カウチサーフィン(CouchSurfing)と愉快な仲間たち

目のやり場に困る (オデッサ、ウクライナ)

オデッサ(ウクライナ)でカウチサーフィン(CouchSurfing)


記念撮影と職務質問でかなり時間を食ってしまった。
列車はほぼ定刻に到着したから、オデッサの駅にはカウチサーフィンのホスト、サンベルが迎えに来てくれているはずだ。
彼を待たせてしまったか?

急いで駅舎に向かって歩いていると、

「マサト?」

と呼びかけられた。
どうやら彼がサンベルらしい。

カウチサーフィンのプロフィールで見るよりもなかなかの男前。

「いやあ、ごめん、ごめん。
 警察官に職務質問されちゃってさあ。
 ほら、これ見てよ。
 侍の刀に見えるだろ? 
 これのせいで警官に怪しまれたんだよ」

と弁解しても、

「それが彼らの仕事だからな。
 長旅で疲れただろ。
 荷物を持つよ」

とサンベル。
予想以上に親切な好青年だ。

彼とは日本を発つずいぶん前からFacebookで友達になっていたのだが、サンベルはあまりFacebookのヘビーユーザーではないらしい。
サンベルがカウチサーフィンを利用するのは今回が初めて。
CouchSurfingのプロフィール・ページもほとんど白紙で、顔が見えない。
彼について事前に得られる情報量が少なく、
「いったいどんな人なんだろう?」
と少し不安に思っていたのだが、取り越し苦労だったようだ。


「ここから君の家までは遠いのかい?」
「いや、車で来てるからすぐだ」

やったー。
重い荷物を持って歩かなくてすむ。

駅前に停めてあった彼の車を見て驚いた。





「BMWじゃないか!」
「中古の安物だけどね」

サンベルはそう謙遜するが、腐っても鯛だ。
ひょっとして俺はいいホストに拾われたのかもしれない。
今回の旅ではこれまでずっとホストに恵まれてきたのだが、正直言ってサンベルにはあまり期待していなかった。
だが、どうやらそれはうれしい誤算だったようだ。
そしてそのことはすぐに別の事実によって裏付けられた。

豪華な門をくぐり、広大な中庭に車を停めると、そこには風格を感じさせる建物がそびえていた。
共産主義時代、この土地を治める高級官僚用に建設されたものらしい。

天井がおそろしく高い。
必要以上に高い。
「電球を取り替える時はどうするんだろう?」
と余計な心配をしてしまうほどに高い。

「若造のくせにこんなに高そうな家で暮らしているのかよ」

内心、彼に嫉妬したのだが、家の中に入ってすぐにそれは憎悪に変わった。
サンベルの奥さんが私のために食事を用意して待っていてくれたのだが、これがまたとんでもない美人(しかも色っぽい)。
そして彼女の手料理も見るからにおいしそう。

BMWを乗りこなすイケメンで、
歴史のある豪邸に住み、
料理が上手でとびきり美人(しかも色っぽい)の奥さんを持つ男。

幸せいっぱい、ラブラブ・モードのこの二人の愛の住処に、俺はこれから3日間お世話になるのか。
ラッキー!と思う一方で、どこかいじけている自分がいた。



( サンベルの奥さん、リーザの作ってくれた手料理)




食事が終わると、さっそく彼らが外に連れ出してくれた。
彼らの家はなかなかいいロケーションにあるみたいで、どこへ行くにも歩いて行ける。

外へ出てすぐに、キエフともリヴィウとも異なる開放的な雰囲気に圧倒された。
戦争で古い建物はあらかた破壊されたはずだが、いたるところに特徴的な建築群を目にすることができる。



彼らの家はパッサーシュのすぐ近くにあった。
ここはガイドブックも「忘れずのぞいてみよう」と推奨する場所。
「彫刻で飾られたアール・ヌーヴォー建築」がここのウリなのだが、アーケードに入るとまずその天井の高さに圧倒された。
それよりもさらに私を驚かせたのは、道行く人々の美しさ。
それほど着飾っているわけではないのだが、みんなスラリと姿勢がよく、「サッサッサッ」と軽やかに歩く。
おしゃれな街に住んでいる人はやはりおしゃれなのだな。
侍の衣装を忍ばせたリュックからにょきにょきと刀を生やしている自分が、とてつもなく場違いな存在に思えた。


(パッサーシュ)



ここから歩いて海まで行くのだという。
私が水着を持っていないことを伝えると、「じゃあここで買っていこう」という話になった。

この瞬間、私のヌーディストビーチへ行くという夢は潰えた。
リーザも一緒に行くというのに、
「いや、俺はヌーディストビーチに行きたいんだっ! ぜひ連れていってくれ」
なんて言えるわけがない。

来年の夏は、ホストのことを良く調べてからカウチリクエストを送るようにしようと思う。


「ビーチまでは歩いてすぐだよ」
と彼らは言うが、土地勘のない私にはかなりの距離を歩いているように感じられる。
汗もかいてきた。

「早く冷たい水に飛び込みたいなあ」
と思い始めたころ、大きなマンションが見えた。
ウクライナのセレブ御用達の超高級リゾートマンションらしい。



「海の見えるマンション」
ということは、ビーチはすぐそこのはずだ。

目を凝らすと、たしかに海が見える。
ついに来たぞ。
あれが黒海か。




ついにやってきたぞ、黒海!
はやる気持ちを抑えて、侍の衣装に着替える。

黒海に特に思い入れがあるわけでもないのに、こんなにもワクワクするのはなぜだろう。
なぜかリーザもうれしそうに一緒に写真を撮る。
ヌーディストビーチには行けなかったけど、こんな美人が一緒なんだからまあいいか。

人妻だけど・・・




石段を下りて海に近づくにつれ、ますますビーチリゾートらしくなってきた。
むちむちの水着に見を包んだお姉さんや、ほとんど裸同然で走り回る子供たち。

噴水からは勢いよく水が吹き出し、平和で開放的な光景がひろがる。
腰に刀を差し、暑苦しい格好をしている自分が、どうしようもなく場違いな存在に思えてきた。




砂浜だけでなく、コンクリートで固められた港の周辺も、水着姿で日光浴をしている人々であふれかえっていた。
なんだか想像していた「オデッサのビーチ」と少し違う。




途中、何人かのウクライナ人青年たちとすれ違った。
彼らは私にむかって何か言っている。
サムライのコスチュームを着てヨーロッパを歩いているとよくあることだ。

と思っていたのだが、どうもいつもと様子が違う。
彼らが話しているのは英語ではないので、なんと言っているのかはわからないが、どう見ても友好的な表情には見えない。
むしろ怒りをあらわにしている。
彼らの髪型はみんなスキンヘッドか丸刈りで、胸板も厚く太い腕をしている。
そんな男たちが私のことを血走った目でにらみつけているではないか。
いったいなにが起こってるんだ?

サンベルたちが困った表情をして彼らをなだめている。
彼らの言葉が理解できない私は、無理やり微笑を浮かべて
「私はみなさんの敵ではないですよ」
的なオーラを必死でふりまいていた。
それ以外に何をしたらいいのかわからなかったからだ。

怒れる青年たちからなんとか逃げ出したものの、彼らはずっと私のことをにらんでいた。
サンベルが説明してくれたところによると、私の侍の衣装についている家紋が、ロシア海軍のシンボルと似ている、といちゃもんをつけれらたようだ。

いやいや。
俺がロシア海軍の軍人に見えるか?
お前ら日本のサムライを見たことないのか?


