二尊院の除夜の鐘とカウチサーフィン
:アレクシィスとヴァージニィー(フランス)

12月31日 23:30 二尊院の門の前。
除夜の鐘つきを目当てに並んでいるのは20人くらい。
焼き芋屋さんの屋台があります。

同じく二尊院の門前。
まだ門は閉まっています。
除夜の鐘をつくために並んでいる人は思ったほど多くないです。
これが大覚寺だったらとんでもない人の数なんでしょうね。
最初は大覚寺に行く予定だったのですが、インターネットで調べると、行列の長さがハンパでないことが判明。
急きょ二尊院に変更したのですが、正解でした。
私の家からも近いしね。

二尊院の除夜の鐘をつくために行列に並んでいるアレクシィスとヴァージニィー。
とても寒そうです。
パリはもっと寒いのでは?

二尊院の除夜の鐘をつく人。
私はこのお寺に来るのは初めてです。
こじんまりとして、落ち着いたたたずまいが気に入りました。
今度は昼間に来よう。

二尊院の除夜の鐘をつく私。
待ち時間は10分ほどでした。

まずは私から。

続いてアレクシィス。

最後にヴァージニィー。

鐘をついた後は、甘酒が無料でふるまわれます。
なんて太っ腹なんだ、二尊院。
それにしても、ヴァージニィーはとても寒そうに震えています。

そういえば、除夜の鐘をつくのは私にとってもこれが初めての経験です。
カウチサーフィンをしていると、いろいろと新しい経験を積むことができます。
外国人をダシにできますからね。
甘酒を飲むのも久しぶり。

甘酒を飲むアレクシィスとヴァージニィー。

二尊院の参道は長いことで有名です。
大晦日の今日は、この参道がろうそくで照らされていました。
何十本ものローソクが参道脇にあるにもかかわらず、とても暗かったです。
前から来た人が見えなくてぶつかりそうになります。

二尊院の門の前の石焼き芋の屋台は、なんと無料!
思わぬサプライズにほくほく顔の私たち3人。
その他にも暖かいお茶を振る舞ってくれたりと、二尊院様の懐の深さにはただただ感激するばかり。

二尊院は入場料も無料でした。
たしか、昼間に拝観する時には500円くらいかかるはず。
大晦日の今夜は大盤振る舞いです。
結局、
・二尊院に入場
・除夜の鐘つき
・甘酒
・石焼きイモ
・あったかいお茶
・幻想的なローソクにライトアップされた参道
これらが全て無料で体験できました。
運よく大晦日に京都を訪れたフランス人カウチサーファー、アレクシィスとヴァージニィーにも喜んでもらえた(かな?)
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今回のカウチサーフィンはフランス人のカップルです。
アレクシィスとヴァージニィー。
9月に結婚したばかりの、新婚ほやほやのお二人。
かといって、必要以上にベタベタするわけでもなく、とても感じのよいカップルです。
彼らはちょうど大晦日に京都に到着したので、今夜は除夜の鐘をつきに行くことにしました。
知恩院か大覚寺を勧めたら、大覚寺の方がいいということです。
実際に自分たちで鐘をつけるのが魅力的だとか。
ただ、私の家から大覚寺まではかなり距離があります。
この時間にはもうバスはありません。
インターネットで調べたら、大覚寺以外にも、鐘をつけるお寺はたくさんあります。
一番近いのは天龍寺ですが、ここは除夜の鐘をつけるのは108人まで、と制限があります。
そこで、人数無制限で、比較的知名度の低い二尊院に白羽の矢が刺さりました。
甘酒もふるまわれる、というのも大きなポイントです。
ただ、二尊院は山の奥にあるので、途中の道はかなり暗いです。
不安な人は懐中電灯を持参した方がいいかもしれません。
23:30に到着した時点では、門はまだ開いていませんでした。
除夜の鐘をつくために並んでいる人は20人くらい。
ここはけっこうな穴場と言っていいのではないでしょうか。
大晦日の除夜の鐘と言えば、知恩院や大覚寺が有名ですが、
どちらもかなり混雑することで有名です。
知恩院の鐘つきは壮大ですが、自分ではつけませんしね。
フランス人カウチサーファー、アレクシィスとヴァージニィーは若いのにとても「大人」な雰囲気です。
久しぶりに「まともな」カウチサーフィン体験ができそうです。
年末年始くらいは平和に過ごさせてもらわないとね。
テーマ : カウチサーフィン(Couch Surfing)
ジャンル : 旅行