中国人とカウチサーフィンをするうえでの注意事項

今日も引き続き、中国人カウチサーファーのチェンと平安神宮に行ってきました。
神苑は有料なので、いつもならスルーするのですが、
さすがに桜の季節は600円払う価値もあるだろうと思い、
今回はふんぱつしました。
しかし、遅かった。
桜のピークは過ぎてしまっていたため、全体的に迫力に欠けます。
やはり何事もタイミングが大事だね。

たとえ桜がなくても、この池はいつ見ても美しい。
フェイスブックにアップした写真を見て、「天国みたい!」と言った外国人がいましたが、
あながち彼女の感覚は間違ってはいない。
だってここは「神苑」なのだから。
以前は飛び石を伝って、この池を横断することができたのですが、
現在は禁止されています
きっと、どこかのマヌケがバランスを崩して池に転落でもしたのでしょう。
また一つ、楽しいアトラクションが消えてしまった。

私のお気に入りはこの「泰平閣」
なんか中国っぽい雰囲気が好きです。
私がそう言うと、チェンは首をかしげてましたけど。

あいかわらず、どこかよそよそしいチェン。

泰平閣の内部。
この前来た時は人がいっぱいで、写真なんて撮れませんでしたが、
今日はガラガラ。



平安神宮では、期間限定で「桜みくじ」を販売しています。
普通のおみくじとはどこが違うのかというと・・・

ピンクのおみくじをみんなが結び付けていくので、まるで桜が咲いているよう。
本物の桜はもう散り始めていましたが、
桜みくじに関しては、シーズンの終盤に来る方が楽しめるかもしれません。

写真で見ると、とてもかわいらしいチェン。
うーん、でも、どこか冷たいんだよなあ。
もしかして俺、嫌われてるのか?
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CouchSurfingは難しい。
話題選びは慎重に!
チェンは身だしなみにおそろしく時間をかける。
何をしているのかは知らないが、朝晩1時間ずつ、洗面所に入ったきり出てこない。
もちろん、シャワーを浴びる時間はまた別にとってある。
美貌を維持するためには、それ相応の努力が必要ということなのだろうか。
きれいなお姉さんは大歓迎なのだが、一つ不満がある。
外へ出かける時はばっちりキメている彼女だが、
私の家の中にいる時はまるで別人のよう。
メガネをかけるだけでなく、頭にはヘンな物もかぶっている。
外にいる時はあんなにきれいだった女性のおもかげは、どこにもない。
なんなんだろう、この落差は。
チェンとは本や映画の話をよくした。
特に小説。
二人とも東野圭吾が好きだということがわかると、話は一気に盛り上がった。
彼女が言うには、日本の小説は心情の描写が絶妙にうまいのだとか。
中国の小説で、ここまで繊細に心の機微を描いている物はほとんどないとまで言った。
確かに、日本人ほど相手の気持ちをおもんぱかる民族は他にはいないと思う。
はたして中国には、「空気を読む」という概念があるのだろうか。
「イップ・マン」という映画の話もした。
この映画は、日本軍の統治下にあった中国が舞台だ。
必然的に、日本人は悪役となる。
映画のワンシーンで、日本の軍人たちが主人公の妻にちょっかいをかけようとする場面がある。
チェンは言う。
「当時の中国人女性は、怖くて外を歩くことができなかったのよ。
日本兵になにをされるかわからなかったから。
どうしても外出しなければならない時は、わざと汚い格好をしなければならなかったし、
顔だってすすや泥で汚してから出かけていたんだから。」
こういう話を聞くたびに思うことがある。
確かに日本軍はひどいことをしたかもしれない。
でも、それは日本軍に限ったことじゃないと思う。
戦争中はどこの国の軍隊だって悪いことをたくさんしてきたじゃないか。
欧米列強は植民地をいっぱい持っていたし、奴隷も酷使した。
文明や民族、国家を滅ぼした例だってある。
それなのに、なんで日本だけがいまだに責められなくちゃならないんだよ。
「あなたは何も反省していないのね。
日本がしたことはまったく次元が違うわ。
そんなこともわからないのなら、あなたと話しても無駄ね。
この話はここまでよ」
これまで中国や韓国のカウチサーファーとは、意識的にこういう話題を避けてきた。
楽しいはずの映画の話から、思わぬ展開となってしまった。
ところでチェン。
日本の支配下にあった中国の女性は、日本兵に目をつけられないように、わざと不細工な格好をしたという話だけど、
君が俺の家の中でオシャレな格好をしないのも、身を守るためなのかい?
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テーマ : カウチサーフィン(Couch Surfing)
ジャンル : 旅行