ベルギー ブリュッセル ブリュージュ

ベルギー・ブリュッセルでの私のホスト、ピーター。
彼は、いかにも「ヨーロッパ人ですっ!」といった感じの彫りの深い顔立ちをしている。
ピーターの家は公園の近くのとても静かな場所にある。

ベルギー名物の小便小僧。
写真を見てもらえばわかると思うが、とても小さい。
ピーターが曰く、「なんでこんな小さな像を観るために、わざわざ世界中から観光客が集まってくるのかわからない」そうだ。
それでもせっかくブリュッセルまで来たんだ。
一緒に写真を撮らないわけにはいかない。

ピーターとキャロライン。グランプラスにて。
キャロラインはとても背が高く、まるでモデルのよう。
美人なのだが、あまりにもきれい過ぎて怖い。
声も低いし。

私。ブリュッセルのグランプラスにて。
この街はあまりにも美しすぎる。
男一人で来るのはもったいない。
今度来る時は絶対に女の子と一緒に来よう。

ベルギーの名物料理と言えばこれ!
ムール貝、フリッツ(フライドポテト)、そしてビール。
カウチサーフィンで宿代が浮いた分は食事に回す。
最初のうちは豪華料理に大喜びしていたのだが、
鍋いっぱいのムール貝をひたすら食べるのはけっこう大変だった。
キャロラインは大柄な女性なので、ペロリとたいらげていた。
どうやら彼女は「ダイエット」という言葉を知らないらしい。

キャロラインとピーターはもう一軒、バーに連れて行ってくれた。
ここでさらに異なる種類のビールを飲む。
ベルギーには数えきれないくらいのビールが存在するのだ。
だが、酒に強くない私は残してしまった。
もったいない。

ブリュッセルの市内には巨大な植木鉢のオブジェがあった。
大柄なキャロラインが小さく見えるのだから、相当な大きさだ。

ピーターとキャロライン夫妻は、日本から来た私をとても歓迎してくれた。
こんなにいい人たちだと知っていたら、もっと長くブリュッセルにとどまる計画を立てたのに・・・。
一泊だけなんて、あまりにももったいなさ過ぎる。

早朝のグランプラスにて。
観光客はいなかったが、その代わりゴミ収集車が何台も走り回っていて、轢き殺されそうになった。

ベルギー名物のワッフルを食べる私。
ピーターの進言により、もっともシンプルなのを選んだ。
でも、なんか物足りない。
今度は生クリームたっぷりのを注文することにしよう。

ブリュージュにて。
この日は天気に恵まれ、とても気持ちが良かった。
街のあちこちに運河が張り巡らされているので、ボートで観光する方がいいのかもしれない。
私にはそんなお金はなかったが。

