カウチサーフィン(CouchSurfing)と愉快な仲間たち

泣かないで



今回のカウチサーフィンはカナダ人の親子。

左が息子のイーデン。

真ん中がお母さんのジャセンテゥ。

あともう一人ティエルノという男の子がいるのですが、現在、彼は別の家で爆睡中。





彼らはおみやげをくれました。

カナダといえば、やはりメイプルシロップ。


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ジャセンテゥからはずいぶん前にカウチリクエストをもらっていたのですが、

ちょうどその期間中にキティも私の家にやってくることになりました。

私はキティにかかりっきりになっていたので、ジャセンテゥたちと行動を共にすることはついにありませんでした。


しかし幸いなことに、ジャセンテゥは以前、日本で暮らしたことがあります。

日本語もある程度できるので、彼女たちだけで行動することになんの問題もありません。

カナダ人親子は、私の家に荷物を置いたまま、出かけていきました。



京都観光を終え、私とキティが家に帰り着くと、ジャセンテゥからメールが届いていました。

彼女たちは今日、別のカウチサーファーと会っていたのです。



メールにはこう書いてありました。

「私たちは今夜、別のカウチサーファーの家に泊ることにしたわ。

 荷物は明日の昼ごろに取りに行きます。

 今夜は誰も邪魔ものはいないから、キティと楽しんでね」


いやいやいや、そんな急に予定を変えられても困るんですけど!

というのも、明日はキティと朝から伏見に行く予定だったからです。

月桂冠の酒蔵見学の予約も入れちゃってるし。



急いでジャセンテゥにメールを送ります。

「明日は出かける用事があるんだ。

 だから早朝か夜に荷物を取りに来てほしい」



「それは無理だわ。

 子供たちにはじゅうぶんな睡眠が必要なの。

 そんなに朝早くには行けないわ。

 それに、明日は午後2時の電車に乗らなきゃならないし」


なんということだ。

ということは、明日は昼過ぎまで外出できないということか。



それを聞いたキティは激怒しました。

しかし、どうすることもできません。

結局、明日の伏見行きは取り止めとなりました。



翌日、ジャセンテゥ親子が荷物を取りに来ました。

最初は機嫌もよく、笑顔で話しかけていた彼女たちですが、キティの異変に気付いたようです。

黙々と荷造りをするようになりました。



キティは怒っています。

彼女たちのおかげで、今日の伏見行きがパーになったのですから。


ジャセンテゥがおそるおそるキティに話しかけます。

「京都にはあと何日いるの?」

「今日が最後の日だったのよっ!」


それきりジャセンテゥは黙ってしまいました。


その後も険悪な雰囲気は続き、私もジャセンテゥも顔が引きつっています。


そして、事態はさらに悪化することに。


なんと、キティが大粒の涙をポロポロと流し始めたのです。


いったいどうすればいいんだ・・・



荷造りを終えたジャセンテゥは、そそくさと逃げるように出て行きました。


後に残されたのは私と、情緒不安定なキティのみ。

さあ、今日は大変な一日になりそうだ。

いったいどうやってキティの機嫌をなだめようか。



ふた組のカウチサーファーを同時に泊めるのはにぎやかで楽しいのですが、

スケジュール調整をうまくやらないと、こんな失敗も起こりえます。


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煩悩を捨てなさい

パトリック(カナダ)とカウチサーフィン(CouchSurfing)




カナダ人のパトリックは、仏教の真髄や禅に興味があるらしい。

お寺に泊りこんで修業したり、禅問答の本を読んで

「真の空をつかむにはどうすればいいか」

「いったいいつになったら私は無我の境地に到達することができるのであろうか」

みたいなことを考えている。


瞑想も毎日欠かさず行い、すっかり彼の生活の一部となっている。

もちろん私の部屋にいる時でも彼の生活スケジュールは変わらない。


朝は夜が明ける前に起きだして、瞑想。

朝食後も、瞑想。

夜寝る前にも、瞑想。


それも10分や30分ではない。

数時間単位で行うのだ。


ある時、あまりに長い間、パトリックの部屋から物音ひとつ聞こえてこなかったので、

「きっと居眠りしてるんだな。カゼひかないように毛布でもかけてやろう」

と思って様子を見に行ったら、まだ瞑想していた。

いったい一日何時間瞑想したら気がすむんじゃ!



