からもらったものだ。

私の家に泊まっていったカウチサーファーが帰国後、送ってくれたものもある。

外国から絵はがきが届く。

これもカウチサーフィンの楽しみの一つだ。


それを見たイーシャンが、

「私も台湾に帰ったらマサトに絵はがきを書くわ!」と言った。


あまり期待していなかったのだが、数日後、本当に彼女から絵葉書が届いた。

「期待していなかった」というのは、彼女がいい加減な人間だという意味ではない。

イーシャンはとても活発な女の子で、何にでも興味津々なのだが、どうも私に対してはあまり関心がない、という印象がずっとあったのだ。

だから、「絵葉書を書く」という約束も、台湾に帰ったらすぐに忘れてしまうだろうと思っていた。


そんな事情だったから、彼女からの絵はがきが届いた時には、うれしいというより、むしろ驚いた。

彼女がネパールを旅行した時に撮った写真をハガキにしたもののようで、裏面にはびっしりと文字が書かれている。

あまりにたくさんの文章を詰め込んだため、私の住所を書くためのスペースがなくなってしまったらしい。

大きめの付箋が貼り付けてある。

なるほど、こんなやり方もあるのか。



絵はがきをもらうというのは、やはりうれしかったので、彼女宛てに私からも絵はがきを書いた。

日本と台湾は近い。

数日もあれば到着するはずだ。

イーシャンからの

「絵はがき着いたよ!」

の連絡を期待して待っていたのだが、1週間が過ぎ、2週間が経過してもなんの音沙汰もない。

もしかして、住所を間違えたのかな?


イーシャンとは Facebook でもつながっているので、連絡をとるのは容易だ。

私からの絵はがきが到着したか聞いてみようと思っていたら、彼女が Facebook に京都で撮った写真をアップしていた。

タイトルは、「嵐山の思い出」

「俺の写真もあるかな?」

と期待して見てみたのだが、予想していたのとはまったく違った内容だった。


そこに写っているのはただひたすら、人力車をひいているお兄さんたち。

渡月橋や竹林は、お兄さんたちの後ろに申し訳程度に小さく写っているのみ。

もちろん私の写真はどこにもない。



「京都の嵐山には、こんなにたくさんのイケメンがうじゃうじゃいるのよ!

見て見て、このさわやかな笑顔!

引き締まったお尻!

真っ黒に日焼けした筋肉質の脚!

人力車に乗ってるお客さんのほとんどは女性なんだけど、

彼女たちがほんとに嵐山の景色を見ているのかどうかは疑わしいわね。

でもまあ、こんなにかっこいいお兄さんの後ろ姿を眺めることができるのなら、

高いお金を払って人力車に乗る価値もあるってものね」

というのが、イーシャンの書いたコメントだ。



イーシャン、君の言う「嵐山の思い出」って、人力車のイケメンのことだったのか・・・


テーマ : カウチサーフィン(Couch Surfing)
ジャンル : 旅行

ヘンタイよ!、ヘンタイ!

イーシャンが私の部屋に泊まるのも今夜が最後。

だからというわけでもないだろうが、今夜は彼女がみそ汁を作ってくれるらしい。


「カウチサーフィンは国際交流の場」

というのが建前だが、実際は無料のホテルとして使っている人がほとんど。

なので、料理をふるまってくれるカウチサーファーなどというものはほとんど存在しない。


だが、それは仕方のないことだと思う。

彼らは旅人であり、昼間は観光に大忙し。

クタクタに疲れて帰ってきてから料理を作るなどというめんどうなことを、いったい誰がやりたがるだろうか。

普段、家にいる時は料理をするのが大好きな人でも、旅先でくらいはのんびりとしたいはずだ。


それでも中には果敢に料理に挑んでくれるカウチサーファーもいることはいる。

このイーシャンみたいに。



(台所で料理中のイーシャン(台湾))


