カウチサーフィン(CouchSurfing)と愉快な仲間たち

熱帯マラソン

ずいぶん長いことカウチサーフィンをやってきたが、カンボジアからのゲストはこれが初めてだな。


今回のお客様はイリーナ。

カウチサーフィンのプロフィールではいちおう国籍はフィンランドとなっていたが、

話を聞くとなかなか入り組んだ事情がある。


まず、彼女はハーフだ。

父親はバングラデシュ出身のベンガル人。

母親はフィンランド人。

両親は二人ともロシアに留学していた経験があり、そこで出会い、結婚した。

そういういきさつがあったから、家庭内での公用語はロシア語だ。

そのためもちろんイリーナ自身もロシア語のネイティブ。



ここでふと、日頃から感じていることを彼女にぶつけてみた。

「欧米人男性とアジア女性のカップルは掃いて捨てるほどいるけど、

 その逆はほとんど見たことがない。

 そのことをふまえると、君の両親は特異な存在だね」


「そんなことないわよ。ここだけの話、インド系の男性はロシアではモテモテなのよ」


にわかには信じがたい話だ。

だが、もしそれが本当だとしたら、この地球のどこかには日本人男性が白人女性にモテる国があってもおかしくない。

生きる希望がわいてきた。



イリーナ自身はアメリカの大学を出ているため、英語はネイティブレベル。

そして今はカンボジアで働いている。


彼女がカンボジアで暮らすようになってからまだ数年ほどしか経っていないが、

すっかり現地人と同化している。

彼女の顔立ちはどこから見てもカンボジア人のそれだ。






「カンボジアに住んでると聞いてたから、てっきり君はカンボジア人だと思っていたよ」

私がそう言うと、彼女はちょっと不服そうな顔をした。


「私の仕事はエンジニアなの。

 といっても、研究室の中に閉じこもっているわけではなくて、

 カンボジアのギラギラと照りつける太陽の下で一日中働いているのよ。

 だからこんなに日焼けしてこんな顔になっちゃってるけど、

 本当はもっと白いのよ。

 だって母親はフィンランド人なんですもの。」



イリーナの白い顔とやらを想像してみた。

だが、どうもうまくいかない。


彼女の顔つきはどこから見ても東南アジアのそれだ。

3か月以上東南アジアを放浪していた私が言うのだから間違いない。


それに、彼女の色が黒いのは顔だけではない。

腕だって東南アジア人特有の浅黒い色をしている。

白い肌の白人がいくら日焼けしたからといって、こんなふうになるものだろうか。


ちらっと彼女の胸元にも目をやった。

どこまでも浅黒い色が続いている。

このシャツの下には白い肌が隠れているなんてとても信じられない。





「私、空手の黒帯を持ってるのよ」


な、なにを突然言い出すんだ、この子は。

やはり女は鋭い生き物だ。

こちらがヘンな想像をしていると、すぐに見透かされてしまうものらしい。



お好み焼き屋でビールを飲んだ後、嵐山の鵜飼を見に行った。

だが、イリーナはあまり関心はなかったようだ。

水面に映る幻想的な炎などそっちのけで、ずーっとしゃべっていた。


彼女の話を聞いていると、どうしても東南アジアを旅行した時のことを思い出してしまう。

東南アジアというのは不思議な地域だ。

人の心を惹きつけるなにかがある。


また行かねば。


「マサト、あなたマラソンやるんでしょ。

 いい話があるわよ。

 毎年アンコールワットでマラソン大会が開催されるの。

 ぜひ参加しなさいよ。

 私もマラソンやるから、一緒に走りましょ。

 壮大な遺跡の中を走るのって気持ちいいわよ」



私にとってカンボジアでの記憶といえば、灼熱の太陽しかない。

思いバックパックを背負って毎日歩きまわったから、体重が激減した。

3ヶ月間朝も夜も、汗の乾く暇もなかった。


あの広大な遺跡群を屋根の付いたトゥクトゥクでまわってもフラフラになったのだ。


マラソン?

ちょっと考えさせてくれ。



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テーマ : 今日の出来事
ジャンル : 日記

7月2日 ホーチミンナイト(ホーチミン、ベトナム)

ホーチミン(ベトナム)でカウチサーフィン(CouchSurfing)



ヴァンナックの弟。
日本人の私から見ても、彼はとてもおとなしい性格をしています。
猛者ぞろいのカンボジアで、果たして彼は、この先生き延びていくことができるのでしょうか。



カンボジアでは至る所でこのナーガ(蛇神)を目にします。
しかしそれも今日まで。
カンボジアとも今日でお別れです。



カンボジア、特にプノンペンでは、中国系の商店がやたらと目につきます



ここにも



バスターミナル周辺は暑いっ!
いや、バスターミナルに限らず、カンボジアはどこも暑いんだけど・・・


これからベトナムに向かう私には、もうカンボジアのお金は必要ありません。
使いきれずに残ったお金は、売店の女の子に全部あげちゃいました。
(でもパンはサービスしてくれなかったけど・・・)


しかし、すぐにこのことを後悔する羽目に。
日本とは違い、東南アジアではトイレが有料だということを忘れてました。
しまった。
小銭は最後の最後まで残しておくべきだった。





セントラル・マーケットもこれで見おさめか。
結局、何も買わなかったけど・・・



カンボジア美女ともこれでお別れ。
まあいいさ。
ベトナムにもかわい子ちゃんはたくさんいるはず。



バスはフェリーに乗って川を渡ります。

バスの中では強制的にカンボジア映画のDVDを見せられました。
もちろん何を言ってるのかはわかりませんが、とても単純なストーリーだったので、容易に内容は理解できます。

とてつもなくブリっ子(死語?)な少女が、2人の男性のはざまで揺れ動くというラブコメディです。
こんな能天気な女の子、カンボジアでは一人も見なかったぞ。




カンボジアーベトナム間の国境ゲートビル。
入国審査を済ませて、いよいよベトナムです。


係官が親指を立てて何か言ったので、私は勝手に
「Good Job!」
の意味だと解釈して、その場を通り過ぎようとしました。

すると、その係官は大声で私を呼びとめます。
そしてさらに親指を立てて何か怒鳴ってます。
中指を立てそうな勢いです。


どうやら、
「親指の指紋を採取するから指を機械に乗せろ」
と言いたかったらしい。

なんたる勘違い。
ハズカシイ。




ホーチミンでのホスト、ランが連れてきてくれたのは、シーフードレストラン。
なかなか人気のあるお店らしく、他の客でいっぱいです







私が想像していた「シーフード」とは少し違いましたが、期待以上の絶品です。
少し辛いので、ビールにちょうどいいなあ



ベトナムで飲む最初のビール!
せっかくホーチミンにやって来たのだから、ここはやはり「サイゴンビアー」!!

