カウチサーフィン(CouchSurfing)と愉快な仲間たち

娘さんは芸能人?!(キエフ、ウクライナ)

キエフ(ウクライナ)でカウチサーフィン(CouchSurfing)

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食卓の上に無造作に置かれた銃。
モデルガンではありません。
本物の銃です。

軍用の自動小銃を改造した狩猟用。
もちろんアナトリーは銃の所持許可をとっています。


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元軍人のアナトリーに銃の扱い方を教わりました。
今回の旅行では紛争地帯を訪れることはありません。
なので今のところ、銃を使わなければならない状況に陥る予定はないのですが、知っておいて損はないですからね。


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ひととおり写真を撮り終えたら、今度はアナトリーの番です。
彼も侍の衣装に着替えて撮影タイムとなりました。


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さすが軍隊で鍛えられただけあって、銃の構え方にも年季が入っています。
袴の横から見えている下着がなければ、もっとかっこよかったんでしょうけどねえ。


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アナトリーは仕事に出かけようとしていた奥さんを呼び止めて、これらの写真を見せます。
「どうだ!?」
「うそっ! これ、あなたなの?」

奥さんはアナトリーの侍姿にえらく感激しておりました。
私たち日本人が思っている以上に、欧米人にとってサムライというのはインパクトがあるようです。


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アナトリーの奥さんはこれから仕事に出かけるので、彼女と会うのはこれが最後です。
すごくきれいで賢いのに、どこかおちゃめなところがあって、とても魅力的な女性でした。
時々日本に来るみたいなので、今度はぜひ日本でお会いしたいものです。


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彼女は別れ際、おみやげをくれました。
それだけではなく、私のためにお弁当まで用意してくれていたのです。
ウクライナの人ってやさしいな。


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どこからどう見ても完璧な夫婦。

アナトリー、あんたのことをホモだと疑ったりして悪かった。



朝食を食べながら、今日のうちあわせをします。
キエフの主な見どころは昨日までにほぼ見てしまっているので、今日は特に観光の予定はありません。
なので彼はまたもや私のために詳しすぎるスケジュールを組んでくれました。


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仕事に行く途中、アナトリーは車でとある公園まで送ってくれました。

「ここからアンドレイ教会までの道は、とても素晴らしい景色が続くんだ。
普通の外国人旅行者はここのことを知らない。
だからゆったりとできるぞ。
キエフ最後の日をたっぷり楽しめ、マサト」

そう言ってアナトリーは去っていきました。


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いきなりカラフルな小便小僧の歓迎をうけます。


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そんなにジッと見つめられちゃあ、カップルも落ち着いていちゃつくこともできないことでしょう。


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こんなベンチに座りたくない・・・


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ウクライナ人の芸術的センスって・・・


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なんだかトラウマになりそうな遊戯道具。
ウクライナの子供たちの将来が心配です。


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ここはキエフ市民にはけっこう人気のスポットみたいですね。


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どうやらこうやって中に入って写真を撮るのが通のたしなみのようです。


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私もやってみました。


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でもやはり、ウクライナ人のセンスにはついていけません。


実は今日は人と会う約束があったので、彼からの電話を待っていたのですが、いまだにありません。
どうやら彼とは会えないみたいです。
ぽっかり予定が空いてしまいました。

昨日はキエフ市内を縦横無尽に歩き回ったので、今日はのんびりと過ごすことにしましょう。
郵便局で絵葉書を買って、独立広場で書きました。


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あてもなくキエフ市内を歩いていると、時々こういうのに出くわします。
一見平和そうに見えるキエフですが、戦争の影は確実に暗い影を落としています。


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プーチンの顔が印刷されたトイレットペーパー。
本人が見たら余計に戦争が泥沼化しそうな気が・・・



アナトリーの家に早めに帰り、荷造りをすることにしました。
今夜はリヴネ行きの夜行列車に乗るのです。

なんだかアナトリーはうれしそう。
どうやら今夜、娘さんが帰ってくるそうです。

「娘さんはどこに行ってたの? 旅行?」

「いや、ロシア国境地帯だ」

「え? あそこは今戦争中で、危ない場所じゃないか」

「そうだ。 私の娘はそこで戦っている兵士たちを鼓舞するために、危険を冒して行ってきたんだ」


話をよく聞いてみると、アナトリーの娘さんは歌手なのだそうです。
下の動画は、彼女たちのPV.
金髪の方の女性がアナトリーの娘さんです。





彼女たちの公式ホームページ。
「VRODA」
ウクライナ語で「Beauty」という意味らしい。
その名の通り、二人とも美しい。

http://vroda.info/


「それってひょっとして、あんたの娘さんは芸能人ってこと?」

私がそう尋ねると、アナトリーはうれしそうに娘自慢を始めました。

「今夜ここに来るのか? 会いたい! ぜひとも一目見たい!」

「なに言ってるんだマサト。
お前はもうすでに電車のチケットを買ってしまってるじゃないか。
早くしないと乗り遅れるぞ」


ただでさえ美人の多い国、ウクライナ。
その中でもさらに美しいアナトリーの娘さん。
しかも芸能人!