本職のお坊さんでもパトリックほど瞑想したりはしないと思うのだが、

そんなに長い間正座していて、足がしびれたりはしないのだろうか。


実は彼には秘密兵器があるのだ。






ジャジャーン!

これがパトリックの「マイ 正座イス」

なんと組み立て式で、持ち運びが簡単にできるようになっているのだ。

彼はこのイスとともに世界中を旅している。

何時間も部屋にこもって瞑想してるんなら、旅行している意味ないじゃん。

とツッコミたくなる。


「へえー、こんなイス売ってたんだ。知らなかったよ」

「いや、これは俺が自分で作ったんだ。どうだ。なかなかいいだろ」


自分で正座用のイスまで作ってしまうとは。

どんだけ瞑想が好きやねん。


ここまでくると、もう「瞑想オタク」だな。


さて、このイスを実際にどうやって使うのかといいますと、





こんな感じ。

これでどんなに長時間正座しても、足がしびれたりはしないのです。

いやー、すごいね、まったく。


でも、これって反則じゃね?

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狐の嫁入り(京都・東山花灯路2012)

エミリー(カナダ)、アーモウ(フランス)とCouchSurfing(カウチサーフィン):
狐の嫁入り(京都・東山花灯路2012)

CouchSurfing(エミリー、アーモウ、マーセラ、アンナ、私。京都・嵐山の竹林にて。)
(左から、エミリー、アーモウ、マーセラ、アンナ、私。京都・嵐山の竹林にて。)"


CouchSurfing(カウチサーフィン):エミリーとアーモウ。舞妓さんと。

現在、京都では「東山花灯路」という催しが開かれています。
その一環として、舞妓さんと記念撮影ができるというのがあります。

もちろん、エミリーとアーモウも舞妓さんと一緒に写真を撮りましたよ。


東山花灯路2012・舞妓
(舞妓さん)

舞妓さんとの記念撮影は、東山花灯路2012のメインアトラクションの一つです。


舞妓さんと私。

もちろん私も舞妓さんと一緒に記念撮影しました。


ねねの道

高台寺から丸山公園へ向かうねねの道では、
子供たちが「火の用心」を叫びながら練り歩いていました。


大学生のパフォーマンス。丸山公園

丸山公園では、大学生によるダンスパフォーマンスが繰り広げられていました。


大学生のダンスパフォーマンス。丸山公園。

狐の嫁入り

知恩院の前から「狐の嫁入り」の行列がスタートします。
こんなのやってたんですねー。
知りませんでした。


狐の嫁入りと人力車

狐のお嫁さんは人力車に乗って移動します。


狐の嫁入り(京都・東山花灯路2012)

この狐の嫁入りの行列の後を、カメラを構えた観光客がゾロゾロと追いかけていきます。
行列は動いているし、大勢の人ごみに遮られているし、なかなかうまく写真を撮ることができません。


狐の嫁入りの提灯
(狐の嫁入りの提灯)

この提灯を先頭に、狐の嫁入りの行列はしずしずと進んでいきます。
「ちりん、ちりん」
と鳴る鈴の音が、なんともいえない怪しさを醸し出しています。


狐の嫁入り・京都・東山花灯路2012

ライトアップされた高台寺

狐の嫁入りの行列を追い越してしまったので、
高台寺で時間をつぶして待っていました。

この東山花灯路の時期には、高台寺は夜間のライトアップが行われています。


狐の嫁入り

狐のお嫁さんはここで人力車を降り、歩いて高台寺へと向かいます。
お面をつけているため前が見えず、かなり歩きにくそうです。


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今回のカウチサーフィンはカップル。
エミリーはカナダ人。
アーモウはフランス人です。

二人がカウチサーフィンを利用するのは今回が初めて。
ちょっと緊張気味の様子。


アーモウの職業はコック。
専門はクレープとギャレ。
世界中のレストランを転々としているとか。

そんな彼は大きな包丁を購入していました。
日本製の包丁は外国でもかなり評価が高いそうです。

飛行機に大きな包丁を持ち込むのは気が引けるので、
アーモウは故郷に郵送していました。


ちょうど京都では東山花灯路という行事をやっていたので一緒に行きました。
二人とも喜んでくれたみたいですが、
一番はしゃいでいたのは私です。
狐の嫁入りなんて見たことがなかったので、なかなか楽しめました。


夕食は彼らがおごってくれました。


エミリーとアーモウは九州からフェリーに乗って韓国へと行く予定です。

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ヤバい薬

シ(カナダ)、ドリ(イスラエル)、クリス(イギリス)とCouchSurfing(カウチサーフィン)