ブリュージュでは大勢の日本人旅行者を見かけました。

この街がとても気にいりました。
今度はもっとゆったりとしたスケジュールでのんびりとしよう。
もちろん、女の子と一緒に!
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ブリュッセル、ベルギーでカウチサーフィン。
ユーロスターはベルギーのブリュッセル駅に止まった。
ここでのホスト、ピーターとは3:30に待ち合わせだ。
駅は広く、フランス語とおぼしき標識が多く、ちょっと面食らう。
英語の表記にさえ戸惑っているのに、フランス語の標識なんてわかるわけがない。
とりあえずトイレのありかはわかった。
が、ここも有料。
ブリュッセル、お前もか。
トイレくらい気楽に行かせてくれよ。
そうこうしているうちにピーターが現れた。
よくしゃべる、とても陽気な男だ。
電車に乗って彼の家に向かう。
本当は日が暮れるまで、グランプラスや小便小僧を見学したかったのだが、彼に従うほかない。
このあたりがカウチサーフィンの不便な点だ。
ホストの生活パターンに合わせなければならない。
ピーターの家はのどかな公園を抜けた所にあった。
とても落ち着いた、中世ヨーロッパを彷彿させる街だ。
家では彼の妻、キャロラインと三匹の猫たちが私を迎えてくれた。
夜にブリュッセルの街を案内してくれるという。
彼らの車で街に繰り出した。
話には聞いていたが、想像以上に美しい街だ。
彼らは車であちこち連れ回してくれる。
地元の人間が車で案内してくれるのだから、これ以上の観光ガイドはない。
カウチサーフィンさまさまだ。
グランプラス、小便小僧、市庁舎などをひとしきり見て回った後、食事にした。
ベルギーの地元の料理が食べたい、との私のリクエストを汲んでくれて、少し高そうなレストランに入った。
たまには
ぜいたくもいいだろう。
ベルギーのビールを何種類かと、フリッツ、貝の料理を注文した。
メニューはフランス語で書かれているので、私一人では絶対にここには来れないだろうな、と思った。
キャロラインは驚くほどよく食べる。
だからこんなにデカくなったのだろう。
ここの支払いは私がもった。
85ユーロは少し痛いが、素晴らしい体験をさせてもらったのだ。
安いもんだろう。
レストランの後はもう一軒バーをハシゴした。
ここではまた別のビールを頼む。
アルコールにあまり強くない私はビールを残してしまった。
もったいない。
夜風にあたりながら、ブリュッセルの街を散歩する。
この街は本当に美しい。
明日明るいうちにもう一度来よう。
私にはあてがわれた部屋はとても豪華。
これはもはやカウチなんかじゃない。
ただ、三匹の猫たちとの共用だが。
キャロラインは大学に行かなければならないので、次の朝は6時に起きた。
車で駅まで送ってくれるという。
親切が身に染みる。
しかも、ピーターが再びブリュッセルの街を案内してくれた。
彼は朝が苦手だというのに。
早朝の、観光客がまだいない時間帯に主な場所を見て回った。
彼の案内がなければ、これほど短時間のうちに効率よく回ることは不可能だったろう。
カウチサーフィンの本領発揮だ。
ただ、あまりにも朝が早すぎて、グランプラスの周辺はゴミ収集車だらけだったのには閉口したが。
ピーターはまた、ワッフルの美味しい店にも連れて行ってくれた。
彼曰く、観光客が食べるようなクリームやフルーツたっぷりのやつは本物のワッフルではないそうだ。
というわけで、もっともシンプルな、「本物の」ワッフルを注文した。
2・5ユーロ。
おいしかった。
が、私には観光客仕様のワッフルの方がよかったかもしれない。
ちょっと淡白すぎた。
ピーターは私をブルージュ行きの電車乗り場まで連れて行ってくれた。
ブリュッセルにはたくさんの駅があり、プラットフォームの数も多い。
彼の案内がなければ、かなりとまどったにちがいない。
本当に彼には良くしてもらった。
なんとかして恩返しをしたいものだ。
さあ、次はブリュージュだ。
ほとんどの乗客はブリュージュで降りた。
いよいよだ。
ここは楽しめそうな予感がする。
天気も良くなって来た。
ついてる。
地図は持っていたのだが必要なかった。
みんながいく方へ歩いて行けば自動的にたどり着ける。
思わず息を飲んだ。
美しい。
さすがは人気の観光地だけある。
噂通り、街全体が美しい。意味もなく写真を撮りまくった。
鐘楼を背景に写真を撮ってもらおうと頼んだら、日本人だった。
私のカメラ の表示を見て、その人も私が日本人だと気づいたらしい。
「日本人ですか?」と聞かれてしまった。
その他にも、何組もの日本人旅行者をここでは見かけた。
この街はあまりにも美しい。
男一人では決して来てはいけない場所だ。
急にさみしくなった。
そうだ、ペギーに絵葉書を書こう。
さっそく絵葉書を購入して、ブリュージュのポストから投函した。
ガイドブックで見る限りではこの街はとても小さい。
だが、一日中歩いても飽きることはない。
じっくりと滞在したい街だ。
今度は来る時はもっとゆっくりとしよう。
もちろん女の子と一緒に。
結局街をグルっと一周してしまった。
バックパックをロッカーに預けておいて正解だった。
名残惜しいが、ブリュッセルに帰ることにしよう。
帰りは道に迷ってしまった。
30分くらいは時間をロスしただろうか。
異国にいると、勘に頼ることは危険だ、ということを学んだ。
メールをチェックすると、アムステルダムのホストからカウチリクエストの拒否通知が数件来ていた。
焦る。
次のカウチリクエストを出さねば。
テーマ : カウチサーフィン(Couch Surfing)
ジャンル : 旅行