モロッコからの絵葉書

マリア・ホセから絵葉書が届いた。
モロッコからだ。
どうやら彼女とソレは、クリスマス休暇をモロッコのメクネスで過ごしたらしい。
モロッコでクリスマス?
なんだかピンとこない。
モロッコと聞いて思い浮かぶのは、乾燥した茶色い建物群と砂漠、ラクダ、人いきれであふれかえる、迷路のような市場。
トナカイやサンタ・クロースとはかけ離れたイメージだ。
それに、モロッコってアラブ圏じゃなかったっけ?
マリアは敬虔なキリスト教徒のはず。
それがイスラム教の国でクリスマスを過ごすとは。
もっとも、仏教徒であるはずの日本人だってクリスマスにはチキンやケーキを食べるんだから人のことは言えないか。
それにしても、マリア・ホセの字もなかなかの達筆だ。
何を書いてあるのかまったく理解できない。
カウチサーフィンをしている女性はなぜ、こうも字が下手なんだろう。
そもそもこの絵葉書が本当にマリア・ホセから来たのかどうかも自信が無い。
だが、他にモロッコに旅行したという知人はいないし、おそらく彼女からなのだろう。
こんなミミズののたくった文字で書かれた絵葉書が、よくもまあはるばる海を越えて日本にまでたどり着くことができたもんだ。
郵便配達に携わる人の苦労がしのばれる。
なにはともあれ、外国から絵葉書が届くというのはうれしいものだ。
これもカウチサーフィンの一つの醍醐味。
ありがと、マリア・ホセ。
テーマ : カウチサーフィン(Couch Surfing)
ジャンル : 旅行