カウチサーフィン(CouchSurfing)と愉快な仲間たち

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KGBとカウチサーフィン

ブログの更新をサボっているのがバレてしまいますが、葵祭に行ってきました。









葵祭と言えば、京都三大祭りの一つ。

日本でも有数の大きなお祭りですが、実は外国人のウケはあまりよくありません。

「これぞニッポン」といった伝統的な衣装を着た豪華な行列を間近で見ることができるのですから、

外国人観光客はさぞかし感動するかと思いきや、リアクションはいまいち。

最初のうちこそ、「オォーッ!」と叫んでいるのですが、そのうちテンションが下がってきます。

まだ行列が目の前を歩いているというのに、写真を撮るのをやめ、カメラをしまってしまいました。


これは葵祭に限ったことではありません。

時代祭や鞍馬の火祭もそうでした。

どうも彼らは、行列がただダラダラと歩いているだけだと、飽きてしまうようなのです。


もちろん個人差はあります。

「葵祭、最高!感動したっ!」という外国人も大勢いるでしょう。

もしかしたら、私の解説がマズいのかもしれません。


当初の予定では京都御所から下賀茂神社まで行列を追いかけるつもりだったのですが、彼らはすでに興味を失ってしまったみたいですね。




写真左はイーシャン。台湾人の彼女はここ数日、私の家に泊まっています。

古き良きアジア人女性と、進取的な欧米人女性の両方の良さをあわせ持った、とても魅力的な女の子です。


右側はマリア。ロシア人です。

彼女はホテルに宿泊しているのですが、地元の人間と京都を歩いてみたかったようで、私にメッセージを送ってきました。


私はロシアをはじめとする旧東側諸国の人はみんな、英語が苦手なんだというイメージを持っていました。

しかし、このマリアはとても流暢な英語を話します。ロシア訛りのようなものはありません。

そこで、銀閣寺から哲学の道を歩いて下りながら、私たちはいろんな話をしました。


(銀閣寺にて)

マリアのカウチサーフィンのプロフィールには、「士官学校卒業」と書いてあったので、そのことについて聞いてみました。

ロシアの軍人と話をする機会なんてそうそうないですからね。

なにか機密情報も聞けちゃうかも!


しかし、マリアはなんだか言いにくそうにしています。

あれ?なにかマズい質問したかな?


「あなたたちを怖がらせたくなかったから士官学校って書いたんだけど、ほんとはそうじゃないのよ」

実は彼女は軍人ではなく、情報機関の人間だったのです。

そう、いわゆる「KGB」です。


えええええ!!!!!

それって、ある意味、ロシア軍人よりすごいぞ。


イーシャンも驚いています。

「そうとは知らずになれなれしく口をきいてしまいました。数々の無礼をお許しください~~~。どうか命だけは~~~」

ちょっとおおげさだな。



マリアは士官学校ではなく、諜報員を養成する学校を卒業しました。

その時の写真を見せてもらいましたが、パリッとした制服に身を包んだ彼女は、今とはまるで別人です。

その冷たい目からはなんの感情も読み取ることができません。


ところが、今我々の目の前にいる女性はとても陽気で、冗談を言っては私たちを笑わせてくれます。

ロシア人というより、まるでアメリカ人です。



それに、彼女は一人で京都を歩くことさえできない人間なのです。

最初、彼女とは駅で待ち合わせしようとしたのですが、

「私すぐに道に迷っちゃうのよ。悪いけど私の泊まってるホテルまで迎えに来てくれない?」という始末。

確かKGBって敵地の奥深くに潜入するのが任務じゃなかったっけ?