現在、ウクライナとロシアは準戦争状態にある。
東部国境では激しい戦闘が続き、今も大勢の若者が命を落としている。
そんな状況下では血気盛んな青年たちが神経質になるのも無理はないのかもしれない。

道端や広場で目にする花束。
親ロ派との戦いで命を落とした若者たちの遺影。
我々日本人にとってウクライナ情勢とは、「遠い国の出来事」だが、彼らにとっては他人事ではない。
明日は我が身。
今そこにある危機。

深い青色をした大海原はどこまでも続き、きらきらと太陽の光を反射している。
どこからどう見ても平和そのものの風景だが、同じ黒海沿いのクリミア半島は現在、ロシアの制圧下にある。
戦争の影はここオデッサにも確実に忍び寄っていた。




砂浜にシートを広げ、腰を下ろす。
侍の衣装を脱ぎ、水着に着替える。
ここからはリゾート・モードだ。

だが、なんだか落ち着けない。
なんだろう、この違和感は?
日本のビーチとなにかが違う。

そうだ、まわりがみんな白人なのだ。
アジア人は私だけ。

たったそれだけの違いなのだが、その差はあまりにも大きい。
アジア人とヨーロッパ人。
服を脱いで水着になると、その差は絶望的なほどに一目瞭然だ。

男も女もみんな絵になるが、やはり若い女性に目が行ってしまう。
「目の保養」とはよく言ったもので、心地よい刺激に脳が痺れるような感覚をおぼえる。

一人や二人ではない。
すらりと手足の長いモデル体型の美女がそこらじゅうにうじゃうじゃいるのだ。
しかも色っぽい水着を着てビーチのあちこちに横たわっている。
あるいは金色の髪をなびかせながら砂浜を闊歩している。
豊満な肉体を揺らしながらビーチバレーをしている。

水着を着ていてもこうなのだ。
もしもヌーディストビーチなんかに行っていたら、きっと私はどうかなってしまっていたことだろう。


私の目の前には一人の若い女性が横たわっている。
ほんの数十センチほどの距離だ。
いや、数センチかもしれない。
だから普通に前を向いているだけで、いやでも彼女の姿態が目に飛び込んでくる。

アジア人とはまったく異なる極上のプロポーション。
彼女は日焼けしに来ているようで、全身くまなくこんがり焼くために、定期的に体の向きを変える。
まるで自慢の肉体を見せつけるかのように。
おかげで彼女の体をすみからすみまで観察することができた。

「このスケベ野郎」
との非難は甘んじて受けよう。

だが、私にどうしろというのだ?
手を伸ばせば触れる距離に極上の美女が横たわっているのだ。
どうしたって妖艶ボディが視界に飛び込んでくる。
ずっと目をつぶっていろとでも言うのか?
そんなことできるはずがない。



黒海の水は透明度が高いと聞いていたが、このビーチの水はそれほどでもなかった。
ビーチの砂の質も悪い。
大都市近郊の海水浴場なんてこんなものか。

だが黒海はでかい。
来年の夏はぜひとも隠れた穴場的ビーチを訪れてみたいものだ。
その頃にはウクライナ情勢も収束していることを望む。




歩いてサンベルたちの家に戻る。
影が長くなり、日没の時刻が近づいていることに気づかされる。





「TOKIO」という文字が見える。
ここでも日本料理は人気なようだ。




家に帰ると、リーザがホットサンドを作ってくれた。
ミッキーマウスの焼き色が入っている。




美人で料理上手な嫁さんと豪邸に住むサンベル。
気が向いたときにいつでも黒海に泳ぎに行ける。
なんともうらやましい生活だ。




少し休憩した後、サンベルたちは再び私を外へ連れ出してくれた。




この店は「KOBE」と書いてある。








通りは人であふれかえっている。
昼間よりも混雑しているくらいだ。

日中は暑いから、みんな日が暮れてから活動しはじめるのだとか。




有名な「ポチョムキンの階段」
明日はここをじっくりと歩く。
今夜はその下見だ。




階段を上るにつれて人混みが激しくなってきた。




ポチョムキンの階段からオデッサ港をのぞむ。
ここを紹介する写真はたいてい昼間に撮られたものだから、夜のオデッサ港は新鮮だった。
明日はここもじっくりと見物する。
オデッサのハイライトだ。




広場ではコンサートが催されていた。
ステージの上には、青と黄色のウクライナ国旗がひるがえっている。
明日はウクライナの独立記念日らしい。
今夜はその前夜祭ということか。




オデッサの姉妹都市の名前がずらりと並んでいる。
やはり港湾都市が多い。
左上の方に「横浜」の名が見える。




薄い壁のように見えるが、それは目の錯覚。
実は巨大な建築物なのだ。




サンベルとリーザは精力的に夜のオデッサを案内してくれた。
オデッサなんてポチョムキンの階段ぐらいしか見るべきものはないだろうと思っていたのだが、なかなかどうして。
とても魅力的な街だ。
やはり地元の人に案内してもらえるのはうれしい。






エカテリーナ2世像。



オデッサでカウチサーフィンのホストを探していた時、まっさきに私に声をかけてくれたのがサンベルだった。
早く宿泊先を確定させたかった私は、すぐに彼の申し出を受け入れた。

ところが、このオデッサという街はかなり開放的な土地柄らしく、その後たくさんのホストからオファーを受け取った。
なかには「日本人大好きっ! ぜひ私の家に泊まりに来て!」と言ってくれる女の子もいた。
彼女はかなりの美人だったので、早々にサンベルをホストに選んでしまった自分を恨んだりしたものだ。

だが、サンベルとリーザの家に泊まることにして正解だった。

彼らがカウチサーフィンに登録してからもう何年も経っている。
これまで彼らはホストした経験はない。
サーフしたこともない。
それなのに彼らの方から積極的なアプローチがあった。
私がカウチリクエストを送ったわけではない。

今までずっと幽霊部員状態だった彼らが、なぜ私を招いてくれたのかはわからない。
特に親日家というわけでもなさそうだ。

それなのにサンベルもリーザもこれ以上ないくらいに親切にしてくれる。
今回の旅行はほんとにホストに恵まれている。
あまりにもみんな私に親切にしてくれるものだから、なんだか逆にプレッシャーを感じてしまう。
私に親切にしたところで、彼らにはなんの得にもならない。
それなのに、どうしてここまでしてくれるんだ?
俺に彼らの好意を受け取る資格なんてあるのか?

