マリアとソレ(浴衣で清水寺と伏見稲荷)

ついにやってきました、清水寺。
清水寺がこんなにも遠いとは。
普段ならどうということのない距離なのですが、今日は勝手が違います。
あまりの猛暑のためバテバテ。
それに加え、3人とも慣れない浴衣と着物、それに草履。
動きにくいったらありゃしません。

清水寺の境内には風鈴や短冊が飾られていました。
七夕祭りの準備でしょうか。
日本らしくていいですね。
マリアは熱心に写真を撮ってます。

物静かにたたずむソレ。
なかなか貫録があります。
着物姿も板についてきました。
後で聞いた話ですが、
帯の締め付けがきつすぎて、
ソレはろくに息ができない状態だったそうです。
彼女にとっての京都での着物体験が
いやな思い出にならなければいいんだけど・・・。

清水の舞台を背景に記念撮影。
あまりの暑さのせいか、
人影もまばらです。

清水寺観光を終え、
ホッと一息。
彼女たちがソフトクリームをおごってくれました。

カメラを向けると陽気にほほ笑んでくれるマリアとソレ。
この後、二年坂、三年坂を通って東大路通りへ向かいます。
そしていよいよ、
本日の最終目的地、伏見稲荷です。

この伏見稲荷でも、
マリアの厚顔無恥ぶりが発揮されました。
写真撮影のベストポジションを求めて、
あちこちウロウロとさすらいます。
彼女は特に千本鳥居が気にいったようで、熱心に写真を撮っています。
それはいいのですが、
このせまい通路の中、
マリアが写真撮影のためにたびたび立ち止まるものだから、
後ろには長い行列ができています。
後ろの人は、かなりイライラしていたことでしょう。
しかし、そんなことにはおかまいなく、
自分の気にいった写真が撮れるまで、
何度も何度もカメラを構えなおすマリア。
彼女の心臓は、いったい何でできているのでしょうか。
彼女はけっして非常識な人間ではないのですが、
ときどき私をハラハラさせる行動をとります。
ま、マリアのそんなところに惚れたんですけどね。

仲良しぶりを発揮するマリアとソレ。
二人はこの場所がえらく気にいったらしく、
何枚も写真を撮っていました。
いつもは私は蚊に刺されることはないのですが、
今日は浴衣に下駄。
スキだらけです。
蚊のかっこうの餌食になってしまいました。
早く写真撮影を終わらせてくれないかなあ。
何か所も蚊にかまれて、かゆくてしかたありません。
しかし彼女たちにとっては、
これが伏見稲荷を訪れる最後の機会かもしれません。
気の済むまで、思う存分、写真を撮らせてあげねば。
伏見稲荷大社はかなり巨大。
一つの山すべてが境内です。
しかし、体力と気力の限界に達していた我々は、
これ以上進むことは難しそうです。
途中でで引き返すことにしました。
それでも、「着物を着て、伏見稲荷の鳥居で記念撮影」
という目的は十分果たせたため、マリアもソレも満足そうです。
今思えば、
ペギーは偉大だった。
着物を着て、この伏見稲荷の全コースを制覇したのだから。
浴衣のレンタルショップで着物を脱いだソレとマリアは大はしゃぎ。
「やっと息ができる!」
「私、走れるわっ!」
着物と浴衣という呪縛から解放されて、
とてもうれしそうです。
でも、私はまだ浴衣と下駄のまま。
これはレンタルではないので、
家に帰るまでこの恰好です。
一人だけ浴衣姿っていうのも恥ずかしいものです。
テーマ : カウチサーフィン(Couch Surfing)
ジャンル : 旅行