ビールは旨いし料理もサイコー!

それに、



ホストのランはめちゃめちゃ美人で色っぽい。
ベトナムでの最初のカウチサーフィンがこんな美女と一緒なんて、なかなか幸先のいいスタートです。

なんだかハイテンションになってきたのは、あながち、ビールのせいだけじゃないかも



前を歩くランに、つい、見とれてしまいます。
東南アジアの女の子って、どうしてこうもショートパンツが似合うんでしょうねえ。
いけねえ。
よだれが出てきた。



さとうきびジュースは、ここでも健在です。



ランは彼女のバイクで夜のホーチミンを案内してくれました。
この教会は彼女のお気に入りの場所だそうです。



なんだかずっと頬が緩みっぱなしの私



何度見てもいい女だな~


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ベトナムはカウチサーフィンをやりやすい。
ホストを探していると、たくさんのInvitationをもらった。
なんと、むこうから「うちに泊まりにきなよ。」と誘ってくれるのだ。
ベトナム人というのはなんてフレンドリーな人種なんだろう。

ランもその一人だ。
彼女のほうからメッセージを送ってきてくれた。

彼女はまだカウチサーフィンの経験がなく、
私が第一号の客。
なんという光栄!


ランはアメリカで数年暮らしていたことがある。
大学と大学院を卒業するためだ。

しかも、フルブライトの奨学生!
頭のいい女性なんですね。

もちろん彼女の英語はネイティブレベル。
知的な女性は大好きです。
一緒にいると、何かしら得るものがある。


このように、ランはとてもスマートな女性なのだが、
同時にとても色っぽかったりする。

常に微笑をたたえているのだが、
それが何とも言えない妖しい魅力を醸し出している。


ランの部屋はとてもきれい。
カンボジアではずっと男のホストだったので、
余計に女性の部屋は清潔に感じる。

しかもシャワーからは熱いお湯が出る。
日本では当たり前のことだが、カンボジアではずっと水のシャワーだった。
お湯のシャワーを浴びるのなんて、何週間ぶりのことだろう。


ランの連れて行ってくれた食堂もまた、ナイスチョイス。
食堂といっても屋外にあるのだが、これがまたいかにもベトナムらしくていい。

料理は少し辛めだが、そのことによってますますビールが旨く感じられる。
もちろん、こんな美女と一緒の食事なら、何を食べても美味しいのだが。


カンボジアからホーチミンにやってくると、その豊かさに圧倒される。
町全体の雰囲気が全然違うのだ。
とにかく明るい!

バイクや車の交通量も多く、かなりうるさいのだが、
道行く人々からは熱気と自信を感じ取ることができる。
まさに、日本の高度成長期を彷彿とさせる街だ。



しかし、そんなホーチミンにも影の部分はある。
先ほども述べたように、われわれのいる食堂は路上に面している。
食事をしていると、ひっきりなしに物乞いが我々のテーブルを訪れるのだ。

宝くじを売りつけようとする者、
音楽を演奏して、演奏料を要求してくる者、
盲目の兄の手を引いて、ひたすら同情を買おうとする者。

東南アジアを旅行していれば、めずらしくもない光景だが、
他の国ではここまで多くはなかった。
物乞いたちの表情も重く、暗い。

ホーチミン市民の多くは沸き立つ経済の恩恵に浴しているようだが、
それと同時に、貧富の格差もすさまじいものになっているのではないだろうか。

テレビや本では、ベトナム経済のいい面しか報道していないように見える。

確かに、表通りを歩いている限り、ベトナムは好景気の真っただ中にあるように見える。
だが、一歩裏通りに入れば、様相はガラリと変わる。

カンボジアでは、ゆっくりと食事をすることができた。
だが、ここホーチミンでは、ひっきりなしに物乞いたちがわれわれのテーブルを訪れる。

きらめくネオンと乞食の群れ。
その両方がホーチミンの現実の姿なのだ。

テレビやガイドブックの紹介する、ベトナムの華やかな面だけでなく、
これから私は、本当のベトナムもしっかり見届けようと思う。



食事の後、ランはバイクでホーチミンの街を案内してくれた。
明日は一日かけて市内観光をする予定なのだが、
「夜のホーチミンはまた別だから」
というランの勧めで、夜に行くべきスポットを重点的に回ってもらった。


確かに夜のホーチミンは美しい。
でも、正直、私はそれどころではなかった。

べスパを運転するランの髪の毛からは、シャンプーの甘い香りが漂ってくる。
彼女がブレーキをかけるたびに、私の体は前のめりになって、彼女にぶつかる。
でも、ランは急発進はしないから、態勢はそのまま。

至福の時間♪
どさくさにまぎれて後ろから抱きしめたら怒るかな?