ちくしょう、アナトリー。
わざと秘密にしていただろう?
そんなに俺と会わせたくないのか。


ちなみに彼女の身長は185㎝。
うわっ、俺より10センチも高いじゃないかよ。
つま先立ちしてもキスするのは難しそうだな。
彼女にかがんでもらわないと。

もちろんアナトリーに見つかったら射殺されるだろうが、そのスリルがまたたまんないんだよな。


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アナトリーの運転する車でキエフ駅まで送ってもらいました。
車内でもアナトリーは上機嫌。
そりゃそうでしょう。
むさくるしい男を追い出して、そのかわりにかわいい娘さんが帰ってくるのですから。

ちくしょう、ちくしょう。
ウクライナの芸能人、会いたかったなあ。


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列車内ではなぜか火を焚いています。
蒸気機関車かこれは?

そのせいか車内はとても暑い。
もちろんウクライナの電車にクーラーなんてあるはずありません。


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寝台車の車内。
暑いし、狭い。

リヴネには夜中の2時に到着し、そこで夜を明かすことになります。
リヴネの駅がどんな場所なのかはわかりません。

なので今は横になって、ひたすら体力を温存することに努めよう。
リヴネは今回の旅のハイライトのひとつ。
「恋人たちの緑のトンネル」のある場所なのですから、気合いれていかねば。





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テーマ : カウチサーフィン(Couch Surfing)
ジャンル : 旅行

最新ウクライナ情勢 2014年7月

今回の旅行では、東ヨーロッパの国すべてを周る予定なのですが、もちろんその中にはウクライナも含まれています。
しかし、やはり気になるのが現地の治安状況。
マレーシア機だけでなく、ウクライナの軍用機も相変わらず撃墜されています。
親ロ派の抵抗もまだまだ続きそう。

外務省のホームページによると、「渡航延期勧告」がでているのはウクライナ東部とクリミア半島のみ。
私が行く予定の地域は「十分注意」なので、なんとか旅行はできそうです。

でも、実際のところはどうなんでしょうね?
べつに外務省の情報を疑っているわけではありませんが、やはり気になります。

そこで、カウチサーフィンを通じて知り合った人たちに聞いてみることにしました。
まずはロシア人のマリア。

「今度ウクライナに行こうと思うんだけど、なにか耳寄りな情報ない?」

「あそこは私の管轄外なのよ。
 それに、もしなにか知っていたとしても、あなたに教えるわけないでしょ」

さすがは元KGB. 口が堅い。
でもどうせなら、映画や小説のように、

「肯定も否定もしない」
とか、
「私にはそのことを口外する権限がない」
とか言ってほしかったな。
ああいうシチュエーションにあこがれてるんだよ。


次にウクライナ人のヴィーカに聞いてみました。

「今の時期にウクライナを旅行するのはあまりおすすめしないわ。
 キエフやリヴィウはまだ大丈夫だと思う。
 でも、オデッサはいろいろと不穏な話を聞くから、やめておいた方がいいんじゃないかしら」

えっ、そうなの?
オデッサもヤバいの?
外務省の情報とはちょっと違うな。

ヴィーカはウクライナ人なのですが、現在はギリシャに住んでいます。
なので彼女の持っている情報は間接的なもの。
ここはやはりオデッサに住んでいる人に直接聞いてみる方が確実かもしれません。

あいにくオデッサに住んでいる知り合いはいなかったので、カウチサーフィンのコミュニティを利用することにしました。
東欧の国というのは閉鎖的なイメージがあったので、反応は薄いかもなー、と思っていたのですが、
1通メッセージを送っただけですぐに5、6通の返事が返ってきました。
これは予想外です。

彼らの話を総合すると、5月や6月くらいまでは混乱を恐れて、オデッサを訪れる観光客はほとんどいなかったそうです。
ところが、7月に入ってからは状況が好転し、大勢の人がやってくるようになったとか。
だから安心してオデッサに来いよ、ということでした。

「でも、お前が来る8月の下旬は黒海の水は泳ぐにはちょっと冷たいけどなー」

そうなのか。 日本でもお盆を過ぎたら海水浴場はガラガラになるからなあ。
じゃあウクライナ美人の水着を拝むのは難しいのかな。


メッセージをくれた人の中には、
「オデッサに来るなら俺の家に泊まれよ」
と言ってくれる親切な人も数人いました。
ウクライナ人ってけっこうフレンドリーなんだな。

その中の一人の青年はかなり熱心に私にアプローチしてきました。
彼は大の日本ファンで、
「なんで俺は日本人に生まれなかったんだろう」
と本気で悔しがっています。

ウクライナといえば美女大国として有名ですが、男だってきれいなんです。

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(右側がメッセージをくれた青年)


この彼、男の私でさえハッと息を飲むほどのイケメン。
でも、なんかむかつく。

彼はちかぢか日本にやってくるそうです。
日本の女性のみなさん、ぜひ彼をホストしてやってください。


オデッサといえば必ず引き合いに出されるのが「ポチョムキンの階段」
なので予習として「戦艦ポチョムキン」の映画もしっかりと見ておきました。

でも、個人的にはオデッサといえばガンダムを思い出すんですよね。
黒い三連星やマチルダさん、マ・クベなど。
出発前にもう一度見ておきたかったけど、そんな時間はなさそう。

まあいいか。
ウクライナ美人に会えるのだから。

テーマ : ヨーロッパ旅行記
ジャンル : 旅行

ウクライナ上空 10000メートル

カウチサーフィンで知り合った台湾人のシャーリンからLINEでメッセージが届いていました。

「マサトさん、見て、見て!」

送られてきたのはEVER AIR のリンク。
今度の東欧旅行で私が利用する航空会社です。

そこにはこう書いてありました。

「台湾ー欧州便 運航ルート変更のお知らせ

 マレーシア航空MH17便の墜落を受け、エバー航空は台湾ー欧州間の飛行ルートをウクライナ上空を回避し、トルコ上空を経由するルートに変更しました。これにより、台湾ー欧州間の飛行時間は通常より20分長くかかることがあります。」


