桜づくし

八坂神社

丸山公園といえば、お花見のメッカですが、
今年からブルー・シートの使用が禁止になりました。
景観を損ねるから、というのがその理由のようです。

年々やせ細っていく丸山公園のしだれ桜。
よかった、まだ生きてる。

知恩院前には観光バスが乗り付け、旅行客でいっぱいでした。
ここも桜で有名だったのだな。

そしてついに、本日のメインイベント、哲学の道にやってきました。
桜は満開で、まさに今が見ごろ。
これで天気さえよければ・・・

ピークシーズンということもあり、哲学の道は大混雑。
小川沿いの道はとても細いので、人混みの中を歩くのはひと苦労です。
立ち止まって写真を撮るのはもっと難しい。
みんな桜ばかり見て前を向いていないので、下手すると突き飛ばされて小川に落ちてしまいかねません。

今回のカウチサーフィンのゲストはアルゼンチンから。
右がミカエラ。真ん中がジェニファー。
二人とも美人でしょ。
この写真を見たジェニファーは、
「私の顔、大変なことになってる」
と苦笑していました。
ミカエラに比べて、肌の色が黒く見えませんか?
もともとジェニファーもミカエラのように白かったのです。
しかし、タイのビーチで日焼けした結果、こんがりときつね色になってしまったのだとか。
では、なぜミカエラは白いままなのか。
体調をくずしたミカエラは、ずっと屋内に閉じこもっていたからです。
せっかくタイのビーチまで行ったというのにもったいない。


急に冷え込んだせいか、ミカエラはさっきからずっとトイレのことを気にしています。
「ト、ト、ト、トイレはどこ?!」
哲学の道の途中にトイレなんてあったかな。
それに、いずれにしてもこの人ごみじゃあ、どうしようもないよ。
本来、哲学の道というのは、じっくりと考えごとをしながら歩く場所です。
ところがミカエラはずっとそわそわして、とても哲学に思いをはせるどころではなかったようです。
きっと、せっかくの桜も眼中になかったことでしょう。


この後、銀閣寺に寄ってから、河原町で寿司を食べました。
たまたま私たちのとなりには、黒人の男性が座っています。
一人で来ている彼はとても人懐っこく、しきりと私に話しかけてきました。
「わさびはどこにあるんだ?」
寿司の中にすでに埋め込まれているよ。
「こんなんじゃ全然足りねえ。もっと辛くなきゃ寿司じゃねえよ」
うるさい男だなあ、とは思いましたが、お店の人に言って、わさびを持ってきてもらいました。
黒人男性は狂喜して、わさびをベタベタと塗りたくります。
うわあ、辛そ~。
河原町三条にあるこの寿司店の中を見渡してみると、その男性以外にもたくさんの外国人の姿が見えます。
わざわざ日本にまで観光に来るぐらいなのですから、やはり本場の寿司を食べてみたい、という外国人は多いのでしょうね。
寿司は私の大好物なのですか、なんだかちょっぴりうれしくなりました。