方向音痴の工作員なんて、敵に捕まりまくりじゃんかよ。



また、マリアの体型はどう見ても鍛え抜かれたスパイのものではありません。

わずか20分ほど哲学の道を歩いただけでヒィヒィ言っているのです。

格闘戦になれば、小柄なイーシャンの方が余裕で勝つでしょう。


「こ、これでも射撃は得意なのよ・・・」

マリアの言い訳が虚しく響きます。



KGBといってもいろんな部署があります。

みんながみんな、銃や戦車でドンパチをやるわけではないのです。


マリアの専門は情報。

ドイツ語、フランス語、スペイン語・・・。なんと彼女は数ヶ国語を自在に操るといいます。



また、彼女の父親やお兄さんもKGBの諜報員でした。

彼女の家系は、先祖代々情報機関で働いてきたのです。

「スパイ一家」

うわあー、かっこいいー。



たとえ家族といえども、自分の仕事の話はできません。

同じKGBでも、部署が違えば機密を漏らすわけにはいかないからです。

だからお互いが今どんな作戦に従事しているのかわかりませんし、聞いてもいけないのです。



ある時、マリアのお父さんは3週間くらい家に帰ってきませんでした。家族には何も言わずに。

数週間ぶりに彼が家に帰って来た時、体中あざだらけ、傷だらけだったそうです。

にもかかわらず、家族の誰も

「今まで何も言わずに、いったいどこにどこに行ってたの?」

「その傷はどうしたの?」

とは聞かなかったそうです。


みんな何事もなかったかのように、いつもどおり夕食を食べたのだとか。


すげー、かっこよすぎる。




マリアが他の部署に配置換えになった際、転属先の新しい上司から、

「おお、君があの「伝説の」〇〇〇の娘さんか」

と言われたそうです。


彼女のお父さんはKGB内でもかなり有名なスパイだったようですが、いまだにマリアはその「伝説」の内容を知らされておりません。


なんか映画みたいだなー。




(法然院にて)

ここでおそらく疑問に思った人もいることでしょう。

「KGBのエージェントが身分を明かしてもいいのか?」


マリアはもうずいぶん前にKGBを退職しています。

彼女のお父さんもお兄さんも。



辞めた後も数年間、元エージェントはロシア国外に出ることは許可されません。

機密保持のためでしょう。



その数年間の軟禁状態が終了した時、マリアはこれからは自由に生きることを決意します。

それからは毎年、自分の誕生日はロシア国外で祝うことにしているのだとか。


「実は今日は私の誕生日なのよ。何かお祝いして!」



晴れて自由の身となった彼女ですが、「元KGB」という肩書は一生ついてまわります。

彼女は事情があって宿泊先のホテルを変えたことがあるのですが、すぐに公安当局から照会がありました。

「貴君は宿泊先を変更したようだが、その理由はいかに?新しい滞在先からは飛行場の設備が見渡せるようだが、その場所を選んだ理由を明確に回答されたし」

また、国によっては入国を拒否される場合もあるのだとか。



そんなマリアは今、日本語に興味がある様子。

「マサトと知り合ったのも何かの縁だから、これからもスカイプで連絡を取りましょ。日本語を教えてね」


日本語をマスターして、いったい君は何をしようというんだ、マリア?

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テーマ : カウチサーフィン(Couch Surfing)
ジャンル : 旅行

セヴェリナ(ロシア)、バス(オランダ)、(オーストラリア)

セヴェリナ(ロシア)とバス(オランダ)・(オーストラリア)とカウチサーフィン

カウチサーフィン(セヴェリナ、ロシア)、(バス、オランダ)、(オーストラリア)