無題


おいおい。俺の乗る飛行機、ウクライナ上空を飛ぶつもりだったのかよ。


おそらく、これはエバー航空だけでなく、アジアからヨーロッパへ向かう飛行機の多くが同じルートを取っていたのではないでしょうか。

そう思ってググってみたら、
「マレーシア航空機が撃墜されたウクライナ東部ドネツク州上空は欧州とアジアを結ぶ最短距離航路。
 1日約300便以上が上空を通過」
と書いてありました。

そう、あのマレーシア機撃墜は、我々誰にでも起こりうる可能性のある事件だったのです。


「飛行機事故に遭う確率よりも、自動車事故に巻き込まれる可能性の方が断然高い」
とはよく言われることですが、あれだけセンセーショナルなニュースを目の当たりにした後には、やはり少なからぬ動揺を受けます。


出発まであと1週間。
開き直った親ロ派やロシアが暴挙にでないことを切に願います。

テーマ : ヨーロッパ旅行記
ジャンル : 旅行

熱帯マラソン

ずいぶん長いことカウチサーフィンをやってきたが、カンボジアからのゲストはこれが初めてだな。


今回のお客様はイリーナ。

カウチサーフィンのプロフィールではいちおう国籍はフィンランドとなっていたが、

話を聞くとなかなか入り組んだ事情がある。


まず、彼女はハーフだ。

父親はバングラデシュ出身のベンガル人。

母親はフィンランド人。

両親は二人ともロシアに留学していた経験があり、そこで出会い、結婚した。

そういういきさつがあったから、家庭内での公用語はロシア語だ。

そのためもちろんイリーナ自身もロシア語のネイティブ。



ここでふと、日頃から感じていることを彼女にぶつけてみた。

「欧米人男性とアジア女性のカップルは掃いて捨てるほどいるけど、

 その逆はほとんど見たことがない。

 そのことをふまえると、君の両親は特異な存在だね」


「そんなことないわよ。ここだけの話、インド系の男性はロシアではモテモテなのよ」


にわかには信じがたい話だ。

だが、もしそれが本当だとしたら、この地球のどこかには日本人男性が白人女性にモテる国があってもおかしくない。

生きる希望がわいてきた。



イリーナ自身はアメリカの大学を出ているため、英語はネイティブレベル。

そして今はカンボジアで働いている。


彼女がカンボジアで暮らすようになってからまだ数年ほどしか経っていないが、

すっかり現地人と同化している。

彼女の顔立ちはどこから見てもカンボジア人のそれだ。






「カンボジアに住んでると聞いてたから、てっきり君はカンボジア人だと思っていたよ」

私がそう言うと、彼女はちょっと不服そうな顔をした。


「私の仕事はエンジニアなの。

 といっても、研究室の中に閉じこもっているわけではなくて、

 カンボジアのギラギラと照りつける太陽の下で一日中働いているのよ。

 だからこんなに日焼けしてこんな顔になっちゃってるけど、

 本当はもっと白いのよ。

 だって母親はフィンランド人なんですもの。」



イリーナの白い顔とやらを想像してみた。

だが、どうもうまくいかない。


彼女の顔つきはどこから見ても東南アジアのそれだ。

3か月以上東南アジアを放浪していた私が言うのだから間違いない。


それに、彼女の色が黒いのは顔だけではない。

腕だって東南アジア人特有の浅黒い色をしている。

白い肌の白人がいくら日焼けしたからといって、こんなふうになるものだろうか。


ちらっと彼女の胸元にも目をやった。

どこまでも浅黒い色が続いている。

このシャツの下には白い肌が隠れているなんてとても信じられない。





「私、空手の黒帯を持ってるのよ」


な、なにを突然言い出すんだ、この子は。

やはり女は鋭い生き物だ。

こちらがヘンな想像をしていると、すぐに見透かされてしまうものらしい。



お好み焼き屋でビールを飲んだ後、嵐山の鵜飼を見に行った。

だが、イリーナはあまり関心はなかったようだ。

水面に映る幻想的な炎などそっちのけで、ずーっとしゃべっていた。


彼女の話を聞いていると、どうしても東南アジアを旅行した時のことを思い出してしまう。

東南アジアというのは不思議な地域だ。

人の心を惹きつけるなにかがある。


また行かねば。


「マサト、あなたマラソンやるんでしょ。

 いい話があるわよ。

 毎年アンコールワットでマラソン大会が開催されるの。

 ぜひ参加しなさいよ。

 私もマラソンやるから、一緒に走りましょ。

 壮大な遺跡の中を走るのって気持ちいいわよ」



私にとってカンボジアでの記憶といえば、灼熱の太陽しかない。

思いバックパックを背負って毎日歩きまわったから、体重が激減した。

3ヶ月間朝も夜も、汗の乾く暇もなかった。


あの広大な遺跡群を屋根の付いたトゥクトゥクでまわってもフラフラになったのだ。


マラソン?