私はゲストを平等に扱ったりはしない。

私の部屋を安宿代わりに使う人にはそれなりの対応をする。

非礼には非礼で応える。


だが、礼をつくしてくれた人には、やはり礼をもって応えたい。

あいにく私は料理が苦手なので、こんな提案をしてみた。

「うちにたこやき器があるんだけど、食べたい?」

「うそっ? ほんとに! たこやき作りたい! 食べたい!」


外国人のなかには、異常にたこを気味悪がる人がいるので、たこ焼きに対する評価は二分する。

だから事前に必ず確認しておかなければならない。

以前、たこ焼きを食べている最中に質問されたことがある。

「このボールの中に入ってるのはいったいなに? なんだかグニャグニャしてるんだけど」

「ああ、それ、たこだよ」

「たこってなに?」

「タコを知らないのかい? じゃあイカは知ってる? イカは細長くて白いけれど、タコは丸い頭をしていて、赤いんだ」

そう言った瞬間、彼女は箸を置いて、洗面所へと走っていったきり帰ってこなかった。





しかし、このイーシャンはたこ焼きと聞いて嬉々としている。

台湾では日本の食文化が大人気だ。

彼女もよくお好み焼きやたこ焼きを食べるのだそうだ。

「そっかー、じゃあこれが初めてじゃないんだ」

「台湾で食べるのと日本で食べるのとでは全然違うわ。それに、自分で作るのは初めてだし。

ね、私がたこ焼きを作ってるとこ、写真に撮ってくれない?」

「日本でたこ焼きを作った」と言うと、友達に自慢できるらしい。


私のたこ焼き器は安物で、いつもうまくいかない。

「こちら側はもうすでにこげそうなのに、反対側はまだ生焼け状態なのよね。なんでかしら」

「ヒーターに温度差があるみたいだ」

「たこ焼きってほんとは丸い形をしてるのよね。それなのに、私たちが作ったのは下側が平べったくなっちゃってる」

「ひっくり返すタイミングがマズいのかもしれないね」

一緒に食事をするだけでもそれなりに楽しいが、二人でワイワイ言いながら作るのも悪くない。

たとえできあがったものが、およそたこ焼きとはいえないおぞましい代物だったとしても、なんだか愛着がわいてくるから不思議だ。


そしていよいよ、できあがったたこ焼きを食べる。

うん、見た目はともかく、味は悪くない。

だが、イーシャンは少し不満そう。

「マサトさん、このタコ、味付けしました?」

うっ、バレたか。

実は急にたこ焼きを作ることが決まったので、材料を用意していなかった。

時間も遅いので、近所のスーパーはもう閉まっている。

そこで緊急避難として、酢の物に使うタコを流用したのだ。

梅酢にどっぷりと浸かっていたのだが、よく水洗いしたから大丈夫だろう。

それに相手は台湾人。たこ焼きの味なんてわからないはずだ。

万が一バレたとしても、

「これが日本式だ!」と言えばなんとかなるだろう、と思っていた。


しかし、舌の肥えた台湾人をごまかすことはできなかったようだ。

ごめん。大阪で本物のたこ焼きを食べて口直ししておくれ。




たこ焼きの後は、イーシャンが作ってくれたみそ汁を飲む番だ。

「私、聞いたことがあるんです。

日本では、一人前におみそ汁を作れるようになって初めてお嫁さんに行けるんだそうですね。

私、うまく作れたかな?」

みそ汁を口に運ぶ私を、イーシャンは不安そうに見つめる。

まるで新妻を迎えた夫のような気分だ。


「うまい!」

「ほんとに?うれしい! 私、日本人のお嫁さんになれる?」

(たとえみそ汁がどれほどマズかろうと、君のようなかわいいお嫁さんなら大歓迎だよ。というよりイーシャン、君は日本人と結婚したいのか?)

お世辞ではなく、本当に彼女の作ったみそ汁はとてもおいしかった。

私の母親よりも上手なのではなかろうか(ちなみに私の母親の料理の腕はかなりのものだ)。


日本人でも、きちんとダシをとったおいしいみそ汁を作れる子は少なくなってきてるような気がする。

それなのに、台湾人の女の子がこんなにおいしいみそ汁を作って、なおかつ、

「これでお嫁に行ける?」なんて、日本人よりも日本人らしい!