先入観念とはいかに恐ろしいものか。
今回のカウチサーフィンではその事をいやというほど思い知らされた。


最初にセヴェリナからカウチリクエストをもらったとき、
私はセヴェリナは男性の方だと思っていた。

彼らのカウチサーフィンのプロフィールには写真が一枚しかなく、
その写真には男性と女性の二人が写っていた。

セヴェリナのプロフィールにはロシアで生まれ育った、とあったので、
てっきり白人男性の方がセヴェリナだと思ったのだ。



だが違った。
セヴェリナは黒人女性の方だった。

彼女の両親はアフリカのケニア出身。
その後ロシアに渡り、セヴェリナはそこで生まれ、暮らした。


白人男性の名はバス。
彼はオランダ人だ。

そして現在、二人はオーストラリアのシドニーで暮らしている。



その事実関係を知った後も、私の思い込みを修正するのは容易ではなかった。

黒人女性=ロシア人

どうしてもこの関係がしっくりこない。


この私の先入観のせいで、セヴェリナには不愉快な思いをさせてしまったかもしれない。



一緒に夕食をした時のことだ。
メニューにストロガノフがあったので、つい、バスに向かって

「バス、君向けのロシア料理があるよ」

と言ってしまったのだ。


ロシア人はセヴェリナの方なのに・・・



私は、自分自身のことを人種差別などしない人間だと思っていた。
だが、今回のカウチサーフィンでは、いろいろと考えさせられることが多かった。
私の思考パターンの節々に、黒人を特別視している傾向が見受けられるのだ。


セヴェリナはとても美人で、頭もいい。
黒人にありがちな、独特の体臭も彼女からは感じられない。

そのことに対する私の正直な感想は、

「おっ! 黒人の割には・・・」

というものだった。



カウチサーフィンを始める前は、私は外国人と接したことはほとんどなかった。
周りには日本人しかいなかった。

もちろん日本国内にもさまざまな問題は存在する。
アイヌ民族や在日朝鮮人など。

でも、それらは自分には関係の無い、遠い世界の話だと思ってきた。



カウチサーフィンを始めて、世界各国の人と知り合うようになってから思うのは、

「この世界には実に多様な人間が存在するんだな」

ということだ。



中には、日本の常識がまったく通じない人もいて、
不愉快な思いもした。

逆に、私が相手に失礼な振る舞いをしたこともあったかもしれない。


でも、そういう点もすべてひっくるめて、カウチサーフィンは面白いと思う。



これまでは主に欧米からのカウチリクエストが多かった。
最近では、東南アジアのカウチサーファーからもカウチリクエストが届くようになった。
もっといろいろな国の人と知り合いたい。
アフリカとか。