ちょっと考えさせてくれ。



テーマ : 今日の出来事
ジャンル : 日記

KGBとカウチサーフィン

ブログの更新をサボっているのがバレてしまいますが、葵祭に行ってきました。









葵祭と言えば、京都三大祭りの一つ。

日本でも有数の大きなお祭りですが、実は外国人のウケはあまりよくありません。

「これぞニッポン」といった伝統的な衣装を着た豪華な行列を間近で見ることができるのですから、

外国人観光客はさぞかし感動するかと思いきや、リアクションはいまいち。

最初のうちこそ、「オォーッ!」と叫んでいるのですが、そのうちテンションが下がってきます。

まだ行列が目の前を歩いているというのに、写真を撮るのをやめ、カメラをしまってしまいました。


これは葵祭に限ったことではありません。

時代祭や鞍馬の火祭もそうでした。

どうも彼らは、行列がただダラダラと歩いているだけだと、飽きてしまうようなのです。


もちろん個人差はあります。

「葵祭、最高!感動したっ!」という外国人も大勢いるでしょう。

もしかしたら、私の解説がマズいのかもしれません。


当初の予定では京都御所から下賀茂神社まで行列を追いかけるつもりだったのですが、彼らはすでに興味を失ってしまったみたいですね。




写真左はイーシャン。台湾人の彼女はここ数日、私の家に泊まっています。

古き良きアジア人女性と、進取的な欧米人女性の両方の良さをあわせ持った、とても魅力的な女の子です。


右側はマリア。ロシア人です。

彼女はホテルに宿泊しているのですが、地元の人間と京都を歩いてみたかったようで、私にメッセージを送ってきました。


私はロシアをはじめとする旧東側諸国の人はみんな、英語が苦手なんだというイメージを持っていました。

しかし、このマリアはとても流暢な英語を話します。ロシア訛りのようなものはありません。

そこで、銀閣寺から哲学の道を歩いて下りながら、私たちはいろんな話をしました。


(銀閣寺にて)

マリアのカウチサーフィンのプロフィールには、「士官学校卒業」と書いてあったので、そのことについて聞いてみました。

ロシアの軍人と話をする機会なんてそうそうないですからね。

なにか機密情報も聞けちゃうかも!


しかし、マリアはなんだか言いにくそうにしています。

あれ?なにかマズい質問したかな?


「あなたたちを怖がらせたくなかったから士官学校って書いたんだけど、ほんとはそうじゃないのよ」

実は彼女は軍人ではなく、情報機関の人間だったのです。

そう、いわゆる「KGB」です。


えええええ!!!!!

それって、ある意味、ロシア軍人よりすごいぞ。


イーシャンも驚いています。

「そうとは知らずになれなれしく口をきいてしまいました。数々の無礼をお許しください~~~。どうか命だけは~~~」

ちょっとおおげさだな。



マリアは士官学校ではなく、諜報員を養成する学校を卒業しました。

その時の写真を見せてもらいましたが、パリッとした制服に身を包んだ彼女は、今とはまるで別人です。

その冷たい目からはなんの感情も読み取ることができません。


ところが、今我々の目の前にいる女性はとても陽気で、冗談を言っては私たちを笑わせてくれます。

ロシア人というより、まるでアメリカ人です。



それに、彼女は一人で京都を歩くことさえできない人間なのです。

最初、彼女とは駅で待ち合わせしようとしたのですが、

「私すぐに道に迷っちゃうのよ。悪いけど私の泊まってるホテルまで迎えに来てくれない?」という始末。

確かKGBって敵地の奥深くに潜入するのが任務じゃなかったっけ?

方向音痴の工作員なんて、敵に捕まりまくりじゃんかよ。



また、マリアの体型はどう見ても鍛え抜かれたスパイのものではありません。

わずか20分ほど哲学の道を歩いただけでヒィヒィ言っているのです。

格闘戦になれば、小柄なイーシャンの方が余裕で勝つでしょう。


「こ、これでも射撃は得意なのよ・・・」

マリアの言い訳が虚しく響きます。



KGBといってもいろんな部署があります。

みんながみんな、銃や戦車でドンパチをやるわけではないのです。


マリアの専門は情報。

ドイツ語、フランス語、スペイン語・・・。なんと彼女は数ヶ国語を自在に操るといいます。



また、彼女の父親やお兄さんもKGBの諜報員でした。

彼女の家系は、先祖代々情報機関で働いてきたのです。

「スパイ一家」

うわあー、かっこいいー。



たとえ家族といえども、自分の仕事の話はできません。

同じKGBでも、部署が違えば機密を漏らすわけにはいかないからです。

だからお互いが今どんな作戦に従事しているのかわかりませんし、聞いてもいけないのです。



ある時、マリアのお父さんは3週間くらい家に帰ってきませんでした。家族には何も言わずに。

数週間ぶりに彼が家に帰って来た時、体中あざだらけ、傷だらけだったそうです。

にもかかわらず、家族の誰も

「今まで何も言わずに、いったいどこにどこに行ってたの?」

「その傷はどうしたの?」

とは聞かなかったそうです。


みんな何事もなかったかのように、いつもどおり夕食を食べたのだとか。


すげー、かっこよすぎる。




マリアが他の部署に配置換えになった際、転属先の新しい上司から、

「おお、君があの「伝説の」〇〇〇の娘さんか」

と言われたそうです。


彼女のお父さんはKGB内でもかなり有名なスパイだったようですが、いまだにマリアはその「伝説」の内容を知らされておりません。


なんか映画みたいだなー。




(法然院にて)