台湾は日本人にとって人気の旅行先となっている。

理由はいろいろあるだろう。

・近い
・物価が安い
・日本人に対して親切

だが、それら以上に、台湾には日本が失ってしまった「日本らしさ」が残っているというのも一つの大きな理由だと思う。

台湾には、日本統治時代に作られた懐かしい建築物が、いまだに数多く残っている。

それに加えて、台湾人は日本文化を大切に扱うので、日本ではすでに失われてしまった価値観が、いまだに残っているのかもしれない。

だから台湾を訪れた日本人は、ふと、ノスタルジックな感覚におちいってしまうのではないだろうか。



(イーシャンの作ってくれたみそ汁)

イーシャンはとても快活な女の子なのだが、出会った当初は、少し私から距離を置いているような気がした。

かわいい女の子が一人で男の家に泊まりに来るのだから、相手に誤解を与えないようにふるまうのは当然だ。

しかし、そのわりに彼女は不用心なところもある。

風呂上がりに、私のとなりでストレッチをしたりするのだ。

タンクトップにショートパンツというラフな格好で、シャンプーやせっけんの香りをプンプンとまき散らしながら。

はっきり言ってこれは、かなり刺激的だ。

だが、イーシャンは別になんとも思っていない様子。

男と女とでは、こういうことに対する感じ方が異なるのだろうか。


そんな彼女とも、この数日間でずいぶんと仲良くなれた気がする。

それも、元KGBの美人スパイ、マリアのおかげだ。

陽気な彼女と3人で京都の街を観光したことで、グッと距離が縮まった。

そういうわけだから、最終日の夜はちょっとエッチな話題になることすらあった。

だが、時々、彼女の使う言葉に違和感をおぼえて、戸惑ってしまうことが何度かあった。

彼女は私にむかって、何度もこう言う。

「ヘンタイよ、ヘンタイ!」


外国人は、日本のAVやアダルト・アニメ、成人向けコミックのことを総称して「ヘンタイ」と呼んでいるようなのだ。

変態もののAVと聞くと、ものすごくえげつない内容を想像してしまうが、外国人に言わせれば、たとえ健全で(?)ごく普通のAVでも「ヘンタイ」というジャンルに入ってしまうらしい。

日本が世界に誇るアダルト・コンテンツは、諸外国では「ヘンタイもの」という不動の地位を確立しているのである。

名誉というか、不名誉というか・・・

それにしても、人の顔を見ながら大声で、「ヘンタイ! ヘンタイ!」と連呼するのはやめてもらえないだろうか?





翌朝、イーシャンは旅立っていった。

台所には、大きな鍋にみそ汁がたくさん入っている。

「こんなにいっぱい!」

「これだけあれば、3日間くらいはもつでしょ。このみそ汁を飲むたびに、マサトさんは私のことを思い出すのよ」

だが、その日のうちにすべて食べてしまった。

あまりにもおいしいみそ汁だったので、一度食べ始めると止まらなかったのだ。


それに、たとえみそ汁なんかなくたって、君のように濃いキャラの子を忘れることなんてできないよ。

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ジャンル : 旅行

マサさん

今回のカウチサーフィンは台湾人の女の子。

今までの経験上、台湾の人とは相性がいい。

楽しい5日間になるといいな。


待ち合わせ場所で彼女を探すも、それらしき人は見当たらない。

あれ?おかしいな。

一人それっぽい子がいるが、あの子だろうか。写真とは少し違うみたいだけど。

声をかければいいんだろうけど、台湾人と日本人って区別がつかないんだよな。

もし違う人だったら恥ずかしいし。


ジロジロ見るわけにもいかないので、その子のことをチラチラと見ていると、向こうも私の事をチラチラと見ている。

どうやらこの子がそうだったらしい。


彼女の名はイーシャン。

カウチサーフィンのプロフィール写真ではかなり長い髪だったのに、最近ばっさり切ったらしい。

今はものすごいショートヘア。


イーシャンはものすごくよくしゃべる。

ラリってんのか?と思えるくらいに。

でも、よくしゃべる子は好きだ。


彼女はチェコに1年ほど留学していたこともあるらしい。

TOEICももちろん900オーバーなんだと。

才色兼備か。

ほんと、カウチサーファーってこの手のタイプが多い。

頭のいい人と話すのは自分にとってプラスになるからありがたいんだけど、なんだかコンプレックスを感じてしまう。


出会ってからまだ数分ほどしか経過していないというのに、イーシャンは私の事を「マサさん」と呼ぶ。

ずいぶんとなれなれしいな。台湾人ってこんなに人なつっこかったっけ?