私は今まで京都でたくさんのカウチサーファーをホストしてきた。
そうしておいて正解だったと思う。

でなければ、素晴らしいホスト達の善意に押しつぶされてしまっていたことだろう。

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エヴァ

年中世界中を飛び回っているエヴァだが、久しぶりにクラクフに帰ってきているらしい。
これはいい。
ちょうど私は来月、クラクフに行くところだ。

「君のところに泊めてもらえないかい?」
とエヴァに聞いてみたところ、
「いいわよ」
と二つ返事で承諾してくれた。

ところが、忙しい彼女のこと。
「急な用事が入っちゃって、あなたが来る3泊のうち2日間はクラクフを離れなくちゃならなくなったの。ごめんね。」
との連絡がきた。

しかたがない。
じゃあ他のホストを探すことにするよ。
もしも君が疲れてなければ、最後の日に会おう。

「いやいや、大丈夫よ。
 あなたに部屋のカギを預けておくから、私がいない間も自由に使ってちょうだい。」

いやいや。いくらなんでもそこまでしてもらうのは気が引けるよ。
一人暮らしの女の子の部屋に泊めてもらうだけでも大変なことなのに、
そのうえ部屋の鍵まで渡されたりなんかしたら恐縮してしまう。


エヴァが京都に来た時、彼女は私の部屋に二晩泊まった。
私と彼女の関係はたったそれだけなのだ。
普通、何年も付き合いのある知り合いにだって部屋の鍵なんて渡したりすることなどまずないだろう。
カウチサーフィンというのは本当に不思議な世界だな。


実を言うと、エヴァが私の家にいる時、私は彼女に対して不義をはたらいた。
京都の街を2日間案内してあげる約束をしていたのに、あまりの暑さと疲労のため、
2日目、私はガイド役を放棄。彼女を一人で行かせたのだ。
なんといういいかげんな男だろう。
こんな人間には、彼女の行為に甘える資格などない。

幸いなことにクラクフには大勢のカウチサーフィン登録者がいる。
ホストを探すのはそれほど難しいことではないだろう。
そう判断して、エヴァの申し出は丁重に断ることにした。

「なに遠慮してるのよ、マサト。
 私が京都にいたとき、あなたは私に親切にしてくれたじゃない。
 あなたには私の部屋を自由に使う資格があるのよ」

どうやら彼女は社交辞令でそう言っているわけではないようだ。
こんな俺に、彼女の好意を受ける資格なんてあるのだろうか。

「エヴァが京都の俺の部屋にいた時、どうしてもっと親切にしてあげなかったのだろう」
いまさら悔やんだってもう遅い。

それにしてもエヴァは男気のある女性だなあ。
こういう人がいるからカウチサーフィンというシステムは機能することができるんだな。

とにかく、ポーランド最初の都市でのホストは決まった。


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以下の写真は、去年エヴァが京都を訪れた時のものです。


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Resort Lovers



郵便受けに封筒が入っていた。
持ってみるとけっこう重い。
送り主は「地球の歩き方」。
そう、あの有名な旅行ガイドブックだ。

心当たりがないではなかった。
でも、まさか、まさか。
いくらなんでも遅すぎる。
あれからもう2年も経っているのだ。


「地球の歩き方」に情報を提供し、それが掲載された場合には謝礼として掲載誌をプレゼントしてくれる。
どうやらそれが届いたらしい。




今回私が投稿したのは「ラオス」編。
うん、このルアンパバーン名物の托鉢、よ~く覚えてますよ。
苦い思いをさせられましたからね。

ぼったくりおばさん



2年前私はラオスのプランパバーンを訪れた際に、あるゲストハウスを利用した。
そこはまだオープンして間がなかったからか、「地球の歩き方」にはまだ載っていなかった。
だから、情報提供したのだ。

該当箇所にはご丁寧にもピンクの付箋紙が貼ってあった。
なかなか芸が細かいね、「地球の歩き方」の編集部さん。




当時私が投宿したのは、「メコン・チャーム・ゲストハウス」。
この宿を紹介する記事の中には、ちゃんと私の名前も載っている。
へへ。
なんだか照れくさいや。




この宿を切り盛りしているのが、このトゥーンさん。
彼女にはルアンパバーン滞在中、ずいぶんとお世話になりました。

チェックアウト後も宿のロビーでWiFiを使わせてもらって、次のカウチサーフィンのホストを探していた時、
トゥーンさんに

「なにを見ているんですか?」

と聞かれたのです。


無神経な私は、彼女にカウチサーフィンについてとうとうと述べました。
カウチサーフィンがいかにおもしろいか、
自分はこれまでに何十か国もカウチサーフィンを利用して旅してきた、
などということを熱く語ったのでありました。

ところが、です。
いつも穏やかな表情を浮かべているトゥーンさんの表情がサッと変わりました。

「なんですって! 無料で泊めてもらえるっていうの?」
「それはここ、ルアンパバーンにもあるの?」

彼女は怒りをあらわにして私に詰め寄ります。
それはそうでしょう。
トゥーンさんはゲストハウスを営んで生計をたてているのです。
旅行者がみんなカウチサーフィンを利用するようになったら、商売あがったりです。

そんなこと、ちょっと考えたらわかりそうなもんですが、私は空気を読めずに
「カウチサーフィン万歳!」
的な演説をぶってしまいました。
なんという愚か者でしょう。




私は海外を旅行する場合、極力日本人とはかかわらないようにしています。
いわゆる「日本人宿」は避けて通ります。

それでも、何か月も異国の地をさまよっていると、ときどき日本語が恋しくなることもあります。
私がプランパバーンに立ち寄った頃がそうでした。

そんな時に出会ったのがこのトゥーンさんです。
彼女は日本に数年暮らしたことがあり、日本語も達者です。
しかも京都大学の大学院に通っていたというのです。
京都に住んでいる私にとって、これほど心休まる存在はありません。


旅先で人のやさしさに触れ、ほろりとしてしまうのはよくあること。
私もトゥーンさんの微笑みと日本語に癒され、予定していたよりも長くルアンパバーンにとどまることになりました。
毎日顔をあわせ、朝に夕に言葉を交わすうちに、いつしか二人は、単なる女将と旅人という範疇を超えてしまっていたのです。


真っ赤な夕陽がメコンのほとりに沈むころ、二人は宿から離れた川辺でひっそりと逢います。
満点の星が降る岩陰で、他の客の目から逃れるように。
川面にはホタルの乱舞。

「すてき。こんな気持ちになったの初めてよ。
 宿のお客さんと出歩くことなんて今までなかったのに。
 
 でも、明日にはあなたは行ってしまうのね。
 私もあなたと一緒に京都に行こうかしら」


「そんな必要はないさ。
 俺はここがものすごく気に入った。
 ずっとここで暮らそうかと考えてるくらいだ」

「本当?」




http://couchsurfingkyoto.blog.fc2.com/blog-entry-607.html




なんてことあるわけありません。
全部嘘です。私の脳が作り出した妄想です。
夏の恋なんてみんな夢まぼろしです。
異国の地で出会う女性なんて、すべてまやかしに決まってます。
そんなことわかりきっているはずなのに、今まで何度も痛い目に遭ってきたというのに、
毎年この季節になると身悶えてしまうのはなんででしょうね。


ハッ!
追憶にひたっているうちに、気づけば夜になっていた。
いかん。トゥーンさんに連絡しなければ。
彼女のゲストハウスがガイドブックに載ったことを知ったら、きっと喜んでくれることだろう。
彼女は毎日、ボートが船着き場に到着するたびに、日本人旅行者の姿を探しているのだ。


トゥーンさんとは今でもfacebookでのやり取りが続いている。
だが、なんだか気が重い。
「地球の歩き方」に載った私のコメントは、私が意図したものとは違うものとなっている。
これを読むと、なんだか私が
「このゲストハウスは料金が高い」
と文句を言っているようにも読める。