CouchSurfing(カウチサーフィン):クリス、シ、ドリ。京都・嵐山の中ノ島橋にて。
(左からクリス、シ、ドリ。京都・嵐山の中ノ島橋にて。)

やけに寒いなと思ったら、雪が積もっていました。


梅の花。嵐山公園にて。
(梅の花。嵐山公園にて。)

せっかく梅の花が咲いて暖かくなってきたと思ったのに、また季節は冬に逆戻りしたようです。


マラリアの薬。
(マラリアの薬。)

ドリは私にマラリアの薬をくれました。
私はもうすぐ東南アジアに旅行に行くからです。

マラリアの薬というのはかなり強い副作用を伴うものなのですが、
この薬にはその恐れが少ないそうです。
その分値段もかなり高かったとか。


マラリアの薬の使用説明書。
(マラリアの薬の使用説明書。)

ドリはマラリアの薬と一緒に取り扱い説明書もくれたのですが、
これ、アラビア語で書かれているんですよね。

なんか怪しい。
本当にこれ飲んでも大丈夫なのかな。

それ以前の問題として、これは本当にマラリアの薬なんだろうか。
なんだか心配になってきた・・・

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東山花灯路・2012

シ(カナダ)、ドリ(イスラエル)とCouchSurfing(カウチサーフィン):京都・東山花灯路(2012)

祇園

雨で路面が濡れた祇園もまた風情があっていいものです。


CouchSurfing(カウチサーフィン):シとドリ。高台寺公園にて。
(シとドリ。高台寺公園にて。)

ドリは写真を撮る時はいつも変な顔をします。
イスラエル人というのはほんとに陽気な人種のようです。


ねねの道
(ねねの道)

円山公園
(円山公園)

芸舞妓の奉納舞踊・八坂神社
(芸舞妓の奉納舞踊・八坂神社)

芸舞妓の奉納舞踊・八坂神社

芸舞妓の奉納舞踊・八坂神社

八坂神社では芸舞妓による奉納舞踊が行われていました。
すでに人でいっぱいです。
少し時間に遅れてしまったので、あまりいい場所を確保することはできません。

普段はなかなか見ることのできない舞妓さん。
その踊りがタダで見れるのですから、これはお得です。

観光客はものすごーい勢いでシャッターを押していました。
まるで芸能人が離婚発表する時の記者会見会場のようです。


円山公園
(円山公園)

ライトアップされた知恩院

知恩院もライトアップされていました。
普段は入場料が無料のこのお寺も、今日はお金をとります。


粟田大燈呂・八岐大蛇

知恩院の前には何やら大きなオブジェが。
これは粟田神社のお祭りで巡航される粟田大燈呂だそうです。
この「八岐大蛇」は水を支配する龍神だとか。


粟田大燈呂・合槌稲荷

こちらは「合槌稲荷」というそうです。
きつねの親子なんですね。
にわとりかと思いました。


CouchSurfing(カウチサーフィン):粟田大燈呂・スサノオノミコト

これは「スサノオノミコト」。
シはこれを「盗賊」と呼んでいました。
確かにそっちの方がしっくりくる気がします。

ドリは相変わらず変な顔をしてますね。


八坂の塔(法観寺)

夜空に浮かぶ八坂の塔。


京都・東山花灯路・2012

この東山花灯路は今年で10周年になるそうです。
知りませんでした。

京都に住んで20年になろうかというのに、この東山花灯路に来たのはこれが初めてです。
いったい今まで何をやってたんだろう。

カウチサーフィンをやってなかったら、おそらく一生知ることはなかったでしょう。

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シ(カナダ)とドリ(イスラエル)

シ(Thy)(カナダ)とドリ(Dori)(イスラエル)とCouchSurfing(カウチサーフィン)

CouchSurfing(カウチサーフィン):シとドリとボブ。焼き鳥屋にて。
(シとドリとボブ。焼き鳥屋にて。)

ベトナム系の両親を持つカナダ人のシはとても小柄な女の子。
イスラエル人のドリもイスラエル人にしては小さい方です。

彼らの間でたばこを吸っているのはハムスターのぬいぐるみのボブ。
なんともお茶目なカップルです。


揚げだし餅
(揚げだし餅)