ここでおそらく疑問に思った人もいることでしょう。

「KGBのエージェントが身分を明かしてもいいのか?」


マリアはもうずいぶん前にKGBを退職しています。

彼女のお父さんもお兄さんも。



辞めた後も数年間、元エージェントはロシア国外に出ることは許可されません。

機密保持のためでしょう。



その数年間の軟禁状態が終了した時、マリアはこれからは自由に生きることを決意します。

それからは毎年、自分の誕生日はロシア国外で祝うことにしているのだとか。


「実は今日は私の誕生日なのよ。何かお祝いして!」



晴れて自由の身となった彼女ですが、「元KGB」という肩書は一生ついてまわります。

彼女は事情があって宿泊先のホテルを変えたことがあるのですが、すぐに公安当局から照会がありました。

「貴君は宿泊先を変更したようだが、その理由はいかに?新しい滞在先からは飛行場の設備が見渡せるようだが、その場所を選んだ理由を明確に回答されたし」

また、国によっては入国を拒否される場合もあるのだとか。



そんなマリアは今、日本語に興味がある様子。

「マサトと知り合ったのも何かの縁だから、これからもスカイプで連絡を取りましょ。日本語を教えてね」


日本語をマスターして、いったい君は何をしようというんだ、マリア?

テーマ : カウチサーフィン(Couch Surfing)
ジャンル : 旅行

ウクライナ美人はいかが?

マリ(ウクライナ)とCouchSurfing(カウチサーフィン)


チョコレートコロッケ

錦市場でチョコレートコロッケなるものをみつけました。


チョコレートコロッケを試すマリ。

もちろんマリが見逃すはずがありません。
さっそく試していました。

でもこれって、伝統的な日本の食べ物じゃないような・・・


チョコレートコロッケの中身。

チョコレートコロッケの中はこんな風になってます。


CouchSurfing(マリ、ウクライナ。錦市場にて。)

さらに別の食べ物にも手を伸ばすマリ。

どうして女の子という生き物は食べ物に関してこんなにも貪欲なんだろう。
そのわりには体重がどうのとか、ダイエットがどうのとか言うんですよね。


カウチサーフィン(マリと私。忍者の絵。)

新京極の近くでこんな物を見つけました。
これが何だかわかるでしょうか。
忍者です。


CouchSurfing(マリと忍者。)

なぜこんな物がここにあるのかというと、
すぐ近くに忍者レストランがあるからなんですね。

この忍者レストランの前にはいつも何人かの忍者がウロウロとしています。
別に彼らはヒマなわけではなく、客引きや案内をしているんですね。

このお店の前をカウチサーファーと一緒に通ると、必ず彼らは忍者と一緒に写真を撮ります。
その度に快く撮影に応じてくれる心優しき忍者たち。

我々はお客じゃないのに、いつもありがとうございます。


カウチサーフィン(マリと私。忍者スイーツ。)

この忍者レストランの隣には「忍者迷路」と「忍者スイーツ」のお店もあるんですね。
春休みということもあり、この忍者スイーツのお店の前には若い女の子の行列ができています。

もちろん我々も並びました。


忍者クレープ

我々が注文したのは忍者クレープ。
生地に竹炭が練りこんであるため、真っ黒です。


CouchSurfing(鴨川とウクライナ美女。)

鴨川。
ごくありふれた日常の風景でも、ウクライナ美女が被写体になると絵になります。


カウチサーフィン(祇園白川の桜。)

祇園白川は桜が満開。
もちろん観光客もぎっしり。


祇園白川を歩く(偽?)舞妓。
(祇園白川を歩く(偽?)舞妓。)

祇園白川の鴨。

白川では鴨がエサを採っていました。
のどかな風景だなあ。


カウチサーフィン(モデル状態のマリ。)

祇園白川で写真を撮っていると、見知らぬおじさんが
「ええモデルが来た。」
と言ってマリの写真をパシャパシャと撮影していました。

それにつられるように他の観光客たちも一斉に彼女の写真を撮りだします。
さながらモデルの撮影会場のよう。


たしかに桜とウクライナ美女の組み合わせは絵になります。


巽橋にて。
(巽橋にて)

CouchSurfing(桜とウクライナ美人。)

カウチサーフィン(マリと辰巳大明神。)
(辰巳大明神)

カウチサーフィン(祇園白川でたたずむウクライナ美女。)

CouchSurfing(マリ、ウクライナ)

カウチサーフィン(祇園甲部歌舞練場とマリ。)
(祇園甲部歌舞練場)

CouchSurfing(安井金毘羅宮の縁切り縁結びの碑とマリ。)

お札を縁切り縁結びの碑に張り付けるマリ。
安井金毘羅宮にて。


カウチサーフィン(桜の匂いを嗅ぐウクライナ人女性。)

桜の匂いを嗅ぐマリ。
美人は何をやっても似合います。


ロシアの帽子。

マリがくれたロシアの帽子。
やはりウクライナはいまだにロシアとの関係が深いのか?