まあ、かわいい女の子と仲良くなれるのはうれしいから、別にいいんだけどさ。


と思っていたら、どうやらそうではないらしい。

今回の旅行で、彼女はカウチサーフィンをめいっぱい利用して、たくさんの人と会う予定だ。

ところがなぜか、そのうちの多くの人は名前に「マサ」がつくらしい。

「マサハル」とか「マサノリ」とか。

ややこしいし、覚えるのも面倒だ。

というわけで、「ええい、もういいや。全部「マサさん」にしちゃえ!」ということになったらしい。


しかし、みんな同じ名前だと、こんがらがったりしないのだろうか。

きっと彼女の頭の中では、「マサさん1号、マサさん2号」というふうにランク付けされているのだろう。


はたして私は何号なのだろうか。

かなうなら、彼女の「マサさん1号」になりたい。





テーマ : カウチサーフィン(Couch Surfing)
ジャンル : 旅行

彼に罪はない。しかし・・・


(左:ジュリアン(台湾))


今回のカウチサーフィンのゲストは、台湾から。


ジュリアンは生物工学を専攻していて、海外留学の経験も豊富。

なんと、ドイツに2年、スイスに4年!


彼はもうけっこういい歳なのに、就職する気はまったくなさそう。

旅行ばっかりしてます。


資産家の息子なのかな?




ジュリアンがくれた絵葉書。

彼は新竹というところの出身です。

この新竹という街は、台湾ではハイテク企業の集まる場所として有名なのだとか。



ペギーにジュリアンの話をしたら、ものすごい勢いで食いついてきました。

「その男の子、私に紹介してっ!」


なんでも、新竹のエンジニアといえば、「お金持ち」というのが相場なんだそうです。

六本木ヒルズのIT長者みたいなものなのかな。



ペギーはなおも食い下がります。

「その人って、イケメン?

 まさか、デブじゃないでしょうね。

 ね、写真は撮った?

 早く見せてよ」



鼻息荒いぞ、ペギー。

こんな積極的な彼女、初めて見た。



ジュリアンとはフェイスブックの友達になったし、写真も一緒に撮ったけど、

ペギーにはないしょにしておこう。





ジュリアンはこの後、韓国にも行く予定なので、韓国のガイドブックを持っていました。

なんと、「地球の歩き方」!


日本ではすっかりおなじみのこのガイドブック、台湾でも人気なんだそうです。

確かに外見は日本版の「地球の歩き方」とそっくりなんだけど、なんか違和感がある。



____________________________________________


ジュリアンとは、実際に会う前から何度も連絡をとりあっていた。

彼はLINE上で私のことを見つけたらしく、頻繁にメッセージを送ってくる。


「今、東京に着いた」

「今日は名古屋に来てる」

「今、京都にいる。じゃあ今夜」


いちいち定時連絡をくれるのはいいんだけど、まだ会ったこともないんだよなあ。



実際に会ってみたジュリアンは、予想どおり、かなりなれなれしい奴でした。

でかい声で一方的にまくしたててきます。


俺の部屋はせまいんだから、そんなに大きな声をださなくったってじゅうぶん聞こえるっつうの。



でかいのは声だけではありません。

夜寝ていると、隣の部屋からものすごい爆音が響いてきます。

こんなにすさまじい「いびき」は聞いたことがありません。

たまらず私は台所へと避難しました。



自分のいびきがひどいことは、彼も自覚しているようです。

翌朝、台所で寝ている私を見つけたジュリアンは、耳栓をくれました。

彼は旅行する時、よくカウチサーフィンを使うのですが、ホストに耳栓を配って歩いているそうです。

彼も彼なりに気を使ってるんだな。




最近、めっきり暑くなってきたので、風呂上がりなどはパンツ一枚で過ごしたりすることもあります。

もちろん、女性のゲストがうちにいる時にはこんなことはできませんが、男同士だとこういう場合、気が楽です。


現にジュリアンもシャツ一枚でウロウロしています。

???

シャツ1枚!!!

なんでパンツはいてないんだ?

そんな格好でウロウロすんなよっ。

見ちまったじゃねえかよ!