話を今回のカウチサーフィンに戻そう。


セヴェリナとバスからのカウチリクエストはシンプルなものだった。
「コピペっぽいな」
というのが私の第一印象だ。

彼らのカウチサーフィンのプロフィール欄もそっけない。

正直言って、あまり彼らに期待していなかった。



だが、実際に会ってみると、意外に彼らはいい人たちだ。

とてもおだやかな性格で、それでいて会話も弾む。
彼らの英語もとても理解しやすい。


セヴェリナとバスとは2回、一緒に夕食を食べたのだが、
2回とも彼らが支払いをもってくれた。

思えば、こういう律儀なカウチサーファーは久しぶりだ。


彼らはオーストラリアのシドニーに住んでいる。
近いうちに彼らと再会できたらいいな。

テーマ : カウチサーフィン(Couch Surfing)
ジャンル : 旅行

手加減してあげてるのよ。感謝することね。

カウチサーフィンを本当に楽しむには、
やはり英語ができるにこしたことはない。

カウチサーフィン(ロシア・モスクワ、ドミトリと私)、トトロ。

でも、私は英語が堪能ではない。
カウチサーファー達ともっと語り合いたい。
私はいつもフラストレーションを抱えながら彼らと接している。

カウチサーファーとうまくコミュニケーションが取れなかった日は、
家に帰ってから英語の猛勉強をしている。
「今度こそは もっとしゃべろう」

でも、英会話ってなかなか上達しないものですよね。
一朝一夕では仕上がらない。

カウチサーフィン(モスクワ・ロシア、ロニとドミトリ)、知恩院にて。

二年坂のジブリのお店で買い物をしたり、
円山公園でイカ焼きを食べたりしたため、
もう夕暮れ時になってしまいました。

知恩院もすでに閉まっていて入れません。
結局、金閣寺にも京都御所にもいけませんでした。

それでもロニはご機嫌っ♪
さんざん悩んだ挙句にトトロのキーホルダーを買ったからです。

カウチサーフィン(ロシア・モスクワ、ロニ)、団子。

出町柳ではお団子を食べました。
うまく食べることができずに苦戦している様子を見かねて、
お店の人がフォークをくれました。

「団子をフォークで食べてるようじゃ、まだまだ甘いな。
 お前たちに日本文化を極めることなんて無理だ。
 がはははっ!」

と笑ってやりました。

口のまわりを団子のタレで汚した二人は悔しそうにしていました。

カウチサーフィン(ロシア・モスクワ、ロニとドミトリ)、叡山電車にて。

叡山電車に乗って、いざ、鞍馬温泉へ。

カメラを向けると、いつもポーズをとってくれる明るいロシア人たち。
私は、そんな彼らが大好きです。

カウチサーフィン(モスクワ・ロシア、ドミトリ)、鞍馬温泉にて。

温泉初体験のドミトリ。
「おーっ」とか、「あーっ」とかうめきながら湯船に浸かっていました。

鞍馬温泉の男湯には私たち二人しかいません。
思う存分会話を楽しみました。

私の英語力でも、この二人とはかなりコミュニケーションがとれてます。

「俺の英語力もかなりアップしたなあ」

と思っていたら、ドミトリの口から衝撃の言葉が。

「なんだ、気づいてなかったのか。
 俺たちはわざとゆっくりしゃっべってるんだぜ。
 特にロニ。
 あいつはアメリカに住んでたから、普段はもっと早口で英語をしゃべるんだぞ」

ロンリープラネットには、こう書いてあるそうです。

「一般に、日本人は英語が下手。
 だから、極力ゆっくりと、ハッキリと話すべし」

日本人よ、立ち上がれ。
やつらに勝手な事を言わせておくわけにはいかんっ!

絶対に英語ペラペラになって、
ネイティブをペッシャンコにしてやるぞ。

カウチサーフィン(モスクワ・ロシア、ドミトリ)、鞍馬温泉。

私の内心ではメラメラと炎が燃えさかっている事も知らずに、
風呂上がりのすっきりとした表情のドミトリ。

カウチサーフィン(ロシア・モスクワ、ロニとドミトリ)、叡山電車にて。

鞍馬温泉からの帰りの叡山電車内では三人とも爆睡しました。
今日も疲れたーっ。

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キティと桜と清水寺

カウチサーフィンが楽しいものになるか、それともつまらないものになるか。
それはやはり、カウチサーファー次第です。

カウチサーフィン(ロシア・モスクワ、ロニ)、清水寺にて。

ロシアのモスクワからやってきたカウチサーファー、ロニとドミトリはとてもフレンドリーです。
私のイメージでは、ロシア人というのは暗くて、ボソボソとしゃべるものだったのですが、彼らは違います。
底抜けに明るい!
特にロニはずっと興奮しっぱなしです。
日本の文化をこよなく愛す彼女にとって、
目に映る物すべてがまぶしく見えるようです。

「Japan,Japan,Japan!」

これが彼女の口ぐせです。

三十三間堂の後は清水寺へ。
途中で舞妓さんを見つけた二人は、走って追いかけて行きました。

清水寺では、とくに桜と絵馬が気に入ったようです。
あちこち走り回って写真を撮っています。

何か日本的な物を見つけては

「これは何?」

と質問してきます。
でも、満足に答えることができない私。
日常英会話もままならないのに、仏教の真髄や禅の心なんて説明できるかっ!