いかん、いかん。
せっかく街を案内してもらってるのに、こんな邪なことを考える俺は最低だな。



ランの家には部屋が2部屋あり、それぞれがとても広く快適なのだが、
問題点が一つ。

トイレとシャワールームは一つしかなく、それは彼女の使う部屋の中にあるのだ。
そしてそういう時に限って、私の体は言うことを聞かなくなる。

カンボジアでの劣悪な環境から一転、とても快適な部屋に来たことによって体が安心したのだろう。
自分でも驚くほど長く、大きなおならを連発してしまった。
すぐ隣の部屋ではランが静かに本を読んでいるというのに。

プーーーー。プスーーー。ププッ。

ハズカシすぎる。
泣きたい。


テーマ : カウチサーフィン(Couch Surfing)
ジャンル : 旅行

7月1日 ナイトマーケット(プノンペン、カンボジア)

プノンペン(カンボジア)でカウチサーフィン(CouchSurfing)



再びプノンペンへ



乗り合いタクシーが到着すると、バイクタクシーの運転手たちが一斉に群がってきます。
カンボジアの風物詩ですね。



プノンペンでのホスト、ヴァンナックはナイトマーケットに連れていってくれました



夜市周辺もバイクだらけ



まずは、さとうきびジュースを一杯。

とびっきり美味しいというわけではないが、無添加で新鮮ということは間違いない。



さとうきびジュースはここにも



このナイトマーケットにはテーブルも椅子もありません。
地べたにゴザを敷いただけ。
ピクニックみたいで楽しそう。



ステージの上ではコンサートも!
ヴァンナックに、「彼女は有名な歌手?」と聞いたら、苦笑いしながら首を振ってました。
そりゃそうだろうねえ。
だって無料なんだから



ナイトマーケットという割には、食べ物屋さんはあまりありません。
台湾のそれとは違います。





適当に素材をみつくろって、後はお店の人に調理してもらいます





左がプノンペンでのホスト、ヴァンナック。
映画俳優みたいないい男でしょ





この卵、また頼んでしまいました。
見かけのグロテスクさとは裏腹に、なかなか美味なんです





甘味処。
ここで「ロッパウ・ソンクチャー」(かぼちゃプリン)を探します。



ジューススタンド





こ、これは、かぼちゃプリンというよりは、ただのカボチャだろ・・・
私の食べたかった物とは明らかに異なります。
まあいいか・・・



ドラゴン・フルーツ。
もともと私は南国のフルーツがあまり好きではなかったのですが、東南アジアを旅してるうちに、だんだん好きになってきました。
というより、好きにならざるをえない!?


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ヴァンナックの部屋は2つあるのだが、彼はルームメイトや弟と一緒に暮らしている。
私のために一部屋あけてくれたので、彼ら3人で残りの一部屋をシェアしなければならない。
申し訳ない。

さて、このヴァンナックの部屋は例のごとく窓がない。
いや、正確に言うと、窓はあるのだがガラスがない。
つまり、蚊が自由に入ってこれるのだ。

そのため、寝るときには蚊帳を吊るして寝るのだが、
これが役に立たない。

蚊帳に穴が開いているのか、それとも、気付かないうちに蚊の侵入を許してしまったのか、
とにかく蚊帳の内部に蚊がいる。

そして、カンボジアの蚊に食われると、恐ろしくかゆい。

たまらず、蚊帳の中に殺虫スプレーを噴射したのだが、
もちろんそれは自分にも跳ね返ってきた。

ごほごほ咳きこむし、目もちくちくする。
息もろくに吸えない。

だが、強力なカンボジアの蚊を倒すには、相討ち覚悟でやらなければならないのだ。
肉を切らせて骨を断つ。

日本人をナめるな!

テーマ : カウチサーフィン(Couch Surfing)
ジャンル : 旅行

6月30日 パゴダ・ボーイ(コンポンスプー、カンボジア)

コンポンスプーでカウチサーフィン(CouchSurfing)




バイクに2ケツ。
プノンペンに限らず、東南アジアでは当たり前の光景です。



私の乗るトゥクトゥクに突如乗り込んできた男。
彼は乗り合いタクシーの客引きなんですね。

私にはプノンペンからコンポンスプーまでの料金相場がわからないため、交渉は常に彼が主導権を握っていました。

しまった。
ホストのピセスに聞いておくんだった。
カウチサーフィンの本領を活かせなかった。



自転車もヘルメット着用。

義務?
それとも自己防衛?

プノンペンの交通事情はそんなに悪いのか?


自転車も普通に車道を走ってるように見えるのは気のせい?




乗り合いタクシーの中



カンボジアの道路には信号も標識も、
そして交通ルールすらも無い?!



えらい汚い所で車を降ろされました。
ここがコンポンスプー・マーケットだとか。





市場の中では、牛がゴミを漁っています。
しかし、ゴミを漁っているのは牛だけではありませんでした。

乳飲み子を抱えた母親が、腐った食べ物をゴソゴソとかき分けているではないですか。

(おいおいおい。まさかそれを食べるつもりじゃないだろうな?)

その「まさか」でした。
明らかに腐敗した魚を見つけたその母親は、今にもそれを口にしようとしています。

「Wait! Wait! Wait!」

思わず叫んでしまいました。

その母親は、怪訝そうに私を見ています。
私はどうしていいのかわからず、財布から10ドル紙幣を取り出して彼女に渡しました。

(そのお金で何か食べる物を買ってくれ。頼むから俺の目の前で腐った食べ物を食べないでくれ)

彼女はなぜ私がお金を与えたのか理解できないようでしたが、
赤ちゃんを片手に抱えてその場を去って行きました。

もちろん、そんなはした金ではこの母子を救うことなんてできません。
腐った食べ物を食べさせられる赤ちゃんは、遅かれ早かれ死んでしまうでしょう。

嫌なものを見てしまった。
これがカンボジアか。




「私にもお金ちょうだい」

一人の女の子が近づいてきました。

(なんだ、お前?
なんでお前に金をやらなきゃならないんだよ)

できることならこんな場所にこれ以上いたくなかったのですが、
ホストのピセスが来るまでここで待っていなければなりません。

それに雨も降っていて、屋根があるのはこの場所しかないのです。

他にすることもなかったので、この女の子と時間を潰すことにしました。

とは言っても、彼女はほとんど英語を解しません。
仕方がないので、ipadの使い方を教えてあげることにしました。



ipadで自分の顔を撮って遊ぶ少女。
この後彼女は、百面相を披露しだします。

おもしろいな、お前





















彼がコンポンスプーでのホスト、ピセスです



彼が当然のように注文したこの卵が、
実はあの「ポンティア・コォン」だったのです。

ついにこれを食べる日が来たか




孵化寸前のアヒルの卵。
雛の形がわかるでしょうか?