もちろん私が言いたかったことはそんなことではない。
ルアンパバーンは日本人旅行者にも人気のスポットだが、宿の従業員で日本語が話せる人などほとんどいないと思う。
そんな中にあって、日本に何年も暮らしたことのあるラオス人が経営するゲストハウスというのは貴重な存在だ。
これはかなり価値のある情報だと思ったからこそ編集部にタレこんだというのに、記事はまったくそのことには触れていない。
「地球の歩き方」の編集部はいったい何を考えているんだ?
なんだか恣意的なものを感じる。



とはいえ、「地球の歩き方」編集部の方には感謝している。
ほんの束の間とはいえ、ルアンパバーンでの記憶を呼び起こしてくれたのだから。

あれからもう2年にもなるのか。それなのに、
「必ずまた戻ってくる」
といった約束はまだ、果たせていないんだな。




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葵祭で接待だ。

偶然というのはおもしろい。


私は今、旅行の計画をたてている。

どうせならすでに一度訪れた国ではなく、なるべくまだ訪れたことのない国を優先的にまわりたいと思っているのだが、
ルートの関係でどうしても再び同じ国に立ち寄らなければならないこともある。

もちろん、飛行機を使えば簡単にスキップすることができるのだが、よほどのことがないかぎり陸路を使いたい。
ガタゴトと車体が揺れるのを感じながらじっくりと、次なる目的地へと向かう腹を固める。
そういう旅が私は好きだ。

もちろん、飛行機を使った方が快適で早い。
最近は電車よりも安い運賃の格安航空会社も珍しくなくなった。

それでも、点から点へと「びゅーん!」ひとっ跳びする感覚には違和感を覚えてしまう。
それになにより、土埃にまみれながら地べたを這いずり回る旅のスタイルの方が、不器用な私には似合っていると思う。
「生きてる実感」を味わえるような気もする。


陸路で何か国も周遊する場合、どうしても前に訪れたことのある国をもう一度通過せねばならないケースもでてくる。
今回の私の場合、ルーマニアがそれだ。

この国は以前訪れたことがあり、シギショアラやブラショフ、ブラン城などはすでに見てしまっている。

ジプシーとカウチサーフィン

ドラキュラ城

残っているのは、交通が不便で辺鄙なところにある場所ばかりだ。
それらの場所は公共交通機関の接続も悪く、移動するのにかなりの時間を要する。
すでに行ったことのある国にあまりたくさんの時間を割くのも考え物だ。
ここは観光はあきらめ、ひたすら移動に徹しようか。

そう考えていたまさにその時、カウチリクエストを受け取った。
私が行こうかどうしようかと思案していた、まさにそのものずばりの場所、スチャバからだ。
話がうますぎる。
これはもしかして、ルーマニアが俺を呼んでいるということなのか。
ここはひとつ、流れに逆らわず、おとなしく身をゆだねることとしよう。

さらに都合のいいことに、彼はかなりの数のホスト経験がある。
彼と仲良くなっておけば、ルーマニアで心強い存在となるかもしれない。
彼が京都にいる2日間、至れり尽くせりのもてなしをしよう。
彼は知らなかったようだが、運のいいことにその日はちょうど葵祭にあたる。
きっと喜んでもらえることだろう。
これでさらにポイント・ゲットだ。

先に恩を売っておいて、自分が旅行するときにもとをとる。
いかにもせこい考え方だ。

だが、サーフするだけしといて、自分はほとんどホストをしないという輩だっておおぜいいるのだから、
このくらいは許容範囲だろ。



(葵祭会場の京都御所を警備する、京都府警の騎馬隊)

京都三大祭のひとつ、葵祭。
混雑は覚悟の上だが、それでもものすごい数の人間だ。
地下鉄の駅からは、数分おきにどっと人の群れが吐き出されてくる。

待ち合わせ場所をピンポイントで決めておいてよかった。
もしも「地下鉄 烏丸駅で」などとあいまいな約束をしていたら、
きっと永遠に彼と会うことはできなかっただろう。


私がジョージを見つけるとのほぼ同時に、彼の方でも私を見つけた。
力強い手でがっしりと握手を求められる。
そしてすぐに彼のマシンガン・トークが始まった。
ロシア人を連想させるその声は、低くて太い。

東欧訛りのある英語でまくしたてるものだから、話についていくことができない。
ルーマニア人ってもっと静かで、朴訥としたイメージがあったのに、彼はぜんぜんちがう。
よどみなく次から次へ言葉が飛び出してくる。






撮影ポイントをもとめてさまよい歩くジョージ。
カメラを構えるその目は真剣そのものだ。
葵祭に対する期待の大きさの表れだろう。


なにかトラブルでもおこったのか、予定時刻になってもなかなか葵祭りの行列は姿を見せない。
ルーマニアのガイドブックを持ってきていたので、彼にスチャバのことを聞いてみることにした。

「おおっ! 俺の小さな町が日本のガイドブックに載っている!
 しかもナンバー・ワンだ!!!」

モルドヴァ地方の教会群は世界遺産に登録されている。
ガイドブックに載っていても当然なのだが、世界遺産とはいえ、彼にとっては日常のありふれた光景なのだろう。

たしかにガイドブックの地図にはスチャバに番号1がふられているが、それはあくまでも便宜上のものだ。
それを彼は「ガイドブック一推し!」というふうにとらえたのだろう。

機嫌を良くしたのか、ジョージはさらにまくしたてる。

「マサト、お前はスチャバに来るのか?
 いつだ?
 日程が決まったらすぐに知らせろ。
 俺が車で5つの修道院を案内してやる」

なんと!
予想以上の展開になってきた。
この地方は公共交通機関の便が悪く、地球の歩き方には、

「5つの修道院を1日で巡るには、タクシーかレンタカーを利用したり、旅行会社に個人ツアーの手配をするしかない」
と書いてある。
そんな不便な場所をジョージが案内してくれるというのだから、これほどありがたいことはない。
カウチサーフィンがもっともその威力を発揮する瞬間だ。

ジョージ様、あなたが京都にいる間は、私が責任をもってお世話させていただきます。







今日はあいにく小雨がぱらつく天気。
おかしいなあ。例年この時期は気持ちよく晴れる日が多いのに。

そういえば去年の葵祭は元KGBの女スパイと一緒だったっけ。

KGBとカウチサーフィン

あれからもう1年もたつのか。







葵祭というのは、ただ行列が行進するだけ。
そこには音楽もないので、ほんとに静かです。

「え? これだけ?」

ジョージはなんだか拍子抜けしたよう。
たしかに「京都三大祭り」というわりには、少し寂しいような気もする。
絢爛豪華な衣装には莫大な費用がかかっているはずなんだけど、なんだか派手さがない。
まあ、これが京都らしいといえばそうなんだろうけど。











行列の最後尾が通り過ぎた後、見物客たちはいっせいに動き始めます。
これだけの人数がみな地下鉄の入り口に殺到するので、もうにっちもさっちもいきません。

「こりゃだめだ。この調子じゃあ改札口にたどりつくまでに日が暮れてしまう。歩こう」

途中でコンビニに寄り、パンをかじりながら歩く。
その間もジョージのおしゃべりはとまらない。
ほんとに陽気な男だ。

錦市場は気に入ってもらえたようだ。
ジョージは大きなカメラで頻繁に写真を撮っている。

さらに清水寺へと向かうが、その間も雨は降ったりやんだり。
こんな日でも、着物のレンタルをする人はけっこういるようだ。
ジョージはこの日本の着物が気に入ったようで、着物姿の女性を見かけるたびに写真をパシャパシャ撮っている。