カウチサーフィン(モスクワ・ロシア、ロニとドミトリ)、清水寺の音羽の滝にて。

見てください、このスマイル!
なんてさわやかなカップルなんだ。
ちくしょう、ケンカして別れてしまえ。

それとなくドミトリに

「日本の女の子はどうだい?
 かわいいだろう?
 なんなら いい娘 紹介しまっせ、お兄さん。ヘッヘッヘッ。」

って言ったら、

「いらん!」

ってさ。
つまらん。

カウチサーフィン(ロニとドミトリと私。ロシア・モスクワ)、清水寺にて。

日本人が写真を撮るとき、
「ピース」のポーズをしているのを見て不思議がる二人。
そうか、これは日本特有のものだったんだ。

さっそく写真を撮る時に「ピース」のポーズを試していました。
笑いながら。

そうこうしているうちに、時間は過ぎていきます。
どうやら、金閣寺に行く時間はなさそうです。

予定を変更して、京都御所に行く事にしました。
が、みやげもの屋で珍しい物を見つけては大はしゃぎする二人。
特にお気に入りは「ハローキティ」グッズ。
いちいち手にとっては

「かわいいっ!これ欲しいっ!」

と言ってます。
彼女はロシアでも猫グッズを集めているそうです。
女の子というのは世界共通ですね。

お店からなかなか出ようとしない二人。
あのー、時間ないんですけど。
日が暮れちゃいますよ。

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カウチサーフィングじゃないよ

カウチサーフィンのバッジをさらに6個ももらった。
ロシアから来たカウチサーファー、ロニとドミトリからのプレゼントだ。

カウチサーフィン(ロシア・モスクワ、ロニとドミトリ)、カウチサーフィングのバッジ

インターネットを見ていると、たまに「カウチサーフィング」って書いてある。
正しくは「カウチサーフィン」だよね?
まあ、どっちでもいいか。

ロニとドミトリはさらに贈り物をくれた。
ロシアのチョコレートだ。

カウチサーフィン(モスクワ・ロシア、ドミトリとロニ)、お土産。

すごい!全部ロシア語で書いてあるっ!

甘いものが大好きな私はさっそく食べることにした。
最初の一口を食べた感想は、正直言って、あまり良くなかった。
日本のチョコレートとは違って、独特のクセがあるのだ。

だが、だんだんとこの味に慣れるにつれ、このお菓子の虜になってしまった。
もう日本のチョコなんて食べれないくらいだ。
ありがとう、ロニ、ドミトリ。

彼らは予定では、今日は奈良を観光しているはずだ。
そして今夜、広島へ向かう。
かなりの強行軍。

日本を楽しんでね。

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日本は終わってるのよっ!

カウチサーフィンとは、外国人の視点から日本を捉えなおすには絶好の機会だ。
日本にいるとなかなか見えないことも、カウチサーファーの口からいろいろと聞くことができる。
ロシアのモスクワからやって来たカウチサーファー、ロニとドミトリからも、実に多くのことを学んだ。