____________________________


今回のカウチサーフィンはウクライナ人カウチサーファーのマリと。

私は以前、ギリシャ人のアンドレアとウクライナ人のヴィーカをホストしたことがあるのですが、
そのヴィーカはものすごーく美人。

それ以来私の中では

ウクライナ人女性 = 超美人

という図式が出来上がっています。


そしてこのマリも文句なしにきれい。



彼女は日本語をかなり真剣に勉強しているので、けっこう話せます。
日本語表記の標識やパンフレットなんかもスラスラ読んでいたのにはびっくりしました。

マリは日本で働きたいらしく、いろいろと情報を集めています。
こんな国のどこがそんなにいいんだか。

まあ、とびっきりの美人が日本に住みたいと言ってくれているのだから文句はありませんが。



しかし、ウクライナ人が日本で職を得るのはいろいろと大変なようです。

マリは英語がかなり堪能なのですが、ネイティブではありません。
ロシア語とウクライナ語はペラペラですが、日本ではあまり需要がないようです。


彼女は日本語の勉強がしたいということで、私との会話は日本語がメイン。
マリのたどたどしい日本語はとてもかわいらしい。

現代日本ではすでに絶滅した奥ゆかしさも彼女はそなえています。
彼女と日本語で話していると、知らず知らずのうちに私の頬は緩みっぱなし。


ところが、マリが英語モードに変わると流れは一変します。
英語で話すときの彼女はまるでブロンクスのアメリカ人。
さっきまでの謙虚さはどこへやら。

「~,huh?」とかを連発されると興ざめしてしまいます。
いったいどちらが彼女の真実の姿なのかな?

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セヴェリナ(ロシア)、バス(オランダ)、(オーストラリア)

セヴェリナ(ロシア)とバス(オランダ)・(オーストラリア)とカウチサーフィン

カウチサーフィン(セヴェリナ、ロシア)、(バス、オランダ)、(オーストラリア)


先入観念とはいかに恐ろしいものか。
今回のカウチサーフィンではその事をいやというほど思い知らされた。


最初にセヴェリナからカウチリクエストをもらったとき、
私はセヴェリナは男性の方だと思っていた。

彼らのカウチサーフィンのプロフィールには写真が一枚しかなく、
その写真には男性と女性の二人が写っていた。

セヴェリナのプロフィールにはロシアで生まれ育った、とあったので、
てっきり白人男性の方がセヴェリナだと思ったのだ。



だが違った。
セヴェリナは黒人女性の方だった。

彼女の両親はアフリカのケニア出身。
その後ロシアに渡り、セヴェリナはそこで生まれ、暮らした。


白人男性の名はバス。
彼はオランダ人だ。

そして現在、二人はオーストラリアのシドニーで暮らしている。



その事実関係を知った後も、私の思い込みを修正するのは容易ではなかった。

黒人女性=ロシア人

どうしてもこの関係がしっくりこない。


この私の先入観のせいで、セヴェリナには不愉快な思いをさせてしまったかもしれない。



一緒に夕食をした時のことだ。
メニューにストロガノフがあったので、つい、バスに向かって

「バス、君向けのロシア料理があるよ」

と言ってしまったのだ。


ロシア人はセヴェリナの方なのに・・・



私は、自分自身のことを人種差別などしない人間だと思っていた。
だが、今回のカウチサーフィンでは、いろいろと考えさせられることが多かった。
私の思考パターンの節々に、黒人を特別視している傾向が見受けられるのだ。


セヴェリナはとても美人で、頭もいい。
黒人にありがちな、独特の体臭も彼女からは感じられない。

そのことに対する私の正直な感想は、

「おっ! 黒人の割には・・・」

というものだった。



カウチサーフィンを始める前は、私は外国人と接したことはほとんどなかった。
周りには日本人しかいなかった。

もちろん日本国内にもさまざまな問題は存在する。
アイヌ民族や在日朝鮮人など。

でも、それらは自分には関係の無い、遠い世界の話だと思ってきた。



カウチサーフィンを始めて、世界各国の人と知り合うようになってから思うのは、

「この世界には実に多様な人間が存在するんだな」

ということだ。



中には、日本の常識がまったく通じない人もいて、
不愉快な思いもした。

逆に、私が相手に失礼な振る舞いをしたこともあったかもしれない。


でも、そういう点もすべてひっくるめて、カウチサーフィンは面白いと思う。



これまでは主に欧米からのカウチリクエストが多かった。
最近では、東南アジアのカウチサーファーからもカウチリクエストが届くようになった。
もっといろいろな国の人と知り合いたい。
アフリカとか。



話を今回のカウチサーフィンに戻そう。


セヴェリナとバスからのカウチリクエストはシンプルなものだった。
「コピペっぽいな」
というのが私の第一印象だ。

彼らのカウチサーフィンのプロフィール欄もそっけない。

正直言って、あまり彼らに期待していなかった。



だが、実際に会ってみると、意外に彼らはいい人たちだ。

とてもおだやかな性格で、それでいて会話も弾む。
彼らの英語もとても理解しやすい。


セヴェリナとバスとは2回、一緒に夕食を食べたのだが、
2回とも彼らが支払いをもってくれた。

思えば、こういう律儀なカウチサーファーは久しぶりだ。


彼らはオーストラリアのシドニーに住んでいる。
近いうちに彼らと再会できたらいいな。

テーマ : カウチサーフィン(Couch Surfing)
ジャンル : 旅行

カウチサーフィンのお花見

カウチサーフィンは、実にさまざまな側面を持っている。

今日は、カウチサーフィン京都支部のお花見イベントの日だ。
出町柳の鴨川の中州でやるらしい。

先日知り合ったロシア人カウチサーファーのロニとドミトリからメールが来た。

「お花見でまたマサトに会えるのを楽しみにしてるわ!」

行こうかどうしようか悩んだ挙句、パスすることにした。

どうも私はパーティーが苦手だ。
それに、大勢の外国人がいる場だと、萎縮してしまう。
早口の英語や、ジョークを理解する自信も無い。

あーあ、
いつになったら外国人と英語でバカ話ができるようになるんだろう。

カウチサーフィンの京都支部では、月に一度のペースでミーティングも行っているらしい。
今から必死に英語の勉強をして、
夏までにはカウチサーフィンの行事に参加できるレベルにしあげよう。