もちろん、自分も一緒に写ることも忘れない。

「マサト、頼む。シャッターを押してくれ」



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あっ! この野郎、ひとりで4人も独占しやがって。
半分こっちによこせ。


「いやー、マサト。 日本の女の子っていいなあ」

ジョージはかなりご満悦のようだ。
彼には黙っていたが、その女の子たちは4人とも台湾人だぞ。


清水寺の後は伏見稲荷へと向かったのだが、雨が本降りになってきた。
これにて本日の「接待」は終了。
天気予報によると、明日は今日とはうってかわって快晴になるらしい。

明日も気合入れていくぞ。

テーマ : 京都・奈良
ジャンル : 旅行

西芳寺の事前予約

中国人の女の子からカウチリクエストがきた。

若い女の子の一人暮らしだというのに、彼女はこれまでにけっこうな数のカウチサーファーをホストしている。

どうやら彼女はカウチサーフィンのヘビーユーザーのようだ。


私はちょうど中国語を習い始めたところなので、

「この機会に彼女をとことん利用してやれ」、と思っていたら、

相手の方が一枚上手だった。

逆にとことん利用されている感がある。



この女の子、日本を訪れるのはこれが初めてだというわりには、かなり通好みのプランをたてている。

高野山に行きたいというので、周辺のバスの運行状況を調べてほしいという。

めんどくさいが仕方がない。

かわいい女の子の頼みだ。



さらにこの女の子、京都では西芳寺を訪れるつもりらしい。

苔寺の通称で有名なこの西芳寺、外国人にはちと敷居が高い。

事前の予約が必要なのだが、往復はがきで申し込まなければならない。

ハガキは一週間以上前に西芳寺に到着しなければならないので、短期滞在の外国人にはかなり難しい注文だ。

インターネット全盛のこのご時世にあえてこの仕打ち。

これは暗に「外国人お断り」と言っているのだろうか。


だが、カウチサーフィンを利用すればこの問題は楽にクリアできる。

人の好さそうなホスト(俺のことか?!)を見つけて西芳寺に葉書を出してくれと頼めばいい。

かわいい女の子に頼み事をされれば喜んでしっぽを振る男なんて世の中には掃いて捨てるほどいるから、西芳寺行きの切符を手に入れることはそれほど難しいことではない。


「ありがとね、マサト。この御礼はきっとするから」

と彼女は言う。


もちろん。

今度はこっちが利用させてもらう番だ。


君が京都に来たあかつきには、俺の下手くそな中国語の実験台となってもらう。

覚えたばかりでまったくでたらめな発音の中国語を「これでもか!」といわんばかりにぶつけてやる。

俺をホストに選んだことを君は死ぬほど後悔するかもしれない。


でも仕方ないだろ。

ギブ・アンド・テイクなんだからさ、カウチサーフィンは。




テーマ : 京都旅行
ジャンル : 旅行

女神に座禅を妨害される

ヴィーナス(アメリカ)とカウチサーフィン(CouchSurfing)


今回のゲストはアメリカから。

やはりアメリカ人の英語はかっこいい。

テンポよく繰り出される英語についていくのは大変だが、頭の良い人の話す英語はカツレツがはっきりとしているので、なんとか食らいついていくことができる。

そういう人と話していると、自分の英語力がメキメキと上がっていくような気がして、なんだかうれしくなってしまう。



彼女の名はヴィーナス。

名は体を表すというが、彼女はまさしくヴィーナス(女神)だった。

その理由は・・・



ヴィーナスはアメリカ生まれのアメリカ育ちだが、彼女の両親は中国系ベトナム人。

CPA(公認会計士)らしく、その思考法はとても合理的。

話し方から彼女の知性がうかがえる。


だが、けっして面白みのないガリ勉タイプではなく、週末の夜は朝までクラブで踊りまくったり、

コンサートで絶叫したりと、なかなかアクティブな一面も併せ持つ。

日本でもサマーソニックに参加するのだそうだ。


そんな彼女は意思表示もはっきりしていて、およそ遠慮というものを知らない。

「あっ、バナナ。私これ好きなの。ちょうだい!」

私が返事する間もなく、台所に置いてあったバナナをパクっとくわえる。



男との別れ方も豪快だ。

「私、仕事を辞めて、旅に出ることにしたから」

たったその一言だけで、8年間も付き合った彼氏のもとを去っていったヴィーナス。

「8年もつきあった彼氏と、そんなに簡単に別れられるものなの?」

驚いた私が彼女にそうたずねると、ヴィーナスはちょっと不思議そうな顔をした。

まるで、「何を言ってるの、この人は?」とでも言いたそうな表情だ。


「だってしょうがないじゃない。私の旅は長いものになりそうだし、彼には自分のキャリアを追及する必要があるんだから」

ヴィーナスの元彼も会計士で、社会的地位や会社での責任がある。

そう簡単に長期間の旅になど出ることは不可能だろう。


合理的思考もつきつめるとこのようになるのだろうか。

なんだか彼女という人間に興味がわいてきたので、いろいろと質問を浴びせたら一喝されてしまった。

「なにそれ? さっきから私の話ばっかりしてる。なんだか面接を受けてるみたい」


一緒に外へ夕食を食べに行った。

お好み焼きは先週も他のカウチサーファーと食べに行ったばかりだが、ここ嵐山には他に選択肢がほとんどない。

お好み焼きは私の好物だから問題はないのだが、なかなか食べることに集中できない。


というのも、ヴィーナスはかなりの巨乳の持ち主で、それを誇示するかのように胸元がくっきり強調されたシャツを着ているのだ。

そんな状況で「見るな」と言われてもそれは酷というものだろう。





ヴィーナスの両親はふたりとも中国系ベトナム人。

いったい何を食ったらそんなにダイナマイトなボディになるんだ?