カウチサーフィン(モスクワ・ロシア、ロニ)、伏見稲荷大社にて。

今日は朝の6時に起きた。
昨夜は遅くまで彼らと祇園や先斗町をウロウロしていたので、眠い。しんどい。

それでも、彼らはハイテンションだ。
特にロニ。

「ジャパン!、ジャパン!!、ジャパンッ!!!」

と、勝手に日本の歌を作って歌っている。
飛び跳ねている。

カウチサーフィン(モスクワ・ロシア、ロニとドミトリ)、伏見稲荷の竹林にて。

伏見稲荷というと、たくさんの鳥居が有名だが、
以外にも、大きな竹林があったりもする。
この山は実に広大な敷地を持っているのだ。

カウチサーフィン(モスクワ・ロシア)、ロニとドミトリ。

伏見稲荷の名物の鳥居には目もくれずに山道を歩く私たち三人。

「こんな山道を歩いていないで、さっさと金閣寺とか二条城に行こうよ」

そんな私の提案はあっさりと却下された。
彼らに言わせると、「いかにも観光地」といったところに行ったところで、
本当のジャパンを知る事は出来ないのだそうだ。

カウチサーフィン(モスクワ・ロシア)、ドミトリ。伏見稲荷にて。

とか言いながら、ちゃっかり鳥居の前でポーズを決めるドミトリ。

伏見稲荷の次は、三十三間堂へ。
平日だというのに、京都駅のバスターミナルには長蛇の列が。
日本人というのはなんて暇な民族なんだ。

カウチサーフィン(モスクワ・ロシア)、ロニとドミトリと私。三十三間堂にて。

私は三十三間堂を訪れるのはこれが初めて。
1001体もある観音像は圧巻でした。
写真を撮ることが禁止されているのが残念ですが。

ここでは、彼らの質問責めにあいました。
美術や宗教や歴史に疎い私は、満足に答えることができませんでした。
もっと勉強せねば。

カウチサーフィン(モスクワ・ロシア)、ロニとドミトリ。三十三間堂にて。

今日は天気も良く、桜も咲いていてご機嫌な我々三人。
みんな写真を撮りまくっていました。

それにしても仲の良いカップルです。

カウチサーフィン(ロシアのモスクワから。ドミトリとロニ)、三十三間堂にて。

なに手なんかつないじゃってんだよ。
なんか腹立ってきた。
別れろこの野郎。

カウチサーフィン(ロシアのモスクワから)、ドミトリ。三十三間堂のコカコーラのベンチにて。

実は彼らはこのベンチに大ウケしたのです。
何百年も前の古い建物の傍に、コカコーラのロゴが入ったベンチがあるのが不思議らしく、
しきりに写真を撮っては大笑いしていました。
そんなにおかしいかな。
どうも彼らとは笑いのセンスが異なるらしい。