テーマ : カウチサーフィン(Couch Surfing)
ジャンル : 旅行

手加減してあげてるのよ。感謝することね。

カウチサーフィンを本当に楽しむには、
やはり英語ができるにこしたことはない。

カウチサーフィン(ロシア・モスクワ、ドミトリと私)、トトロ。

でも、私は英語が堪能ではない。
カウチサーファー達ともっと語り合いたい。
私はいつもフラストレーションを抱えながら彼らと接している。

カウチサーファーとうまくコミュニケーションが取れなかった日は、
家に帰ってから英語の猛勉強をしている。
「今度こそは もっとしゃべろう」

でも、英会話ってなかなか上達しないものですよね。
一朝一夕では仕上がらない。

カウチサーフィン(モスクワ・ロシア、ロニとドミトリ)、知恩院にて。

二年坂のジブリのお店で買い物をしたり、
円山公園でイカ焼きを食べたりしたため、
もう夕暮れ時になってしまいました。

知恩院もすでに閉まっていて入れません。
結局、金閣寺にも京都御所にもいけませんでした。

それでもロニはご機嫌っ♪
さんざん悩んだ挙句にトトロのキーホルダーを買ったからです。

カウチサーフィン(ロシア・モスクワ、ロニ)、団子。

出町柳ではお団子を食べました。
うまく食べることができずに苦戦している様子を見かねて、
お店の人がフォークをくれました。

「団子をフォークで食べてるようじゃ、まだまだ甘いな。
 お前たちに日本文化を極めることなんて無理だ。
 がはははっ!」

と笑ってやりました。

口のまわりを団子のタレで汚した二人は悔しそうにしていました。

カウチサーフィン(ロシア・モスクワ、ロニとドミトリ)、叡山電車にて。

叡山電車に乗って、いざ、鞍馬温泉へ。

カメラを向けると、いつもポーズをとってくれる明るいロシア人たち。
私は、そんな彼らが大好きです。

カウチサーフィン(モスクワ・ロシア、ドミトリ)、鞍馬温泉にて。

温泉初体験のドミトリ。
「おーっ」とか、「あーっ」とかうめきながら湯船に浸かっていました。

鞍馬温泉の男湯には私たち二人しかいません。
思う存分会話を楽しみました。

私の英語力でも、この二人とはかなりコミュニケーションがとれてます。

「俺の英語力もかなりアップしたなあ」

と思っていたら、ドミトリの口から衝撃の言葉が。

「なんだ、気づいてなかったのか。
 俺たちはわざとゆっくりしゃっべってるんだぜ。
 特にロニ。
 あいつはアメリカに住んでたから、普段はもっと早口で英語をしゃべるんだぞ」

ロンリープラネットには、こう書いてあるそうです。

「一般に、日本人は英語が下手。
 だから、極力ゆっくりと、ハッキリと話すべし」

日本人よ、立ち上がれ。
やつらに勝手な事を言わせておくわけにはいかんっ!

絶対に英語ペラペラになって、
ネイティブをペッシャンコにしてやるぞ。

カウチサーフィン(モスクワ・ロシア、ドミトリ)、鞍馬温泉。

私の内心ではメラメラと炎が燃えさかっている事も知らずに、
風呂上がりのすっきりとした表情のドミトリ。

カウチサーフィン(ロシア・モスクワ、ロニとドミトリ)、叡山電車にて。

鞍馬温泉からの帰りの叡山電車内では三人とも爆睡しました。
今日も疲れたーっ。

テーマ : カウチサーフィン(Couch Surfing)
ジャンル : 旅行

キティと桜と清水寺

カウチサーフィンが楽しいものになるか、それともつまらないものになるか。
それはやはり、カウチサーファー次第です。

カウチサーフィン(ロシア・モスクワ、ロニ)、清水寺にて。

ロシアのモスクワからやってきたカウチサーファー、ロニとドミトリはとてもフレンドリーです。
私のイメージでは、ロシア人というのは暗くて、ボソボソとしゃべるものだったのですが、彼らは違います。
底抜けに明るい!
特にロニはずっと興奮しっぱなしです。
日本の文化をこよなく愛す彼女にとって、
目に映る物すべてがまぶしく見えるようです。

「Japan,Japan,Japan!」

これが彼女の口ぐせです。

三十三間堂の後は清水寺へ。
途中で舞妓さんを見つけた二人は、走って追いかけて行きました。

清水寺では、とくに桜と絵馬が気に入ったようです。
あちこち走り回って写真を撮っています。

何か日本的な物を見つけては

「これは何?」

と質問してきます。
でも、満足に答えることができない私。
日常英会話もままならないのに、仏教の真髄や禅の心なんて説明できるかっ!