目のやり場に困るじゃないかよ。

アジア人のDNAを受け継いでいたとしても、アメリカナイズされた生活を送っていればこうなるのか。




気取られないようにじゅうぶん気をつけていたつもりだが、私の視線にヴィーナスは気づいたのかもしれない。


「私、明日はお寺で座禅をするんだけど、マサト、あなたも一緒に来た方がいいんじゃない?」


はい、そのとおりです。

お坊さんに喝を入れてもらって、煩悩をしずめる必要が私にはありそうです。



ところで、ヴィーナス。

君はその格好で座禅をするつもりなのか。

そんなに胸元の大きく開いた服装で来られたら、

他の参加者は気が散って瞑想どころじゃなくなるじゃないかよ。





というわけで、やってきました妙心寺。




ここの境内は広く、たくさんのお寺の集合体となっています。




あまりの広さに、道に迷ってしまいました。

ウロウロして別のお寺の敷地の中に入ってしまうと、

「勝手に入ってもらったら困るんやけど」

とお坊さんに注意されてしまいました。





やっとのことでお目当てのお寺に到着。




今日お世話になるのはここ、春光院です。

ここの住職はアメリカ留学の経験があるそうで、英語で座禅の教室を開いています。




ここが瞑想の間。




しばらくすると、他のお客さんでいっぱいになりました。

私を除く、全員が外国人です。


それもそのはず、ここは英語で座禅を行う、特殊なクラスなのです。

普通、日本人は来ません。




今日は参加者が多かったため、部屋に入りきれません。

そこで急きょ、瞑想の場所を縁側に移すこととなりました。

日本庭園を眺めながら座禅するのもなかなか風情があっていいものです。




住職さんが英語で丁寧に座禅の仕方を教えてくれました。

しかし、未熟者の私はまだまだ悟りの境地に達することはできません。

うつらうつらと居眠りをしてしまいました。

それも、夢をみるくらいに深い眠り。

もちろん夢の中にはヴィーナスのダイナマイトボディがでてきましたよ。

神聖なお寺で、崇高な座禅をしながら居眠りをして、みだらな夢にふける私。

この背徳感がたまりません。


本来ならここで、お坊さんに

「喝っ!」と叫ばれて棒で肩をたたかれるべきなのですが、

ここにはそういうサービスはないようです。

残念。





住職のありがたいお話(もちろん全て英語)を聞いた後は、自由にお寺の中を見て回ることができます。




このお寺には文化的に貴重なものや、歴史的に重要なものがたくさんあります。




それにしても外国人ばっかりだなあ。




最後にお茶とお菓子のサービスがありました。

2000円もだしたのにこれだけかよ。

と毒づいたりしてはいけません。

ここには修業に来たのですから。




まだまだ煩悩を捨て去ることができない私は、一人居残り、瞑想の自主練に励みました。


ヴィーナスはこの後、大阪へ花火大会を見に行き、私の部屋に戻ってきたのは深夜遅くなってからでした。

そして翌朝早くに広島へと出発。

その後はまた大阪へ戻り、そこからピーチ航空で沖縄へと飛ぶそうです。


なかなかいそがしい女神だな。

きっと彼女は沖縄のビーチで、男どもの視線をくぎ付けにするんだろうな。


座禅中もそんなことばかり考えている私は、まだまだ修行が足りんようです。

テーマ : 京都旅行
ジャンル : 旅行

今後の課題ということで



ノルウェーからのカウチサーファー、イングリッドとソブリグとは、実際に会う前からメールで何度かやりとりをしていた。

「おみやげはなにがいい?」

「なんでもいいよ。あ、そうだ。ノルウェーのお菓子がいいな。高級なやつでなくていいから、ノルウェーの子供たちがいつも食べているような普通のものがいい。

それか絵はがきかな。」



私はカウチサーフィンを使って旅行する場合、できるだけホストにおみやげを持っていくようにしている。

だが私の場合、旅程は数カ月にもおよび、しかもほとんど毎日カウチサーフィンを利用している。

なのですべてのおみやげを日本から持っていくとなると、かなりの量になってしまう。


私自身がそういう苦労をしているので、ゲストがおみやげをくれるという場合でも、あまり無理は言いたくない。

だからそういう場合、スナック菓子か絵はがきをお願いしている。

それならかさばらないし、なによりも私自身がもらってうれしいものだ。



実際、彼女たちがくれたおやつはおいしかったし、これらをヨーロッパでみかけた記憶もある。

なつかしいな。

ヨーロッパを旅行した時の記憶がよみがえってきた。

また行きたいな。





イングリッドたちがくれたのはお菓子と、絵はがきではなくトランプだった。

このトランプ、なかなかのすぐれもので、1枚1枚にノルウェーを代表する景観が載っている。

これには感動した。


すでに行ったことのある場所もあれば、いつかは行ってみたい場所の写真もある。

「ああ、また旅にでたい!」

心の底からそう思わせるおみやげだ。


かさばらないし、重くもない。値段だってそれほど高くない。

おみやげとしてのコストパフォーマンスはかなり高い。

今度自分がカウチサーフィンでお世話になる時は、京都の観光名所をあしらったトランプを持っていくことにしよう。







イングリッドとソブリグは、なかなかのインテリ。

イングリッドは外資系企業でバリバリ働いているキャリアウーマン。

ソブリグは女医さんだ。



話を聞いてると、二人ともかなりのお嬢様学校に通っていたらしい。

ミッション系の高校だったからか、ボランティア活動もさかんだったようだ。

夏休み期間中、キューバとかハイチなどの中南米諸国に派遣された経験もあるとか。


だがそういう国の治安はあまりよろしくない。

そんな場所に色白で金髪のお嬢様たちがぞろぞろと歩いていたら、目だってしようがないだろうに。


「危なくなかったの?」

「ちゃんとボディガードがついてたから大丈夫よ」


彼女たちが外を出歩くときは、必ず団体行動を義務付けられていた。

そしてその周辺には武装した警護団が取り囲む。

なんともものものしいボランティア団体だこと。



イングリッドとソブリグが京都を訪れたのは、祇園祭の真っ最中。

季節はすでに夏で、とても蒸し暑い。

だから彼女たちの服装も半そでに半パン。


ふとイングリッドの腕を見た時、思わずギョッとした。

毛むくじゃらなのだ。

その長さは3センチはあろうか。

犬とか熊などの動物を連想してしまった。


日本ではまずこんな女性にお目にかかることはないが、ヨーロッパの女性にはこういう人が多い。

ひげがはえていたり、わき毛が伸び放題な女の人さえいる。


たしかに金髪だからそれほど目立たないし、見苦しくもない。

それでもなんだか不思議な気分になった。


さりげなく脚を見たら、そこには毛はなかった。

きれいに剃っているようだ。


では、胸毛はどうだろう?