これにスプーンを入れるのは、さすがにためらいました。






これがピセスの家。
なかなかいい味出してるでしょ



ピセスの家はお寺の中にあります







今夜はこのお坊さんたちと一緒に寝ることになります。
なかなか面白そうでしょ



ピセスが連れて来てくれたのはここ。
なんだかわかるでしょうか?



大音量の音楽が鳴り響き、ずいぶんとにぎやかです



実はここ、ピセスの友人の結婚式会場だったのです





これが今夜のカウチ。
20人くらいのお坊さんたちと一緒の部屋です


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6月30日 パゴダ・ボーイ(コンポンスプー、カンボジア)


カンボジアでのカウチサーフィンはかなり期待していたのだが、
当初予定していたのとはかなり異なるものとなった。



トゥクトゥクのドライバーをしているカウチサーファーはとてもいそがしく、
私とは会えそうにもない。


また、NGOだかNPOを運営しているカウチサーファーは、当日になって連絡してきた。
彼は孤児院を運営している。
カンボジアの子供たちの現状を知るにはとてもいい機会に思えたので、
私は一カ月以上も前にカウチリクエストを送っていたのに、だ。

今さら「ホストできるよ。ぜひうちに来てくれ」と言われても困る。
忙しいのは理解できるが、彼の対応を見る限り、とても歓迎されているようには思えない。


そしてピセスも対応もまた、親切とは程遠いものだった。

彼の家はコンポンスプーという町の近くにある。
そんな町、普通のガイドブックには載っていない。
だって観光地じゃないのだから。

行き方もわからない。

そこでピセスに尋ねることになるのだが、答えるのがめんどくさいのか、
「コンポンスプーだよ、コンポンスプー。プノンペンから1時間くらいかな。
そこのマーケットで待っててくれ。」
としか答えてくれない。

そりゃカンボジアに生まれ育った人間なら簡単に行けるかもしれないけど、
土地勘のない外国人にはピンとこない。

しかもプノンペンにはたくさんのバスターミナルがある。
せめてどのバスターミナルからバスに乗ればいいのかくらいは教えてくれてもいいだろうに。


実はこのピセス、カンボジアのカウチサーファーの中ではいわくつきの人物なのである。
ネガティブ・レファレンスこそもらっていないが、
その内容をよく読んでみると、なにかしら引っかかるものがある。

でも、そのことを差し引いても、彼の所でカウチサーフィンをすることは、私にはとても魅力的に映った。

カウチサーフィンのプロフィールでは、彼は自分のことを「パゴダ・ボーイ」と書いている。
孤児であるピセスは、お寺で育てられたからだ。

そして現在でも彼はそのお寺で暮らしている。

僧侶たちと寺院で寝泊まり、フレンドリーな近隣の村人との交流、家庭的で温かい本物のクメール料理・・・
ピセスのプロフィール欄に踊る、これらの魅力的な言葉達の誘惑に抗うことは、私にはできそうになかった。



彼と実際に会うまでは紆余曲折があったものの、
ピセスはなかなかの好青年だった。

英語もかなり達者で、とても早口。
きっと頭の回転も速いのだろう。


彼と食事をしている時、道路の方から嫌な音が聞こえてきた。

ぐふっ。

それが何の音なのかはわからなかったが、
それでも、とてつもなく嫌な音だということは、本能的にわかった。

今まで聞いたことのない音だったが、
遺伝子だかDNAだかのレベルでは、それが意味することを理解していた。


ピセスが顔をしかめて、道路から目をそらす。
振り返って音のした方を見ると、大型トラックがヨタヨタと蛇行しながら走り去って行くところだった。

なんであの車はあんなにフラフラしながら走ってるんだ?

トラックが去っていく方向とは逆の方向に、人々がわらわらと集まって行く。
みるみるうちに人だかりができ、彼らが何を取り囲んでいるのかは私の場所からは見えない。

見えないけど、それが何であるのかはすぐにわかった。

バイクに乗っていた人が、トラックに轢かれたのだ。

でも、うめき声らしきものは聞こえない。
周りを取り囲んでいる人も、手を差し伸べて介抱したりはしない。

それにあの音。
あれは手や足を踏んづけた音なんかじゃあなかった。

もっと根源的な、致命的なものの真上をトラックが無慈悲に通り過ぎて行った音だった。

何もかもが手遅れなのだ。

誰も何も言わない。
いつまでたっても、救急車のサイレンも聞こえない。


嫌な音を聞いてしまった。


カンボジアの後、私はベトナムで毎日バイクに乗ることになる。
だが、その度にこの時の情景を思い出すことになる。

「明日は我が身」

言いようのない不安が、澱のようにずっと私につきまとうこととなった。



たまたま今日はピセスの友人たちの結婚式。
彼はそこへ私を連れて行ってくれた。

結婚式会場には、大音量の音楽が流れ、
ステージの上ではセクシーなお姉さんたちが体をくねらせて踊っている。

これがカンボジアの結婚式なのか。

だが、音楽のボリュームの割には会場は盛り上がりに欠けていた。

人々の姿はまばら。

それどころか、新郎新婦の姿すら見えない。

「主役たちはどこにいるんだい?」

私がそう尋ねても、ピセスは首をかしげるばかり。


その理由を翌日ピセスから聞かされた。

日本と同じように、カンボジアでも結婚式の費用はかなり高額。
若いカップルには負担が重すぎるので、親が出すことも多い。

ところが、この新郎新婦の親はその費用負担でもめたそうだ。
結婚式当日になってもその決着はつかず、新郎側の両親はその親戚もろとも、引き上げてしまったのだ。

それに対抗してか、新婦側の親戚も帰ってしまった。

悲しみに打ちひしがれた新婦は部屋に閉じこもって泣き続けているとか。


いやな話を聞いてしまった。


なんだか今日はそんなのばっかだな。

いやなものを見、嫌な音を聞き、嫌な話を聞く。
この国は何かに呪われているのだろうか。



夜、ピセスと話していて、男女関係の話題になった。

私はこれまでに何人かの女性と付き合ったことがあること、
そのいずれもが処女ではなかったこと、
を聞くと、ピセスはたいそう驚いていた。

「自分の好きな女がすでに誰かとそういうことをしていても平気なのか?
カンボジアでは普通、生涯一人の相手としかしないぞ。」

その発想、まるで一昔前の日本だな。

ということはピセス、お前ひょっとして童貞か?