カウチサーフィン(モスクワ・ロシア、ロニとドミトリ)、清水寺の音羽の滝にて。

見てください、このスマイル!
なんてさわやかなカップルなんだ。
ちくしょう、ケンカして別れてしまえ。

それとなくドミトリに

「日本の女の子はどうだい?
 かわいいだろう?
 なんなら いい娘 紹介しまっせ、お兄さん。ヘッヘッヘッ。」

って言ったら、

「いらん!」

ってさ。
つまらん。

カウチサーフィン(ロニとドミトリと私。ロシア・モスクワ)、清水寺にて。

日本人が写真を撮るとき、
「ピース」のポーズをしているのを見て不思議がる二人。
そうか、これは日本特有のものだったんだ。

さっそく写真を撮る時に「ピース」のポーズを試していました。
笑いながら。

そうこうしているうちに、時間は過ぎていきます。
どうやら、金閣寺に行く時間はなさそうです。

予定を変更して、京都御所に行く事にしました。
が、みやげもの屋で珍しい物を見つけては大はしゃぎする二人。
特にお気に入りは「ハローキティ」グッズ。
いちいち手にとっては

「かわいいっ!これ欲しいっ!」

と言ってます。
彼女はロシアでも猫グッズを集めているそうです。
女の子というのは世界共通ですね。

お店からなかなか出ようとしない二人。
あのー、時間ないんですけど。
日が暮れちゃいますよ。

テーマ : カウチサーフィン(Couch Surfing)
ジャンル : 旅行

カウチサーフィン(CouchSurfing)とは?

CouchSurfingKyoto

Author:CouchSurfingKyoto
.カウチサーフィン(CouchSurfing)とは。

日本に観光に来た外国人の宿として無償で自宅を提供し、国際交流を深めるというカウチサーフィン。

また、自分が海外に旅行に行く時には、現地の一般家庭に泊めてもらい、その土地に住む人々の生の暮らしを体験することだってできてしまいます。

ここは、そんなカウチサーフィンの日常をありのままにつづったブログです。

「カウチサーフィンは危険じゃないの?」
そんな危惧も理解できます。
たしかに事件やトラブルも起こっています。

なにかと日本人にはなじみにくいカウチサーフィン。

・登録の仕方がわからない
・詳しい使い方を知りたい
・評判が気になる

そんな人は、ぜひこのブログをチェックしてみてください。
きっと役に立つと思います。

最後に。

「カウチサーフィンを利用すれば、ホテル代が浮く」

私はこの考え方を否定しているわけではありません。
私もそのつもりでカウチサーフィンを始めましたから。

しかし、カウチサーフィンは単なる無料のホテルではありません。
現在、約8割のメンバーはカウチの提供をしていません。サーフのみです。

だって、泊める側にはメリットなんてなさそうですものね。

「自分の部屋で他人と一緒に寝るなんて考えられない」
「お世話したりするのってめんどくさそう」

時々私はこんな質問を受けることがあります。

「なぜホストは見知らぬ人を家に招き入れるのか?」

それはね、もちろん楽しいからですよ。

自己紹介
プロフィール


こんにちは。
京都でカウチサーフィン(CouchSurfing)のホストをしている、マサトという者です。
ときどきふらりと旅にも出ます。
もちろん、カウチサーフィンで!


(海外)
2011年、ユーレイル・グローバルパスが利用可能なヨーロッパ22カ国を全て旅しました。
それに加えて、イギリスと台湾も訪問。
もちろん、これら24カ国全ての国でカウチサーフィン(CouchSurfing)を利用。

2012年、東南アジア8カ国とオーストラリアを周遊。
ミャンマーを除く、8カ国でカウチサーフィンを利用しました。

2013年、香港、中国、マカオをカウチサーフィンを利用して旅行。 風水や太極拳、カンフーを堪能してきました。

2014年、侍の衣装を着て東ヨーロッパ20か国を旅行してきました。


(日本国内)
これまでに京都で329人(53カ国)のカウチサーファーをホストしてきました(2013年6月25日現在)。

もちろん、これからもどんどんカウチサーフィンを通じていろいろな国の人と会うつもりです。



カウチサーファーとしてのカウチサーフィン(CouchSurfing)の経験:


オーストリア、ベルギー、ブルガリア、クロアチア、チェコ共和国、デンマーク、フィンランド、フランス、ドイツ、ギリシャ、ハンガリー、アイルランド、イタリア、ルクセンブルグ、オランダ、ノルウェー、ポルトガル、ルーマニア、スロヴェニア、スペイン、スウェーデン、スイス、イギリス、台湾

シンガポール、インドネシア、オーストラリア、マレーシア、タイ、ミャンマー、ラオス、カンボジア、ベトナム

香港、中国、マカオ

スロヴァキア、ポーランド、リトアニア、ラトヴィア、エストニア、ベラルーシ、ウクライナ、モルドヴァ、沿ドニエストル共和国、ルーマニア、セルビア、マケドニア、アルバニア、コソヴォ、モンテネグロ、クロアチア、ボスニア・ヘルツェゴヴィナ、リヒテンシュタイン


ホストとしてのカウチサーフィン(CouchSurfing)の経験:


アイルランド、アメリカ、アルゼンチン、イギリス、イスラエル、イタリア、イラン、インド、インドネシア、ウクライナ、エストニア、オーストラリア、オーストリア、オランダ、カナダ、韓国、クロアチア、コロンビア、シンガポール、スイス、スウェーデン、スコットランド、スペイン、スロヴァキア、スロヴェニア、タイ、台湾、チェコ共和国、中国、チュニジア、チリ、デンマーク、ドイツ、トルコ、日本、ニューカレドニア、ニュージーランド、ノルウェー、ハンガリー、フィンランド、ブラジル、フランス、ベトナム、ベルギー、ポーランド、ポルトガル、香港、マダガスカル、マレーシア、メキシコ、モルドバ、リトアニア、ルーマニア、ロシア



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