「ごめん、ごめん。

 替えのパンツをリュックから出すのを忘れてたんだよ」


これからは、男をホストするのはやめようかな。




ジュリアンは京都の後は大阪などをまわり、いったん韓国へと旅立っていきました。

そしてその後、また日本に舞い戻ってきています。


彼の旅行のスタイルはとても貪欲。

短期間のうちに、効率よくポイントを押さえて駆け抜けていきます。

スケジュール管理能力だけでなく、体力もずば抜けていないと、こうはいきません。


毎日、毎日、移動と観光を繰り返し、とどまるところを知らないジュリアン。

まさに旅の達人。

私の理想とする旅のスタイルです。



あれほどひどいいびきの持ち主でありながら、カウチサーフィンのレファレンスでそのことに触れているホストはいません。

彼の仁徳のなせるわざか。

テーマ : カウチサーフィン(Couch Surfing)
ジャンル : 旅行

梅の宮大社

メイリン(台湾)とカウチサーフィン(CouchSurfing)




梅が7分咲きということなので(3月6日現在)、梅の宮大社に行ってきました。

ここは私の家から歩いて行ける距離なのですが、特に見どころもないので、普段は来ません。




境内だけなら、入場料は無料です。




梅園とならんで有名なのが、この「またげ石」。

この石をまたぐと、子供を授かることができるのだそうです。



ただし、祈祷料として、けっこうな金額を請求されます。

「ひやかしお断り」ということなんですかね。




まだ満開ではないということでしたが、梅の花はけっこう咲きほこっていました。

3月とは思えないほどの陽気で、上着なんて必要ありません。










梅の宮大社の庭園はかなり大きい。

梅だけではなく、たくさんの種類の花が植えられています。








ここの絵馬も変わってますね。

梅の花とヘビ。




神主さんがある家族のために祈祷を行っていました。

彼らは「またげ石」をまたいだのでしょうか。




メイリンは次の目的地、韓国へと旅立って行きました。

彼女も台湾でカウチサーフィンのホストをしているのですが、女性しか泊めません。

メイリンと再び会うことはもうないのかな。

テーマ : 京都
ジャンル : 旅行

仲良くしようぜ、うえっへっへっ

メイリン(台湾)とCouchSurfing(カウチサーフィン)




アレッサンドラが去り、メイリンだけが後に残りました。

彼女は今夜も手料理をふるまってくれました。




うどんの上には、チキンが載っています。

しかも骨付き。

こんなうどん、初めて見たぞ。

台湾式?





メイリンがくれた台湾のお菓子



_____________________________________



女性のカウチサーファーが私の家に一人で泊る場合、どことなくぎこちない雰囲気になることがあります。

特に夜寝る前。



食事を終えて、私が布団を敷いていると、メイリンが固まっていました。

「え? マサト、あなたはここで寝るの?」



私の住んでいるアパートには部屋は二つしかありません。

アレッサンドラとメイリンにそれぞれの部屋をあてがうため、昨日まで私は台所で寝ていました。



でも、今日からは私とメイリンの部屋はとなりどうしとなります。

部屋と部屋の間はパーティションで仕切られているとはいえ、彼女は不安感をおぼえた様子。

明らかにおびえています。



メイリンは急に黙りこくり、私とは目を合わせようとしません。

必要以上に距離をあけるようにもなりました。



おいおいおい。

人のことをケダモノみたいにあつかうなよ。

傷ついたぞ。






テーマ : カウチサーフィン(Couch Surfing)
ジャンル : 旅行

違和感

メイリン(台湾)、アレッサンドラ(オランダ)とCouchSurfing(カウチサーフィン)


こう着状態に陥ったかのように思えた私とアレッサンドラの関係ですが、

3日目の夜に流れが変わりました。


この日から新しく、もう一人のカウチサーファーが加わることになったのです。



彼女の名前はメイリン。

台湾人です。



メイリンはとても気のきく女性で、てみやげにチーズケーキを買ってきてくれました。

これだからアジアの女性って大好きです。



こらっ、アレッサンドラ!

お前は食べるなっ。



(メイリンの買ってきてくれたチーズケーキ)


それだけではありません。

メイリンは台湾からもおみやげを持ってきてくれたのです。



アレッサンドラ、少しはメイリンをみならえ!

これがカウチサーフィンだっ。

お前みたいにタダ飯を喰らってるだけの奴には、カウチサーフィンを利用する資格はない!