ものすごく気になったが、確かめるすべはない。



テーマ : カウチサーフィン(Couch Surfing)
ジャンル : 旅行

祇園祭・山鉾巡行

祭りや人混みが嫌いな私は、今まで季節の行事に参加することに消極的だった。

でも、カウチサーフィンは出不精の私を外へと連れて行ってくれる。




阪急の駅で電車を降り、地上に出ると、ちょうど巨大な山鉾が烏丸通りを横断するところだった。

信号を封鎖し、車はおろか、人も道路を横断することはできない。


そのあまりの迫力に、一瞬とまどった我々3人だったが、すぐに気を取り直してカメラを構えた。





目の前をゆうゆうと山鉾が通り過ぎていく。

気のせいか、昨夜見たものよりも大きく見える。


これほど巨大なものが動いているというのに、驚くほど静かだ。

ブラジルのリオのカーニバルとはまったく違う。

これが日本の祭りなのだろうか。



一台の山鉾を見送った後は、急いで浴衣のレンタル・ショップへと向かう。

着付けとヘア・セットをさっさと済ませて、メイン・イベントである辻回しを見に行かねば。





本来なら四条通りから御池までは徒歩圏内なのだが、ノルウェーの女の子たちは今は浴衣を着ている。

彼女たちを炎天下歩かせるのはかわいそうだ。


そこで値段のバカ高い地下鉄で御池まで行くと、そこにはすでに大勢の人があふれていた。

私はすぐにでも祭りに参加したかったのだが、彼女たちはマイペース。

コンビニで買ったパンを日陰で食べることにした。

お腹がすいて、がまんできないんだと。


浴衣姿でパンをほおばる北欧美人を、通り過ぎる人たちはカメラに収めていた。

花壇に腰掛けてむしゃむしゃ、ガツガツと食べることに夢中になるイングリッドとソブリグ。

ある意味、絵になる光景だ。





白人女性が浴衣を着ていると、とても人目を引くようで、この日の彼女たちの人気っぷりはすごかった。

いろんな人から撮影を求められていた。

まるでスターのような扱いに、彼女たちもまんざらではないようだ。


浴衣と金髪美少女と山鉾。

この組み合わせはある種の魅力があるらしく、アマチュア・カメラマンらしき人が熱心に何枚も彼女たちの写真を撮っている。





山鉾の動くスピードは遅く、浴衣を着ている女の子がゆっくりと歩いてもすぐに追い越せてしまう。

おかげで何枚も写真を撮ることができた。



それにしても静かな祭りだ。

これが本当に日本三大祭りの一つなのだろうか。

熱狂というにはほど遠い。





イングリッドとソブリグの浴衣姿はよく似合ってると思う。

ついついうれしくなって、何枚も一緒に写真を撮ってしまった。




ここが山鉾巡行の最終ポイント。

最後の辻回しをした後、山車は静かに狭い路地へと入っていく。

年に一度のお祭りも、フィナーレを迎える。


それにしてもさびしい終わり方だ。







せっかくの機会なのだから、俺も浴衣を着てくればよかった。

来年の祇園祭には浴衣を着よう。

だがその時、俺は誰と一緒にこの祭りを見ているのだろう。




着物を着て、日本髪を結った女性を見かけた。

だがどうやら芸者や舞妓ではないようだ。

立ち居振る舞いがなんとなくしろうとっぽい。

いったいどういう素姓の人なのだろう。



最後の山鉾が通り過ぎるのを見届けた後、我々は河原町の方へと向かった。

彼女たちにバスや電車の乗り方を教えた後、ひとり、帰路につく。

彼女たちはこの後、浴衣を着たまま京都観光をするのだそうだ。



「浴衣でキョートのナイトライフをエンジョイしたい」

と言っていた彼女たちだが、私の家に帰ってきたのはかなり早い時間だった。

ノルウェーの女の子にはやはり、京都の夏はかなりこたえたらしい。



テーマ : 京都・奈良
ジャンル : 旅行

祇園祭の宵山

日本を代表する夏祭りの一つ、祇園祭り。

今日はその宵山だ。


梅雨から夏へと移り変わる、一年中でもっとも湿度が高く、暑苦しい時期にこの祭りは執り行われる。

そんなところへ日本中から大勢の人間が集まるものだから、もうどうしようもないくらいに暑い。


「一度行ったらもうじゅうぶん」

というのが大方の人の意見だと思う。


私も京都に来た最初の夏に一度行ったきりで、それ以来もう二度と行く気がしなかった。

カウチサーフィンを始めるまでは。




今回のゲストはノルウェーから。

金髪の北欧美女の二人組だ。


彼女たちが京都の街を見てみたいというので、もう日も暮れかかっていたが嵐山から市内へと繰り出すことにした。

たまたま今日は祇園祭の宵山。

しかし彼女たちはそれを知って京都にやってきたわけではなかった。

なんたる偶然。

運のいいお嬢さんたちだ。


烏丸通は通行止めになっており、道路の脇には屋台がずらりと並んでいる。

普段はひっきりなしに車が走るビジネス街も、今夜だけは特別な様相を呈していた。


かわいらしい浴衣を着た女性の姿もあちこちに見える。

たくさんの人でごったがえしているわりには、それほど蒸し暑くない。

夏祭りの夜にふさわしい、ちょうどよい暑さだ。




四条通りも歩行者天国になっている。

遠くには山鉾が見える。


ノルウェーから来た女の子たちが

「あれは何?」

と私にたずねる。


山鉾はいったい英語で何と言えばいいのだろう。


下手な説明よりも、近くまで行って実際に見てみる方がいいだろう。





山鉾の上から祇園囃子の鐘の音が聞こえる。

なんとも言えない独特の雰囲気。

私は特にこの祭りに思い入れがあるわけではないが、今回あらためてじっくり聞いてみると、なんだか心が落ち着くような気がする。


ノルウェーから来た女の子たちも立ち止まって、じっと耳を傾けていた。

日本の夏を堪能してくれているのだろうか。








(今回のカウチサーフィンのゲストはノルウェーから。

 真ん中がイングリッド。右がソブリグ。

 五条警察署の前で一緒に写真を撮ったのだが、最初二人はしぶっていた。

 「メガネをかけてるととてもブスに見えるの」)



山鉾は全部で20基くらいあるのだが、全部見るだけの時間もエネルギーもない。

この後彼女たちは浴衣を見に行くのだ。

警察署の前でちょっと一休みすることにした。


屋台で焼きそばを買う。

ちょうどそこへ、着物を着て日本髪を結った女性が通りかかった。

舞妓さんだろうか。


ノルウェーの女の子たちがもぞもぞとしている。

どうやら一緒に写真を撮りたいようだ。


「頼んであげようか?」

だが、我々3人がもたもたしているうちに、その女性は気配を察したのか、さっさと行ってしまった。



警察署の前に腰掛けて、道行く人をボーっと眺める。

普段はビュンビュン車が走っている大通りを、大勢の人々がぞろぞろと歩いている。

浴衣を着た若い女性、大きな風船のひもを持つ子供。


私は人混みはきらいだが、年に一回くらいならこういうお祭りも悪くない。

もうしばらくこの往来を眺めていたかったのだが、ノルウェー人の女の子たちが時計を気にし始めた。


「お店の時間は大丈夫?」


そうだった。

今夜の本来の目的は、彼女たちに浴衣を見せに行くことだった。


もうすっかり日も暮れた時間帯だったが、浴衣のレンタル・ショップはまだ開いていた。

祇園祭の真っ最中ということもあってか、お店の中はとても混雑している。


もうすぐ閉店の時間だし、もともと彼女たちはそれほど浴衣に興味があるというわけでもなかった。

だから今夜のところは「ちょっと見てみるだけ」という話だった。


ところが、店の中に入って浴衣を物色しているうちに、だんだん彼女たちの目が本気モードに。

ノルウェー語(?)でなにやらごにょごにょと相談している。

その間も浴衣を選ぶ手は止まらない。


そしてついに、「どうしても浴衣を着てみたい!」という結論に達したようだ。


それもレンタルではなく、購入してノルウェーに持って帰りたいのだとか。

もちろん、明日の祇園祭・山鉾巡行にも着ていくつもりだ。


だが、彼女たちは浴衣の着方を知らない。

それに、せっかくだから髪の毛も浴衣に似合うようにセットしたい。

ということで、翌朝の予約を入れて帰ることにした。






翌日、念願の浴衣を手に入れてご満悦の二人。

これを着て、いよいよ祇園祭のフィナーレ、山鉾巡行だ。



テーマ : 京都旅行
ジャンル : 旅行

永遠の18歳

「ハイ、マサト!

 私はエヴァ。ポーランド人の女の子。

 年齢?