神聖なはずである寺院の中で、不健全な話をしながら夜は更けていったのでありました。


テーマ : カウチサーフィン(Couch Surfing)
ジャンル : 旅行

6月30日(土) プノンペン観光(プノンペン、カンボジア)

プノンペン(カンボジア)でCouchSurfing(カウチサーフィン)



今日はトゥクトゥクを貸し切って、
プノンペン観光。
一日中トゥクトゥクでウロウロしても、6$なり。
カンボジア大好き!



この混雑さがまたイイ!



セントラルマーケットが見えてきました



カンボジア美人?!











王宮とシルバーパゴダはお昼休みのため、入場できず。
昼休憩3時間って、やる気あんのか?

それに、閉まってるのを知ってて連れてきたトゥクトゥクのドライバーも問題だな。
そこらへんも考慮に入れてスケジュールを組むべきだろう?
プロなんだし。

多少値が張っても、日系の旅行会社のツアーに参加するべきだったか。

でも、ツアーってつまんないんだよなあ。
記憶にも残らないし。


ボヤいてても仕方がない。
さ、気を取り直して独立記念塔に行こう。



こ、これは何かの嫌がらせか?



独立記念塔も工事中のため、見ることは叶わず。
じゃあいったい俺はプノンペンに何しに来たんだ?


もちろんトゥクトゥクのドライバーはこの事を知っていたのでしょう。
だって彼らは毎日観光客を案内しているのですから。

でも、
「シルバーパゴダと王宮は閉まってるよ。
独立記念塔は工事中だよ」
なんて言ったら彼らの商売あがったりですからね。

ここは知らぬフリをしておくのが得策と考えたのでしょう。

見学することができないとわかっていながら連れて行かれる観光客のことなんて、彼らはどうでもいいのでしょう。

まあ、事前の情報収集を怠った私が悪いのですが・・・



ワット・プノン






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6月30日(土)プノンペン観光(プノンペン、カンボジア)


正直言って、プノンペンの見どころなんて、全然知りません。
アンコールワット以外、カンボジアには興味なかったのですから。

だから事前の下調べもまったくしていませんでした。
トゥクトゥクの運転手が連れて行ってくれるだろう。
そう考えていたのです。


ところが、どうやら私はハズレのトゥクトゥクドライバーにあたってしまったようです。
きちんと目的地には連れて行ってくれるのですが、
観光客が何を求めているのか、ということへの配慮はまったく見られません。


また、彼は英語もしゃべれないので、コミュニケーションをはかるのも一苦労。

料金交渉をしようにも、彼は英語の数字がわかりません。
そのため、現物のお札を見せながらでないと話が進まないのです。


また、絵葉書を見せながら、「郵便局に行きたい」と説明しても、
彼が連れて行ってくれたのはインターネットカフェ。

いったいどうしてそういう発想が出てくるのだろう?
どうも思考回路が私とは異なるようです。


できの悪い運転手と駆け足で回ったため、プノンペン観光は中途半端なものになってしまいました。
今度来るときは、きちんとした旅行会社の、まともなツアーに申し込もう。


それに今夜のカウチサーフィンはかなり異質。
きっと楽しい経験ができるに違いない。

いや、そうであってほしい。

テーマ : カウチサーフィン(Couch Surfing)
ジャンル : 旅行

6月29日(金) 在プノンペン・ベトナム大使館(プノンペン、カンボジア)

プノンペン(カンボジア)でカウチサーフィン(CouchSurfing)

Couchsurfing(カウチサーフィン)、シェムリアップ(カンボジア)、メン。

ホストのメンと。


シェムリアップでのCouchSurfing(カウチサーフィン)は変則的なものとなりました。

メンはカウチサーファーなのですが、ゲストハウスを2軒経営しています。
そこでカウチサーファーには彼のゲストハウスの部屋を無償で提供してもらえるのですが、
それも最初の2泊まで。
3泊目からは有料です(お友達価格)。