本日一番人気があったメニューはなんといってもこの「揚げだし餅」。
お餅が苦手な外国人は多いのですが、なぜかこれは大好評。
彼らの趣向はよくわかりません。


いか納豆
(いか納豆)

予想通りこの「いか納豆」は大不評。
結局私が一人で全部食べる羽目に・・・


めざし
(めざし)

ビミョーだったのがこの「めざし」

「うん、おいしいよ。」
と言いながらも、誰も2匹目には箸をつけようとはしませんでした。


CouchSurfing(カウチサーフィン):ベト、私、シ、ドリ。焼き鳥屋さんにて。
(ベト、私、シ、ドリ。焼き鳥屋さんにて。)


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今回のカウチサーフィンはカップルです。
カナダ人のシとイスラエル人のドリ。

もともと彼らは一人で旅行していたのですが、
旅の途中、中国で出会いました。

すっかり意気投合した二人はそれ以来、ずっと一緒に旅を続けています。

シの両親の生まれ故郷であるベトナムをはじめとする東南アジア諸国を歴訪した後に
彼らは日本にやってきました。
この後は台湾や香港を訪問し、
さらにはドリの故郷であるイスラエルに向かうそうです。

旅先で恋に落ち、その後お互いの故郷を一緒に訪れる。
なんてロマンチックな話なんでしょうか。

なんだか無性に旅に出たくなってきました。
私と一緒に旅行してくれる女性はどこかにいないものでしょうか。
いや、きっと今度の東南アジア旅行では素敵な出会いが待っている(はず?)


それにしてもシはとても背が低くてかわいいです。
香港人カウチサーファー、キティもかなり背が低かったですが、シもキティに負けてはいません。

ベトナム人女性がこんなにもきれいだとは知りませんでした。
同じベトナム人でもベオとは大違いです。

(この人)
  ↓
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シとドリはカウチサーフィンの経験も豊富で、ヴァウチもたくさんもらっています。
今回のカウチサーフィンはなかなか楽しいものになりそうです。

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「次」はあるのか?

カウチサーフィン(カナダ、ステファン)

カウチサーフィン(カナダ、ステファン)、プロフィール写真より
(カウチサーフィンのステファンのプロフィール写真より)

カナダ人カウチサーファー、ステファンはスロースターターだ。
昼近くまで寝ている。

寝起きはボーッとしている彼だが、
親切にもチーズをはさんだパンを私のために焼いてくれた。

今日も嵐山周辺を自転車で回るらしい。
そういえば、昨日貸した自転車の鍵は、まだ返してもらってなかったっけ。

私の自転車をすっかり自分の物にしてしまっているステファン。
まあいいんですけどね。

昼前に出かけていった彼は、昼過ぎに帰ってきた。
早っ!

予定では、 「仁左衛門の湯」でのんびり湯船に浸かるはずだったのだが、
中に入れてもらえなかったらしい。
タトゥーのせいだ。

本来はやくざ者が温泉に入るのを防ぐために入れ墨の人の入浴禁止ルールが設定してあるはずだ。
ステファンのタトゥーはすねのところに小さく存在しているにすぎない。
人に威圧感を与えるものではない。