(メイリンの持ってきてくれた、台湾のお茶)




左がアレッサンドラ。右がメイリン。


ほとんどの台湾人は、イングリッシュ・ネームを持っています。

メイリンの英語名は「アンジェリア」


「だから、これからは私のことをアンジェリアと呼んでね」

とメイリン。



うん。わかったよ、ア、アン・・・

ダメだ。言えない。

どうしても抵抗がある。



だってメイリン。

君の顔はどう見たって100パーセント、アジアじゃん。

それなのにアンジェリアって・・・



なんかちゃうやん!

テーマ : カウチサーフィン(Couch Surfing)
ジャンル : 旅行

新年快楽!

ペギー(台湾)とカウチサーフィン(CouchSurfing)



(台湾の年賀状。台北101がデザインされてるとこがニクい)


台湾のペギーから年賀状が届いた。

といっても、すでに2月。

我々日本人の感覚からすれば、ちょっと季節がズレてる感じがする。



しかし、台湾では旧正月(春節)こそが本当の正月なのだ。



私はカウチサーフィン用にフェイスブックのアカウントを作っている。

そこでの知り合いはほとんどが外国人。


facebookのウォール上には、

「新年快楽!」

の文字が飛び交っている。


台湾だけではない。

香港やシンガポール、マレーシア、はてはベトナムまで、

みんなこの旧正月で盛り上がっているではないか。


おそらく中国や韓国も同じだろう。

こうして見ると、旧正月を祝わないのはアジア圏では日本だけ。


なんだか仲間ハズレにされてるみたいで、ちょっとさみしい。

一人だけ取り残されるのはいやだったので、フェイスブック上で叫んでみた。


「新年快楽!」


これってたぶん日本語でいう「あけましておめでとう」という意味だと思うんだけど、

使い方まちがってないよね?



「快楽」っていう響きに、少しヤラしいことを想像してしまう人間がここにひとりいます。

正月早々なにを考えてんだか・・・


テーマ : 日々のつれづれ
ジャンル : 日記

ペギーの放った刺客

ケイト(台湾)とCouchSurfing(カウチサーフィン)

CouchSurfing(ケイト・台湾)

たこ焼きを焼くケイト。


カウチサーフィン(たこ焼きを焼くケイト。)

両手がふさがっているため、前髪を直すことができません。
まるで「ゲ・ゲ・ゲの鬼太郎」です。


台湾のお土産。

台湾のお土産。


台湾のパイナップルケーキ

パイナップルケーキ。
これと同じものを、前回の台湾からのカウチサーファー、イェーとリャオからももらいました。
ということは、これは台湾では定番の人気アイテムなのでしょう。


_______________________________

今回のカウチサーフィンはケイト(台湾)です。
彼女はペギーの高校時代の親友。

なんかやりづらいなあ。

ペギーの友達だから丁重にもてなさなければいけないし、
かといってあまり仲良くなりすぎて、手を出すわけにもいかないし・・・


しかもこのケイト、私の家に10日間くらい泊る予定なんですよね。
それだけ長く滞在されたら、私の私生活が丸裸にされてしまうじゃないか。

頼むからペギーに変なこと報告しないでおくれよ。



ケイトは台湾のパソコンメーカー、ASUS で働いています。
日本でいえば、SONY や NEC、富士通といったところでしょうか。

それも事務や営業ではなく、技術開発本部に所属。
私は文系の人間なので、理系の人のことは尊敬します。

やっぱりペギーの友達だけあって、頭がいいんだなあ。



前から思ってたんだけど、台湾人の女の子の話す英語ってまるで猫が鳴いてるみたい。
とてもかわいらしいです。

にゃーあい てぃやーく にゃ しゃやー?
(May I take a shower?)


ニャーニャー、ニャーニャー。

なに言ってるのかわかんないや。

テーマ : カウチサーフィン(Couch Surfing)
ジャンル : 旅行

カウチサーフィン(CouchSurfing)とは?

