アーロン(アメリカ)と瀬戸内寂聴

(左からアーロン(アメリカ)、私、ビビ(マレーシア)、マット(アメリカ))
今回のカウチサーフィンはアーロン。
アメリカのフィラデルフィア出身の19歳。
若っ!
今回の日本への旅行が、彼にとっての始めての海外旅行。
それなのにカウチサーフィンを利用するとは、なかなか彼も物好きだね。
友人の家に泊まったり、カウチサーフィンを使ったりして、結局ホテルには一銭も支払っていないそうだ。
彼はすでに京都では何日か過ごしていたのだが、
わざわざ九州から戻ってきた。
瀬戸内寂聴さんの講演を聞くためだ。
この瀬戸内寂聴さんの講演、京都・嵯峨嵐山の寂庵で開かれたらしいのだが、
事前の申し込み制になっている。
しかも、競争率はかなりの高倍率らしい。
日本人でもそんなのに興味を持っている人は少ない今日この頃、
アメリカ人の、しかも若干19歳の若者が尼僧の話に関心を持つとは・・・
やはりカウチサーフィンをしている人には普通ではない人が多いんですね。
私が待ち合わせ場所の嵐山駅に行くと、アーロンは日本人の女性とお話し中だった。
彼女とはアメリカで知り合ったらしい。
そして今日は一緒に瀬戸内寂聴さんの講演を聞きに行ったとか。
彼女はとても腰が低く、上品なしゃべり方をする。
英語も流暢に話す。
実はその女性、東大卒の女医さん。
アメリカに留学中にアーロンと知り合った。
そんな人がわざわざ東京から京都まで仏教の法話を聞きに来るのか。
世の中にはいろんな人がいるんだな。
このアーロン、大の日本好き。
日本に旅行に来るのが長年の夢だったとか。
日本語も熱心に勉強したらしく、ある程度の会話ならできる。
彼がたどたどしい日本語を話す時、とてもうれしそうな顔をしている。
よほど日本の文化が好きと見える。
アーロンは輪廻転生を信じているらしい。
「僕がこんなに日本の事が好きなのはきっと、
前世で日本人だったからだと思うんだ」
いやいやアーロン、現世でも君は立派な日本人だと思うぞ。
テーマ : カウチサーフィン(Couch Surfing)
ジャンル : 旅行