また、メンはゲストハウスの仕事でいそがしく、
一緒に食事したり観光したりする時間はありません。


では、彼のところでカウチサーフィンをする意味は無いのかと言うと、
そうとも言い切れません。


メンのゲストハウスは何人かのトゥクトゥクドライバーを抱えているので、
彼らを紹介してもらうことができます。

シェムリアップには質の悪いドライバーも大勢いるので、
そういう「ハズレ」の運転手をつかまされる可能性が低くなります。

カウチサーフィンには「レファレンス」の機能があるので、
変なドライバーをあっせんしたりはしないでしょうから。


また、彼はいわば「観光のプロ」です。
アンコール遺跡群は膨大な数があり、わずか数日ですべてを網羅することは難しいです。

その点、プロに効率的なスケジュールを組んでもらえるのはありがたい。
旅行会社のツアーを利用すればお金がかかりますが、
カウチサーフィンなら無料です。

ここはシェムリアップに生まれ育った地元のカウチサーファーの知恵を大いに拝借しちゃいましょう。


シェムリアップのバスターミナル

シェムリアップ郊外にあるバスターミナル



バスはおもむろに止まりました。
こんななんにも無い所に停まって何をするのかというと、




トイレ・タイム。

もちろん男性のみ。
もう少しきちんとした休憩所はなかったのだろうか。


プノンペンのバスターミナル

プノンペンに到着



これが一国の首都か



どのトゥクトゥク・ドライバーと交渉しようか?
どいつもこいつも信用ならねえ顔つきをしてやがる

ベトナム大使館

ヴェトナム大使館

ベトナム大使館

ベトナム大使館の中。

ベトナム大使館

ベトナム大使館

カンボジアの次はベトナムに行く予定なのだが、重大なことに気付いた。

15日以内の滞在なら、ベトナム旅行にビザは必要ない。
だから安心していた。

でも、何度も予定を変更して訪問地を加えていくうちに、ベトナムでの滞在予定が15日を越えてしまっていた。

それに気付いたのが昨日。
そこで急きょ、プノンペンにあるベトナム大使館を訪問せねばならなくなったのだ。


私がベトナム大使館に到着したちょうどその時、
職員が門を閉じようとしているところだった。

あれ?どういうことだ?
17時までにはまだまだ時間があるぞ。

「ちょっと待ってくれ!
俺はビザが必要なんだ。」

私がそう叫ぶと、二人いた大使館員はめんどくさそうに、
「今日はもうおしまいだ。明日来い」と言った。

なんでだよ。
終業時間は17時のはずだろ?
俺は今日、ビザを取得しなきゃならないんだよ。


「それはお前の都合だろ。だめだ、だめだ。明日にしな。」

自分の都合で終業時間前に帰ろうとしているのはそっちじゃないか。
なんて奴らだ。
ベトナムの公務員ってみんなこうなのか?


なんとか彼らを説き伏せて、閉じかかった門を再び開けてもらった。
だが、二人の大使館員はいかにもやる気無さそうにしている。

こんな連中に大事なビザの作成を任せて大丈夫だろうか?
いやいや、まがりなりにも彼らはこの道のプロだ。
きちんとやってもらわなければ困る。


ほどなくしてビザは出来上がったようだ。
だが、彼らの提示する金額を聞いて唖然とした。

正規料金の2倍。

「時間外料金だ。」
大使館員はしれっとした表情でそう言ってのけた。

なにが時間外料金だ、ふざけるなっ!
まだ17時になってないじゃないか。

「さっさと金を払え。
それとも今日は諦めて、月曜日に取りに来るか? あ?」

ちくしょう、なんて奴らだ。
それでもベトナムを代表して駐在している大使館員か。

だが、これ以上彼らと争っても勝ち目は無い。
難癖をつけて、ビザを発給しないことだって彼らにはできるのだ。


「わかった。金を払うから領収書をくれ。」

「領収書? そんな物は無い。さっさと金を払え。
どうした? ビザはいらないのか?
早くしないとドアを閉めるぞ。 あ?」


領収書の発行ができない?
自分たちが悪いことをしているのはわかってるんじゃないかよ。


この大使館員たちが、今回の旅行で初めて出会うベトナム人だ。
おかげで、私のベトナム人に対する印象は一気に悪くなった。

だが物は考えようだ。
彼らはベトナム人の中でも最低の部類に入るだろう。

だとしたら、これ以降に出会うベトナム人はみんなもっといい人たちばかり、ということになるじゃないか。
無理にでもそう思わなければやってられない。



しかし、この時の私は知らなかった。

こんなのはまだ序の口だということを。
ベトナム人との、長く、不毛な戦いは、まだ始まったばかりだということを。





今日はやけに飯がまずいぜ。

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ジャンル : 旅行

6月28日(木)I want to make love with you!(シェムリアップ、カンボジア)

シェムリアップ(カンボジア)でカウチサーフィン(CouchSurfing)



夜のシェムリアップ(カンボジア)



魔法のランプじゃないよ



ご飯だよ。
こんなに食べ切れないよ



今夜もアンコール・ビアー。

日本にいる時は、ほとんどアルコールを摂取しない私ですが、
東南アジアではほぼ毎日飲んでます。

シラフなんかでやってられるか~





カンボジア料理には欠かせないプラホック。
この言葉を聞いて、エッチなことを連想するのは私だけ?



怪しいお店じゃないよ。
クメール・マッサージだよ



マッサージをしてくれたお姉さんたち。

左の人が私の担当。
彼女はまだ見習いで、右側の女性に教わりながらやってました。

ちなみにこのマッサージの料金は1時間3ドル。


______________________________


6月28日(木)I want to make love with you!(シェムリアップ、カンボジア)


今夜もカンボジア人カウチサーファー、ブーンと一緒です。

食事の後、彼はクメールマッサージのお店に連れて行ってくれました。
日本だと、マッサージって高いイメージがあって、なかなか行けませんが、
物価の安い東南アジアだと敷居が低いのです。

遺跡巡りで疲れた体を癒すのに、マッサージは最適。
ま、たまには贅沢もいいでしょう。


例のごとくブーンのバイクでゲストハウスまで送ってもらったのですが、
またしても突然の豪雨。

彼はしばらく私の部屋で雨宿りしていくことになりました。


私の部屋に入ってきたブーンはベッドに倒れこみ、

「I want to make love with you!」

と叫びました。


ブーンがゲイなのは知ってましたが、
こうもストレートに意思表示されると困ってしまいます。

えーっと、こういう場合、なんて返答したらいいのかな。

彼にはシェムリアップの町を案内してもらって、ずいぶんお世話になりました。
ただ「NO!」と言うのも悪い気がします。

でも、思わせぶりな態度をとるわけにもいきません。

さて、どうしたものか。



結局、聞こえなかったフリをすることにしました。


ベッドに倒れこんだまま動かなくなったブーン。
おや、どうやら眠ってしまったようです。

まいったなあ。
今日も昼間はたくさん観光して、私も疲れてるんだ。
できることなら今すぐにでも寝てしまいたい。

でも、ブーンと一緒のベッドで寝るのは嫌だしなあ。


私のベッドで寝息をたてているゲイ。
窓の外は豪雨。
所在無げに立ちつくす私。

シェムリアップ最後の夜はこうして更けていくのでありました。



テーマ : カウチサーフィン(Couch Surfing)
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6月28日(木) カンボジアに生きる子供たち(シェムリアップ、カンボジア人)

カンボジア、シェムリアップでCouchSurfing(カウチサーフィン)