CouchSurfingKyoto

Author:CouchSurfingKyoto
.カウチサーフィン(CouchSurfing)とは。

日本に観光に来た外国人の宿として無償で自宅を提供し、国際交流を深めるというカウチサーフィン。

また、自分が海外に旅行に行く時には、現地の一般家庭に泊めてもらい、その土地に住む人々の生の暮らしを体験することだってできてしまいます。

ここは、そんなカウチサーフィンの日常をありのままにつづったブログです。

「カウチサーフィンは危険じゃないの?」
そんな危惧も理解できます。
たしかに事件やトラブルも起こっています。

なにかと日本人にはなじみにくいカウチサーフィン。

・登録の仕方がわからない
・詳しい使い方を知りたい
・評判が気になる

そんな人は、ぜひこのブログをチェックしてみてください。
きっと役に立つと思います。

最後に。

「カウチサーフィンを利用すれば、ホテル代が浮く」

私はこの考え方を否定しているわけではありません。
私もそのつもりでカウチサーフィンを始めましたから。

しかし、カウチサーフィンは単なる無料のホテルではありません。
現在、約8割のメンバーはカウチの提供をしていません。サーフのみです。

だって、泊める側にはメリットなんてなさそうですものね。

「自分の部屋で他人と一緒に寝るなんて考えられない」
「お世話したりするのってめんどくさそう」

時々私はこんな質問を受けることがあります。

「なぜホストは見知らぬ人を家に招き入れるのか?」

それはね、もちろん楽しいからですよ。

自己紹介
プロフィール


こんにちは。
京都でカウチサーフィン(CouchSurfing)のホストをしている、マサトという者です。
ときどきふらりと旅にも出ます。
もちろん、カウチサーフィンで!


(海外)
2011年、ユーレイル・グローバルパスが利用可能なヨーロッパ22カ国を全て旅しました。
それに加えて、イギリスと台湾も訪問。
もちろん、これら24カ国全ての国でカウチサーフィン(CouchSurfing)を利用。

2012年、東南アジア8カ国とオーストラリアを周遊。
ミャンマーを除く、8カ国でカウチサーフィンを利用しました。

2013年、香港、中国、マカオをカウチサーフィンを利用して旅行。 風水や太極拳、カンフーを堪能してきました。

2014年、侍の衣装を着て東ヨーロッパ20か国を旅行してきました。


(日本国内)
これまでに京都で329人(53カ国)のカウチサーファーをホストしてきました(2013年6月25日現在)。

もちろん、これからもどんどんカウチサーフィンを通じていろいろな国の人と会うつもりです。



カウチサーファーとしてのカウチサーフィン(CouchSurfing)の経験:


オーストリア、ベルギー、ブルガリア、クロアチア、チェコ共和国、デンマーク、フィンランド、フランス、ドイツ、ギリシャ、ハンガリー、アイルランド、イタリア、ルクセンブルグ、オランダ、ノルウェー、ポルトガル、ルーマニア、スロヴェニア、スペイン、スウェーデン、スイス、イギリス、台湾

シンガポール、インドネシア、オーストラリア、マレーシア、タイ、ミャンマー、ラオス、カンボジア、ベトナム

香港、中国、マカオ

スロヴァキア、ポーランド、リトアニア、ラトヴィア、エストニア、ベラルーシ、ウクライナ、モルドヴァ、沿ドニエストル共和国、ルーマニア、セルビア、マケドニア、アルバニア、コソヴォ、モンテネグロ、クロアチア、ボスニア・ヘルツェゴヴィナ、リヒテンシュタイン


ホストとしてのカウチサーフィン(CouchSurfing)の経験:


アイルランド、アメリカ、アルゼンチン、イギリス、イスラエル、イタリア、イラン、インド、インドネシア、ウクライナ、エストニア、オーストラリア、オーストリア、オランダ、カナダ、韓国、クロアチア、コロンビア、シンガポール、スイス、スウェーデン、スコットランド、スペイン、スロヴァキア、スロヴェニア、タイ、台湾、チェコ共和国、中国、チュニジア、チリ、デンマーク、ドイツ、トルコ、日本、ニューカレドニア、ニュージーランド、ノルウェー、ハンガリー、フィンランド、ブラジル、フランス、ベトナム、ベルギー、ポーランド、ポルトガル、香港、マダガスカル、マレーシア、メキシコ、モルドバ、リトアニア、ルーマニア、ロシア



メールフォーム:個人的に相談などありましたら、こちらからどうぞ(非公開です)

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