カウチサーフィン(ロシアのモスクワから。ドミトリ)、三十三間堂にて。

一人で歩くドミトリ。
やった。ついに別れたか。

残念ながら、ロニは桜の写真を撮りに行ったとか。

ドミトリと二人きりになった私は、男同士、腹を割って深い話をしました。
なんと、彼らはこの旅行をするにあたって、両親や友達にウソをついてきたというのです。

彼らが日本に旅行に行く、というと、みんな猛反対したそうです。

「あなたたち正気?
 日本は放射能まみれで、もう終わってるのよ!」

いったい海外では、原発のニュースはどのように報道されてるんでしょうね。
なんだか空恐ろしくなってきました。

だから、彼らは中国を旅行していることになっているのです。

でも、そんなウソ、一発でバレるやん。
写真いっぱい撮ってるんやし。
お土産も買ってるし。

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好きなように踊りたいの

カウチサーフィンは、なにもホストすることだけが目的じゃない。
たとえ家に泊まらなくても、お茶したり、ガイドするだけでもいいのだ。

カウチサーフィン(ロシア・モスクワ、ロニとドミトリ)、銀閣寺の近くの土産物屋にて。

「一人の時間が欲しいので、今日は一人で京都を観光してきます。」

日本人のカウチサーファーのマキさんが私と遊んでくれないので、
今日は他のカウチサーファーと合う事にした。
ロシアのモスクワからやってきた、ロニとドミトリだ。

彼らは日本の文化に興味津々。
銀閣寺の近くで、さっそく、きゅうりの浅漬けを食べていた。

カウチサーフィン(ロシア・モスクワ、ロニとドミトリ)、銀閣寺にて。

彼らは哲学の道の近くのカウチサーファーの家にステイしている。
というわけで、まずは銀閣寺へ。

実は私は昨日もここに来ていたのです、マキさんと。
まあ、いいか。
私の目的は観光ではなく、いろんな人と会う事なのだから。

その後、彼らのリクエストで修学院離宮に行きました。
が、もちろんここに入るには事前の申し込みが必要です。
ぐるっとまわりを回ってさっさと引き揚げました。

安い日本料理が食べたい、というので、松屋で牛丼を食べました。
けっこう喜んでくれてよかったです。

カウチサーフィン(ロシア・モスクワ、ロニとドミトリ)、出町柳の鴨川河川敷にて。

出町柳の近くの河川敷で戯れるロニとドミトリ。
とてもにぎやかで、一緒にいて楽しいカップルです。

カウチサーフィン(ロシア・モスクワ、ロニとドミトリ)、下賀茂神社にて。

下賀茂神社にも行きました。
赤い鳥居がとても気にいったようです。

カウチサーフィン(ロシア・モスクワ、ロニとドミトリ)、下賀茂神社。

「ここで結婚式をあげたい!
 費用はいくらくらいかかるの?」

そんなの知らんがな。
でも、親切な私は巫女さんに尋ねましたよ。
基本料金は8万円。
それプラス、参列者一人につき350円。
意外と安いんですね。

とゆうか、本気でここで結婚式をあげるつもりか?
この二人ならやりかねん。

カウチサーフィン(ロシア・モスクワ、ロニとドミトリ)、先斗町の居酒屋にて。

「日本の酒が飲みたい。
 安くておいしいのがいい!」

そんな無茶振りされても・・・。
でも、ありました。
先斗町に。
日本酒が250円!
けっこう高級な居酒屋で!

カウチサーフィン(ロシア・モスクワ、ロニとドミトリ)、先斗町の居酒屋。

お酒がまわって、体も温まってきました。
でも、そろそろ帰らないと・・・。
マキさんには合鍵を渡していないので、あまり長居するわけにはいかないのです。
が、またしても彼らは無理難題を私にふっかけます。

「ゲイシャが見たい!」

というわけで祇園へ。
でも、残念ながら芸者には遭遇しませんでした。

カウチサーフィン(ロシア・モスクワ、ロニとドミトリ)、円山公園のしだれ桜。

ついでだから、円山公園のしだれ桜も見に行きましたよ。
満開とまではいきませんが、けっこう見ごたえがあります。
これにはかなり感激したようで、二人とも写真を撮りまくっていました。
こんなに喜んでくれると、ガイドのしがいがあります。

カウチサーフィン(ロシア・モスクワ、ロニとドミトリ)、カウチサーフィンのバッジとマトリョーシカ

ロニとドミトリはお土産をくれました。
ロシアといえば、これ。
マトリョーシカ。

そして、カウチサーフィンのバッジ。
あと、カウチサーフィンの名刺ももらいました。
なんでこんなの持ってるんだ、彼らは?
幹部か?

あっ、ちなみに、日本人カウチサーファーのマキさんも、今日は充実した1日だったようです。
天龍寺と鞍馬山、それと鞍馬温泉を満喫したそうです。

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意味不明

カウチサーフィンは、宿の貸し借りだけの活動ではない。
ある種のSNSのような役割も果たしている。

カウチサーフィン(ロシア、ノボシビルスク)、キリル。

ロシア人のキリルとはたまにメールのやり取りをする。
キリルは国際関係の学校に通っている。
専門は日本だ。

寿司と忍者をこよなく愛す、そんな彼が私は好きだ。
カウチサーフィンをやっている外国人の中には日本が好きな人も多い。
そういう人を見ると、やはりうれしいものだ。

彼は当面日本にやって来る予定はないらしい。
でも、日本語を使いたくて仕方がないようだ。
そこで、カウチサーフィンのサイトを利用しているというわけだ。

カウチサーフィンをこういう風に使うのもありかな、と思う。

というわけで、キリルはよく日本語でメールを送って来る。
それがまた意味不明なのだ。

「風が、私は私の魂彼に与えた。」

これ、意味わかります?

カウチサーフィンは異文化交流の場。
できるだけ私も彼の日本語の学習に協力したい。
でも、どこをどう教えればよいのか、途方にくれてしまう。

しかも、彼は英語が日本語よりも苦手。
じゃあ、いったいどうやってコミュニケーションをとればいいんだよ!


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カウチサーフィン(CouchSurfing)とは?