バンテアイ・クデイで出会ったカッパ売りの少女。

彼女はとても頭が良く、
彼女と値段の交渉をするのはとても楽しかったです。

こんなに賢い子供が学校に行けず、
遺跡の片隅で物売りをしているのは惜しい。
なんとかして、きちんとした教育を受けさせてあげることはできないものだろうか




東メボンは子供達の溜まり場になっていました








真ん中の男の子は、いわゆる「物乞い」です。

「弟や妹たちがお腹をすかしている。
何か食べ物をくれ」

「僕たちの家は貧しくて学校に行けない。
だからせめて、文房具をくれないか?」

そう言って、私の荷物をジィーっと見つめてきます








この子達は英語が話せないのですが、
とても明るく、
クメール語でずっと何かしゃべっていました




この女の子が最年長。
大人たちに代わって、子供達の面倒を見ています。

彼女は英語が達者で、ずいぶんいろんな話をしました。


「ここ(カンボジア)にとどまっていても、未来が無いのはわかりきってる。

弟や妹たちを養うためにも、私は外に出たいの。
そのためならなんだってするわ」


まだあどけない少女が、ここまで思いつめているとは。

彼女と話せば話すほど、やり切れない気持ちでいっぱいになってきます












タ・ソムにも、物売りの子供達が大勢たむろしています。




この女の子に、絵葉書を買わされてしまいました。

何度も何度も日本語で
「イチ、ニ、サン、シ、ゴ、・・・」
と繰り返され、ついに根気負けしてしまいました。

美人で聡明で粘り強い。
10年後、この子はいったいどんな女性になっているのだろう




この女の子には本当に往生しました。
私が何か買うまで、大声で泣き続けるのです。

写真からも見て取れるように、
人一倍負けん気の強い彼女。

現在でもこの調子なのですから、
10年後の彼女はとてつもなくタフな女になっていることでしょう。

大人になった彼女に会ってみたいような、会いたくないような・・・

______________________________________


6月28日(木) カンボジアに生きる子供たち(シェムリアップ、カンボジア人)


シェムリアップで観光に携わっている人間にとって、日本人はいいカモだ。
我々日本人は、彼女たちの敵ではない。


バンテアイ・クデイで突然の豪雨に襲われた。
傘は持っていたが、雨足のすごさにまったく役にたたない。

するとそこへ一人の女の子が駆け寄ってきた。
「ミスター、レインコートいらない?」

人が困っているのに乗じて儲けようとする、汚ないやり方だが、
相手はかわいらしい女の子。
つい、交渉に応じてしまった。

彼女はこの大雨の中、レインコートはおろか、靴すらはいていない。
同情心から、つい買ってしまった。

でも、そのレインコートは中国製の安物で、10分後には破れてしまったが。



翌日、東メボンでの事。
物売りのお姉さんが私に声をかけてきた。

相手にしていたらキリがないので、通常は無視するのだが、
「お兄さん、ハンサムね。
お茶でも飲みながら、私に日本語教えてくれない?」
と言われて、つい、彼女の顔を見てしまった。
なかなかの美人だ。

きっとこの手で何人もの男から金を巻き上げてきたのだろう。
その手は喰わぬぞ。


私が東メボンを見学し終えて帰ってくると、そのお姉さんはまた私の所に駆け寄ってくる。

「あなたをずっと待ってたの」

もちろんそういう意味ではないことはわかっている。
でも、こんなことを言われたらやはりドキッとする。

「私を助けて。
一つでいいのよ、何か買って、私を助けてよ」

色っぽい仕草でフェロモンをムンムン振りまきながら、上目づかいで懇願する。
男心のツボを見事に突いた、巧みな戦術だ。
水商売のお姉さん顔負けの、華麗な男たらしテク。



タ・ソムでの事。

ここは木の根が門に絡まっている写真で有名な場所だ。
その根のたもとに小さな子供達が数人たむろしている。
彼らは私の姿を認めると、一斉に駆け寄ってきた。

「オニイサン、コレ、カウ。
コレ、ヤスイ。」

中でも一人の少女は熱心だった。
「ニホンノ シュト トーキョー ネ。
ワタシ、コレ、シッテル。
イチ、ニ、サン、シ、ゴ、ロク、シチ、ハチ、キュウ、ジュウ」

そう言って、彼女が売りつけようとしている絵葉書を数え始める。
日本語で。
何度も何度も。
「イチ、ニ、サン、・・・・・」

いや、絵葉書は昨日買ったんだ。
もういらないよ。

と断っても、

「ニホンノ シュト トーキョー ネ。
ワタシ、コレ、シッテル。
イチ、ニ、サン、シ、ゴ、ロク、シチ、ハチ、キュウ、ジュウ」

いや、だから いらないんだってば。

「イチ、ニ、サン、・・・・・」

あのね、いらないって さっきから言ってるだろ。

「イチ、ニ、サン、・・・・・」

その少女は延々と日本語で数字を数え続ける。

「イチ、ニ、サン、・・・・・」

ついに根負けして買ってしまった。



すると別の女の子が駆け寄ってきて、
さらに何かを売りつけようとする。

「もういらないから。」
そう言って私が立ち去ろうとすると、

「私、見てた。
私の友達からは買ったのに、
私からは買わない。
なぜ?」

そう言って泣き出してしまった。


「ははーん。
これはきっとウソ泣きだな。」

そう思って見ていたのだが、どう見ても本当に泣いているようにしか見えない。
もしこれが演技なら、ハリウッドの女優なんてみんな大根役者ということになる。

「私、見てた。
私の友達からは買ったのに、
私からは買わない。
なぜ?」
泣きながら、何度も何度も彼女は同じ言葉を繰り返す。

大声で泣きわめく彼女を見てると、
なんだか自分がとんでもない悪人のように思えてきた。

でも俺、何も悪いことしてないよなあ。

「オニイサン、コレ、カウ。
コレ、ヤスイ。」

女の子は泣きながら、何度も何度もこのフレーズを繰り返す。
まるで何かの呪文のように。

きっと意味なんてわかってないのだろう。
ただ、大人たちからそう言えと教えられただけなのだろう。

「オニイサン、コレ、カウ。
コレ、ヤスイ。」

日本人は甘ちゃんだ。
根気強くこの呪文を唱え続ければ、
必ず何か買ってくれる。
きっとそう教えられたのだろう。

「オニイサン、コレ、カウ。
コレ、ヤスイ。」

小さな子供を使って金を儲けようとする奴らは許せない。
そんな見え透いた手には乗らないぞ。

「オニイサン、コレ、カウ。
コレ、ヤスイ。」

結局、この子からも買ってしまった。

「甘い奴」
あなたはそう言うかもしれない。

でも、大粒の涙を流しながら、
「オニイサン、コレ、カウ。
コレ、ヤスイ。」
と何度も何度も繰り返す女の子を無視して立ち去ることなんてできる?


