牧場の少女・カトリ

フィンランド人のカウチサーファー、カトリ。
私の部屋にて。
彼女の周りには、終始、話しかけにくいオーラが漂っていました。

カトリの持ってきてくれたお土産。
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ほぼ毎日のようにカウチサーフィンをしている私にとって、カウチサーファーの名前を覚えるのはかなり大変だったりします。
外国人の名前は馴染みが薄いし、名前以外にも覚えておかなければならない事項が多いからです。
その点、カトリの名前は一発で覚えられました。
子供の頃見ていたアニメ「牧場の少女カトリ」のおかげです。
このアニメの主人公はフィンランド人の女の子。
そのため、私にとって「フィンランド人の女の子の名前=カトリ」という図式ができあがっていたからです。
カトリのカウチサーフィンのプロフィール写真は1枚しかありませんでしたが、なかなかの美形。
アニメの影響もあって、かわいらしい女の子を想像していました。
ところが、カトリに対する私の第一印象を一言で表すと、「フランケンシュタイン」。
いえ、けっして彼女が醜いと言っているわけではありません。
どちらかというと美人だと思います。
ただ、声が低いのです。
しかも、ポツリ、ポツリとしか話しません。
そして無表情。
この娘には感情というものがないのだろうか?と思ったほどです。
最初の夜はキティがいたのでなんとか大丈夫でした。
問題は2日目からです。
彼女との会話は長続きしません。
気まずいなあー。
カトリはフィンランドのトゥルク出身。
私はフィンランドを旅行した時、トゥルクでカウチサーフィンのお世話になりました。
その時の話を突破口に、なんとか会話を切り開こうと試みたのですが、見事、失敗に終わりました。
なぜだ?
カトリは英語が苦手というわけではありません。
少なくとも私よりは上手です。
きっと口下手な性格なんだろう。
最初はそう思っていました。
ところが、事実はそうではないようです。
彼女は毎晩スカイプで誰かと話をします。
もちろんフィンランド語なのですが、その時にはとても饒舌になります。
そうか。彼女が無口になるのは、私と会話している時だけなんだ。
うぅ・・・。
悲しすぎる・・・。
キティのように、誰とでもすぐに仲良くなれる人間になりたいものです。
テーマ : カウチサーフィン(Couch Surfing)
ジャンル : 旅行