CouchSurfingKyoto

Author:CouchSurfingKyoto
.カウチサーフィン(CouchSurfing)とは。

日本に観光に来た外国人の宿として無償で自宅を提供し、国際交流を深めるというカウチサーフィン。

また、自分が海外に旅行に行く時には、現地の一般家庭に泊めてもらい、その土地に住む人々の生の暮らしを体験することだってできてしまいます。

ここは、そんなカウチサーフィンの日常をありのままにつづったブログです。

「カウチサーフィンは危険じゃないの?」
そんな危惧も理解できます。
たしかに事件やトラブルも起こっています。

なにかと日本人にはなじみにくいカウチサーフィン。

・登録の仕方がわからない
・詳しい使い方を知りたい
・評判が気になる

そんな人は、ぜひこのブログをチェックしてみてください。
きっと役に立つと思います。

最後に。

「カウチサーフィンを利用すれば、ホテル代が浮く」

私はこの考え方を否定しているわけではありません。
私もそのつもりでカウチサーフィンを始めましたから。

しかし、カウチサーフィンは単なる無料のホテルではありません。
現在、約8割のメンバーはカウチの提供をしていません。サーフのみです。

だって、泊める側にはメリットなんてなさそうですものね。

「自分の部屋で他人と一緒に寝るなんて考えられない」
「お世話したりするのってめんどくさそう」

時々私はこんな質問を受けることがあります。

「なぜホストは見知らぬ人を家に招き入れるのか?」

それはね、もちろん楽しいからですよ。

自己紹介
プロフィール


こんにちは。
京都でカウチサーフィン(CouchSurfing)のホストをしている、マサトという者です。
ときどきふらりと旅にも出ます。
もちろん、カウチサーフィンで!


(海外)
2011年、ユーレイル・グローバルパスが利用可能なヨーロッパ22カ国を全て旅しました。
それに加えて、イギリスと台湾も訪問。
もちろん、これら24カ国全ての国でカウチサーフィン(CouchSurfing)を利用。

2012年、東南アジア8カ国とオーストラリアを周遊。
ミャンマーを除く、8カ国でカウチサーフィンを利用しました。

2013年、香港、中国、マカオをカウチサーフィンを利用して旅行。 風水や太極拳、カンフーを堪能してきました。

2014年、侍の衣装を着て東ヨーロッパ20か国を旅行してきました。


(日本国内)
これまでに京都で329人(53カ国)のカウチサーファーをホストしてきました(2013年6月25日現在)。

もちろん、これからもどんどんカウチサーフィンを通じていろいろな国の人と会うつもりです。



カウチサーファーとしてのカウチサーフィン(CouchSurfing)の経験:


オーストリア、ベルギー、ブルガリア、クロアチア、チェコ共和国、デンマーク、フィンランド、フランス、ドイツ、ギリシャ、ハンガリー、アイルランド、イタリア、ルクセンブルグ、オランダ、ノルウェー、ポルトガル、ルーマニア、スロヴェニア、スペイン、スウェーデン、スイス、イギリス、台湾

シンガポール、インドネシア、オーストラリア、マレーシア、タイ、ミャンマー、ラオス、カンボジア、ベトナム

香港、中国、マカオ

スロヴァキア、ポーランド、リトアニア、ラトヴィア、エストニア、ベラルーシ、ウクライナ、モルドヴァ、沿ドニエストル共和国、ルーマニア、セルビア、マケドニア、アルバニア、コソヴォ、モンテネグロ、クロアチア、ボスニア・ヘルツェゴヴィナ、リヒテンシュタイン


ホストとしてのカウチサーフィン(CouchSurfing)の経験:


アイルランド、アメリカ、アルゼンチン、イギリス、イスラエル、イタリア、イラン、インド、インドネシア、ウクライナ、エストニア、オーストラリア、オーストリア、オランダ、カナダ、韓国、クロアチア、コロンビア、シンガポール、スイス、スウェーデン、スコットランド、スペイン、スロヴァキア、スロヴェニア、タイ、台湾、チェコ共和国、中国、チュニジア、チリ、デンマーク、ドイツ、トルコ、日本、ニューカレドニア、ニュージーランド、ノルウェー、ハンガリー、フィンランド、ブラジル、フランス、ベトナム、ベルギー、ポーランド、ポルトガル、香港、マダガスカル、マレーシア、メキシコ、モルドバ、リトアニア、ルーマニア、ロシア



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