それなのに入浴禁止とは、少しオーバーな気がする。
これもルールだから仕方がないのかもしれないが。

ということで、私の家の風呂を貸してくれ、というステファン。
なんでも、彼は腰を痛めていて、
湯船にゆっくりと浸かって暖めてやる必要があるそうだ。

小一時間ほど入浴した後は昼寝。

しばらくして目が覚めた彼は、

「今日は誰か次のカウチサーファーが来るのか?」

と私に尋ねる。

どうやら、もう一泊私の家に泊まりたいようだ。

そんな彼の思惑はわかっていたのだが、あえて気づかないフリをした。
意地が悪いことはわかっている。
でも、私は疲れていたのだ。

マックスとデリアとの三日間は有意義なものだった。
だが、中身が濃すぎていささか疲れ切ってしまったのだ。
私には休養が必要だ。

ごめん、ステファン。
予定通り、今日でおしまい、ということにしておくれ。


そんな私の意図を察したのか、彼は荷物をバックパックに詰め始めた。

そして雨の中、再び祇園のホステルへと旅立っていった。

今回のカウチサーフィンは、なんとも中途半端なものに終わってしまった。
やはり一泊だけというのは短すぎる。
ほんとに仲良くなるには、2、3泊は欲しいところだ。

ステファンはけっして悪いカウチサーファーではない。
ただ、今回は縁がなかった、としか言いようがない。

彼は京都がとても気にいったために、
予定を延長して滞在していた。

そんな彼を追い出す形になってしまったのは、とても心苦しい。
なんとか罪滅ぼしをしたかったのだが、なかなか妙案が思い浮かばなかった。

仕方なく、かきピー(わさび味)を一袋あげた。
これで許しておくれ、ステファン。



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さよならメラニー

カウチサーフィンって判断が難しい。
カナダ人カウチサーファー、メラニーは、実にとらえどころのない娘だった。

カウチサーフィン(カナダ、メラニー)と私

ついにメラニーが旅立つことになった。
朝からパッキングをしている。
不機嫌な表情で。

どうやら河原町や新京極でショッピングをしすぎて、キャリーバッグに荷物が収まりきらないらしい。
しっかりしてるんだか、抜けてるんだか、よくわからない娘だ。

というわけで、新しいかばんを買いに行きたいという。
どうやら、私も一緒に買い物に付き合え、ということらしい。
こういうときだけ、彼女はとびっきりの笑顔を私に向ける。

残念ながら、次のカウチサーファーがもうすぐ来ることになっている。
一緒に行くことはできないよ。
ごめん、メラニー。


ちなみに、メラニーはお土産をくれた。

カウチサーフィン(カナダ、メラニー)、お土産、鳩サブレ

カウチサーフィン(カナダ、メラニー)、お土産、メイプルシロップ

鎌倉で買った、「鳩サブレ」と、カナダから持ってきたメイプルシロップだ。


新しいかばんを入手して、なんとか荷物を詰め込んだメラニー。
あまりに重そうだったので、駅まで荷物を運んであげることにした。

いよいよ、バスが出発する。
最後にメラニーはハグをしてくれた。

4泊5日か。
なんだかんだいって、長いことうちに泊まってたんだな。
またまた情が移ってしまったらしい。
けっこう悲しいぞ。

メラニーと再会することはあるのだろうか。
中南米の、コロンビアやホンジュラスのコーヒー農園で会えたらいいな。

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バリスタ

カウチサーフィンを通じて、自分一人では知りえない世界を知ることができました。
カナダ人カウチサーファー、メラニーはコーヒーショップのマネージャー。

カウチサーフィン(長岡天神、私)、コーヒーショップ

中南米にコーヒー豆の買い付けにも頻繁に行っています。
グアテマラで会った日本人バイヤーから、京都の長岡天神にあるコーヒーショップの話を聞き、ぜひとも行って見たいとのこと。

せっかく京都に観光に来たのにコーヒー?
まあいいか。
これも経験の一つだ。

というわけで行ってきました。
コーヒーのことなんかまるでわからない私。
こういう豆を売っているお店が存在することすら知りませんでした。

カウチサーフィン(カナダ、メラニー)、コーヒーショップ

いくつかのコーヒーをテイスティングするメラニー。
いろいろとコーヒー業界のことを説明してくれましたが、
私にはなんのことやらさっぱり理解できませんでした。

カウチサーフィン(私)、コーヒーショップにて。

メラニーに勧められて、アイスのコーヒーを試してみます。

・・・

残念ながら、私には普通のコーヒーとの違いはわかりませんでした。

カウチサーフィン(カナダ、メラニー)、長岡天神のコーヒーショップ

メラニーはコーヒーショップの店員さんとなにやら話し込んで、すっかり盛り上がっています。
なんだか寂しいぞ。
俺の相手もしてくれよ、メラニー。

今日の収穫:
コーヒー業界にはバリスタと呼ばれる人がいる。
ワインのソムリエのようなものらしい。


長岡天神を後にした我々は、仁和寺へと向かいました。

カウチサーフィン(私)、仁和寺

ここの庭園をメラニーはえらく気にいったようです。
連れてきたかいがありました。

この後、竜安寺へも行ったのですが、メラニーは仁和寺の方が断然いいといいます。
私もそんな気がしてきました。

世間一般では竜安寺の石庭の方が有名なんですけどね。


まだ昼食をとっていなかったので、「くら寿司」で遅い昼食にしました。
メラニーと一緒にいると、恐ろしい勢いでお金が減っていきます。
キャリアウーマンのメラニーはお金をたっぷり持ってるからいいんだろうけど、
私は正直言ってつらい・・・。


竜安寺の次は大徳寺へ。

カウチサーフィン(大徳寺)