 心はいつも18歳よ。

 こんな私にあなたの住む素晴らしい街、京都を案内してくれないかしら?」



彼女からのカウチリクエストは、他のとは一味違った。

読んでいるとワクワクする、何かが起こりそうなある種の予感を連想させるものだった。


そしてその予感は的中する。


もっとも、彼女の実年齢は18歳ではなく、私の歳にかぎりなく近かったのだが。



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初夏の嵐山。

新緑がとても力強い。

嵐山といえば紅葉が有名だが、私はどちらかといえばこの燃えるような緑の方が好きだ。


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日光に照らされて、光り輝く金閣寺。

だが、エヴァも負けてはいない。

明るい日差しの下で、彼女の肌の白さがさらに増幅されていた。

白人というのは本当に白いんだな。


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それにしてもこの日はほんとに暑かった。

京都の夏は暑い。

ここに住んでもうずいぶん経つが、いつまでたってもこの暑さに体が慣れることはない。

ポーランドからやってきた彼女は、この暑さに耐えられるのだろうか。


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クーラーの効いた寿司屋でホッと一息。

寿司よりも、彼女の笑顔に癒されました。


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こんなに猛暑の日でも、龍安寺の石庭はひんやりとすずしい。

もうここから動きたくない。


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しかし、パワフルなエヴァは動き続けます。

金閣寺から一気に南下して祇園、そして安井金毘羅宮へ。


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清水寺で彼女は修学旅行生たちに捕まります。

写真攻めにあっていました。


金髪で色白。

その上、赤いドレスを着ているのですから、いやでも目立ちます。


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暑さでヘバっているはずなのに、精力的に京都観光を楽しむエヴァ。

「心はいつも18歳」のキャッチフレーズにウソ偽りはありません。

貪欲に人生を謳歌するその姿に、私も大いに感化されました。


DSCN0615.jpg

ようやく平安神宮にたどりついた時には、もう閉園時間寸前でした。

まだまだ日は高いのですが、京都のお寺が閉まるのは早い。

もっといろいろまわりたそうなエヴァでしたが、今日はここまで。

「やっと終わった」

少しホッとする私。


DSCN0620.jpg

お好み焼き屋さんでもパワーが衰えないエヴァ。

なんで彼女はいつもこんなに楽しそうなんだろう。


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それにひきかえ、目が死んでいる私。

炎天下の京都を一日歩けば、こうなるのが普通だと思う。

きっとエヴァが強過ぎるだけなんだろう。




「ありがとう、マサト。今日は楽しかったわ。

 明日も私をエスコートしてくれるんでしょ?」


「え? う、うん。そりゃまあ・・・」


「ほんと? うれしいっ!

 でも、無理しないでね。

 日本人って本心をあまり見せないって聞いたことがあるわ。

 いやならいやってハッキリ言ってくれていいのよ。」


こんな美人と一緒に歩けるのだ。

いやなはずがない。

ただ、問題は、体がついてこないということ。


家に帰ってシャワーを浴びたら、倒れこむように眠った。

すぐ隣には色白の欧州美人が寝ているというのに、わき目もふらずに眠った。

そこには煩悩のかけらもなかった。

テーマ : 京都旅行
ジャンル : 旅行

カウチサーフィン(CouchSurfing)とは?

CouchSurfingKyoto

Author:CouchSurfingKyoto
.カウチサーフィン(CouchSurfing)とは。

日本に観光に来た外国人の宿として無償で自宅を提供し、国際交流を深めるというカウチサーフィン。

また、自分が海外に旅行に行く時には、現地の一般家庭に泊めてもらい、その土地に住む人々の生の暮らしを体験することだってできてしまいます。

ここは、そんなカウチサーフィンの日常をありのままにつづったブログです。

「カウチサーフィンは危険じゃないの?」
そんな危惧も理解できます。
たしかに事件やトラブルも起こっています。

なにかと日本人にはなじみにくいカウチサーフィン。

・登録の仕方がわからない
・詳しい使い方を知りたい
・評判が気になる

そんな人は、ぜひこのブログをチェックしてみてください。
きっと役に立つと思います。

最後に。

「カウチサーフィンを利用すれば、ホテル代が浮く」

私はこの考え方を否定しているわけではありません。
私もそのつもりでカウチサーフィンを始めましたから。

しかし、カウチサーフィンは単なる無料のホテルではありません。
現在、約8割のメンバーはカウチの提供をしていません。サーフのみです。

だって、泊める側にはメリットなんてなさそうですものね。

「自分の部屋で他人と一緒に寝るなんて考えられない」
「お世話したりするのってめんどくさそう」

時々私はこんな質問を受けることがあります。

「なぜホストは見知らぬ人を家に招き入れるのか?」

それはね、もちろん楽しいからですよ。

自己紹介
プロフィール


こんにちは。
京都でカウチサーフィン(CouchSurfing)のホストをしている、マサトという者です。
ときどきふらりと旅にも出ます。
もちろん、カウチサーフィンで!


(海外)
2011年、ユーレイル・グローバルパスが利用可能なヨーロッパ22カ国を全て旅しました。
それに加えて、イギリスと台湾も訪問。
もちろん、これら24カ国全ての国でカウチサーフィン(CouchSurfing)を利用。

2012年、東南アジア8カ国とオーストラリアを周遊。
ミャンマーを除く、8カ国でカウチサーフィンを利用しました。

2013年、香港、中国、マカオをカウチサーフィンを利用して旅行。 風水や太極拳、カンフーを堪能してきました。

2014年、侍の衣装を着て東ヨーロッパ20か国を旅行してきました。


(日本国内)
これまでに京都で329人(53カ国)のカウチサーファーをホストしてきました(2013年6月25日現在)。

もちろん、これからもどんどんカウチサーフィンを通じていろいろな国の人と会うつもりです。



カウチサーファーとしてのカウチサーフィン(CouchSurfing)の経験:


オーストリア、ベルギー、ブルガリア、クロアチア、チェコ共和国、デンマーク、フィンランド、フランス、ドイツ、ギリシャ、ハンガリー、アイルランド、イタリア、ルクセンブルグ、オランダ、ノルウェー、ポルトガル、ルーマニア、スロヴェニア、スペイン、スウェーデン、スイス、イギリス、台湾

シンガポール、インドネシア、オーストラリア、マレーシア、タイ、ミャンマー、ラオス、カンボジア、ベトナム

香港、中国、マカオ

スロヴァキア、ポーランド、リトアニア、ラトヴィア、エストニア、ベラルーシ、ウクライナ、モルドヴァ、沿ドニエストル共和国、ルーマニア、セルビア、マケドニア、アルバニア、コソヴォ、モンテネグロ、クロアチア、ボスニア・ヘルツェゴヴィナ、リヒテンシュタイン


ホストとしてのカウチサーフィン(CouchSurfing)の経験:


アイルランド、アメリカ、アルゼンチン、イギリス、イスラエル、イタリア、イラン、インド、インドネシア、ウクライナ、エストニア、オーストラリア、オーストリア、オランダ、カナダ、韓国、クロアチア、コロンビア、シンガポール、スイス、スウェーデン、スコットランド、スペイン、スロヴァキア、スロヴェニア、タイ、台湾、チェコ共和国、中国、チュニジア、チリ、デンマーク、ドイツ、トルコ、日本、ニューカレドニア、ニュージーランド、ノルウェー、ハンガリー、フィンランド、ブラジル、フランス、ベトナム、ベルギー、ポーランド、ポルトガル、香港、マダガスカル、マレーシア、メキシコ、モルドバ、リトアニア、ルーマニア、ロシア



メールフォーム:個人的に相談などありましたら、こちらからどうぞ(非公開です)

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