カウチサーファーと大徳寺を訪れるのはこれが初めてです。
あいにく、もう時間が遅かったので、お寺は閉まっていました。
思っていた以上に敷地が広くてびっくりしました。


大徳寺には入れないので、仕方なく今宮神社へ。

カウチサーフィン(カナダ、メラニー)、今宮神社

ここの名物の「おもかる石」を探したのですが見つかりませんでした。
もう時間が遅かったので片づけてしまったのでしょう。
残念です。

それにしてもメラニーは貫録があります。
だてにお店を3件も任されてはいません。
歩く姿には迷いというものがありません。

カウチサーフィン(今宮神社のあぶり餅)

今宮神社といえば、これ。
「あぶり餅」。

もちろん、もう閉まっていて食べれませんでしたが。
次回、別のカウチサーファーと来ようと思います。


今宮神社を後にした我々は、鞍馬温泉へと向かいます。
なんてハードスケジュールなんだ。

鞍馬温泉に到着したのは夜の8時過ぎ。
最終の送迎バスは8時50分です。
あわただしく温泉に浸かる私とメラニー。

それでも、メラニーは温泉に満足してくれたようです。

帰りの叡山電車では、となりに座ったメラニーから石鹸のいい香りが漂ってきます。
そういえば、彼女と一緒に過ごす夜はこれが最後なんだなあ・・・。

またまた妄想タイムに入った私。

まるまる4日間もずっと一緒にいて、かなり打ち解けてきたんだし、
なにかハプニングでも起こらないかなあ・・・。

ドキドキ、そわそわしている私を尻目に、
メラニーはさっさとメイクを落としにかかってます。

バスルームから出てきた彼女は、完全なノーメイク、すっぴんぴんです。
色気のかけらもありゃしない。

どうやらメラニーは私のことを男とはみなしていないらしい。

お化粧を落とすと、恐ろしく不機嫌そうに見えるメラニー。
というわけで、最後の夜はあっけなく終わりましたとさ。
おしまい。

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無防備な女

カウチサーフィンは、お互いを信頼しなければ成り立たない。
だが、カナダ人カウチサーファー、メラニーは、あまりにもスキだらけだ。

カウチサーフィン(嵐山)

ゴールデンウィークまっただ中、しかも快晴。
当然ながら、嵐山は大混雑。
桂川にはたくさんのボートが浮かんでいました。

でも、メラニーが選んだ行き先は一味違います。
滋賀県の信楽にある、Miho Museumというところです。

カウチサーフィン(Miho Museum)

JRの石山駅からバスに揺られること小1時間。
恐ろしく辺鄙な山奥にMiho Museumは存在していました。

カウチサーフィン(カナダ、メラニー)、Miho Museumにて

Miho Museumのメインロビーでカメラを構えるメラニー。
なかなか様になってます。

カウチサーフィン(私)、Miho Museumにて

私も写真を撮ってもらいました。
博物館の中はとても開放的で、とても気持ちよかったです。

このMiho Museumはそんなに大きくありません。
特別展示の水墨画もなかなかよかったですが、それよりも世界各国の彫刻の方が興味をそそられました。
特にエジプトやメソポタミアの像がよかったです。

カウチサーフィン(Miho Museumのトンネル)

正面玄関から展示棟へは電気自動車で送迎してくれます。
この陸橋はさる外国の有名デザイナーが設計したとか。

カウチサーフィン(カナダ、メラニー)、Miho Museumの玄関

Miho Museumの正面玄関で写真を撮るメラニー。
それにしても足太いなあー。

帰りのバスでは座ることができず、かなり疲れました。

にもかかわらず、メラニーはショッピング。
女性のおしゃれにかけるエネルギーは凄い!
新京極や寺町商店街を2時間ほど歩きまわりました。

カウチサーフィン(カナダ、メラニー)、居酒屋「和民」にて。

居酒屋が大好きだと言うメラニーの希望で「和民」へ。
二人ともお酒が入っていたからか、かなり赤裸々な会話をしました。

彼女はボーイフレンドと初めて関係を持つ時には、お互いの交友歴を確かめ合うそうです。
Hをする前にそんな深刻な話題をするなんて、ムードもへったくれもないじゃないか、
と私が言うと、

「何を言ってるの?
 今の時代、きちんと相手の女性遍歴を確かめておかないと、危なくてSEXなんてとてもできないわ!」

それはそうなんですが・・・。
メラニーさんはドライなんですね。

私の女性関係は聞かないんですか?
興味ないですよね。
そんなの知っても仕方ないですもんね。


今日はMiho Museumの一か所だけしか訪れなかったのにもかかわらず、かなり疲れました。
その上、お酒も飲んだので、眠たさ倍増です。

ふと気がつくと、メラニーさんは爆睡しています。
電気は点けっぱなし、床には下着や洋服が散乱しています。

なんて無防備な!
襲ってくれと言わんばかりではないですか。

もちろんジェントルマンな私は、毛布をかけて、電気を消して、ドアも閉めておきましたよ。

テーマ : カウチサーフィン(Couch Surfing)
ジャンル : 旅行

カウチサーフィン(CouchSurfing)とは?

CouchSurfingKyoto

Author:CouchSurfingKyoto
.カウチサーフィン(CouchSurfing)とは。

日本に観光に来た外国人の宿として無償で自宅を提供し、国際交流を深めるというカウチサーフィン。

また、自分が海外に旅行に行く時には、現地の一般家庭に泊めてもらい、その土地に住む人々の生の暮らしを体験することだってできてしまいます。

ここは、そんなカウチサーフィンの日常をありのままにつづったブログです。

「カウチサーフィンは危険じゃないの?」
そんな危惧も理解できます。
たしかに事件やトラブルも起こっています。

なにかと日本人にはなじみにくいカウチサーフィン。

・登録の仕方がわからない
・詳しい使い方を知りたい
・評判が気になる

そんな人は、ぜひこのブログをチェックしてみてください。
きっと役に立つと思います。

最後に。

「カウチサーフィンを利用すれば、ホテル代が浮く」

私はこの考え方を否定しているわけではありません。
私もそのつもりでカウチサーフィンを始めましたから。

しかし、カウチサーフィンは単なる無料のホテルではありません。
現在、約8割のメンバーはカウチの提供をしていません。サーフのみです。

だって、泊める側にはメリットなんてなさそうですものね。

「自分の部屋で他人と一緒に寝るなんて考えられない」
「お世話したりするのってめんどくさそう」

時々私はこんな質問を受けることがあります。

「なぜホストは見知らぬ人を家に招き入れるのか?」

それはね、もちろん楽しいからですよ。

自己紹介
プロフィール


こんにちは。
京都でカウチサーフィン(CouchSurfing)のホストをしている、マサトという者です。
ときどきふらりと旅にも出ます。
もちろん、カウチサーフィンで!


(海外)
2011年、ユーレイル・グローバルパスが利用可能なヨーロッパ22カ国を全て旅しました。
それに加えて、イギリスと台湾も訪問。
もちろん、これら24カ国全ての国でカウチサーフィン(CouchSurfing)を利用。

2012年、東南アジア8カ国とオーストラリアを周遊。
ミャンマーを除く、8カ国でカウチサーフィンを利用しました。

2013年、香港、中国、マカオをカウチサーフィンを利用して旅行。 風水や太極拳、カンフーを堪能してきました。

2014年、侍の衣装を着て東ヨーロッパ20か国を旅行してきました。


(日本国内)
これまでに京都で329人(53カ国)のカウチサーファーをホストしてきました(2013年6月25日現在)。

もちろん、これからもどんどんカウチサーフィンを通じていろいろな国の人と会うつもりです。



カウチサーファーとしてのカウチサーフィン(CouchSurfing)の経験:


オーストリア、ベルギー、ブルガリア、クロアチア、チェコ共和国、デンマーク、フィンランド、フランス、ドイツ、ギリシャ、ハンガリー、アイルランド、イタリア、ルクセンブルグ、オランダ、ノルウェー、ポルトガル、ルーマニア、スロヴェニア、スペイン、スウェーデン、スイス、イギリス、台湾

シンガポール、インドネシア、オーストラリア、マレーシア、タイ、ミャンマー、ラオス、カンボジア、ベトナム

香港、中国、マカオ

スロヴァキア、ポーランド、リトアニア、ラトヴィア、エストニア、ベラルーシ、ウクライナ、モルドヴァ、沿ドニエストル共和国、ルーマニア、セルビア、マケドニア、アルバニア、コソヴォ、モンテネグロ、クロアチア、ボスニア・ヘルツェゴヴィナ、リヒテンシュタイン


ホストとしてのカウチサーフィン(CouchSurfing)の経験:


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