もちろん、これらはすべて、彼らの戦略なのだろう。
裏で大人たちが彼女たちに知恵をつけているにちがいない。


物心が付くかつかないかの幼いうちから、毎日 こんな事を繰り返して育つ彼女たち。
おんぶに抱っこの、純粋培養 日本人が敵う相手ではない。


幼い少女たちにこんな事をさせるのが正しいとは思わない。
毎日こんなことをして育つこの子達が、
将来どんな大人になるのかはわからない。

でも、彼女たちからは、凄まじいまでの生命力を感じる。
自分よりもはるかに年上の大人たちと向き合っても物怖じしない、
力強い目をしている。

現代日本人が失ってしまった何かを、確かに彼女たちは持っている。
我々日本人が忘れてしまった何かを、彼女たちは思い出させてくれたような気がする。

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6月28日(木) From Dawn Till Dusk (シェムリアップ、カンボジア)

シェムリアップ、カンボジアでCouchSurfing(カウチサーフィン)




ちょうど今、日本の皇太子殿下がこのシェムリアップを訪れているらしい。
なんたる偶然!
ま、別に関係ないんだけどね。




今日はアンコールワットで朝日を拝み、
プノン・バケンで夕陽を眺めるという、
マニュアルどおりの王道コース。

例によって、トゥクトゥクを貸し切りです。
長い一日になりそうだなあ。



夜明け前なので、当然あたりは真っ暗。
しまった。
懐中電灯持ってくるのを忘れた。




残念ながら、曇り空。
雨季のカンボジアだ。
しょうがない。






まだ早朝だというのに、この混みよう。
観光客のエネルギーはすごい!




これからあのアンコール・バルーンに乗ります。




















アンコール・バルーンの乗客は私一人だけでした。
おかげでバルーンの中を自由に移動することができ、
いろんなアングルから写真を撮れます。

これが乾季の観光シーズンなら、こうはいかなかったことでしょう。

ただ、このバルーンからアンコールワットはかなりの距離があります。
きれいな写真を撮りたい人は、望遠レンズが必携でしょう。






シナのトゥクトゥクは、ただいま給油中。
合理的というかなんというか・・・




バンテアイ・スレイ








「東洋のモナリザ」

これは現在修復作業中で、中に入って見ることはできません。


でも、係員に賄賂を払えば中に入れてもらえるんですね。
さすがはカンボジア。











お腹がすいてきたので、食事をする場所を物色中。

「これは何?」
と、トゥクトゥクの運転手のシナに聞いてみたのですが、
彼の説明はよくわかりませんでした。




バンテアイ・サムレ





暑さのため、二人ともバテ気味。
がんばれ、シナ!






プレ・ループ









東メボン



タ・ソム







ニャック・ポアン





プリア・カン





プノン・バケンではVIPの車列に遭遇。
もしかして、皇太子殿下?







この山路を登って、プノン・バケンの頂上へ



ここプノン・バケンからもアンコールワットを拝む事ができます



このプノン・バケンは夕陽がきれいなスポットとして有名です。
そのため、日没の前はものすごーく混みます











トゥクトゥクの運転手、シナと記念撮影。
まる二日間、お疲れさまでした。

シェムリアップのトゥクトゥク・ドライバーには、かなり悪質な輩も多いと聞きます。
私はCouchSurfing(カウチサーフィン)を利用していたので、
ホストのメンにいい運転手を紹介してもらえました。

ここシェムリアップには、トゥクトゥクドライバーをしているカウチサーファーもいるので、
良いガイドに巡り合う、という意味でも、カウチサーフィンの利用は効果的だと思います。

_________________________________________


6月28日(木) From Dawn Till Dusk (シェムリアップ、カンボジア)


今日は長い一日になりそうだ。

アンコールワットのサンライズを見るために夜明け前に起き、
プノン・バケンのサンセットを見た後は、カウチサーフィンのホスト、ブーンと会う。

かなりのハードスケジュールだが、はるばるカンボジアまでやってきたのだ。
やりたいことは、すべてやってしまおう。

まあ、道中はトゥクトゥクの中で寝てればいいので、
本当に大変なのはドライバーのシナなのだが。



プノン・バケンには日没の3時間前くらいに到着してしまった。
この炎天下、どうやって過そうか?

ウロウロと歩きまわった結果、もっとも夕陽がきれいに見えるであろう場所を確保。
さすがにまだ日が高いので、誰も場所取りをしていない。

しかもこのポジションには日影はない。
カンカン照りの太陽の下、あと3時間もここに陣取る馬鹿はいない。


だが、ガイドブックによると、日没の1時間前からは場所取り合戦が始まるらしい。
今ならベストポジションを手に入れることができる。
ここは覚悟を決めて、この場所に居座ることにしよう。

私が日傘を取り出して腰を下ろすと、遠くから「あっ!」という声が上がった。
声の主は中国人と思しき若者のグループ。
彼らは私よりも早くプノン・バケンに到着していたのだが、
日影に逃げ込んでいたのだ。

まさか3時間も前から、この炎天下で場所取りをする馬鹿はいないと思っていたのだろう。
ふっ。
甘いな。
日本人をナメるな。


中国人の若者グループはあわてて日影から飛び出してきて、
私の横に陣取った。
とても悔しそうな顔をしている。

彼らは実力行使こそしてこなかったが、いい場所を一人占めしている私が気に食わないらしい。
しきりとなにか非難めいたことを言っていた。


私がかばんの中から日傘や虫よけクリーム、ipad などを次から次へと取りだすのを見て、
「お前はドラえもんか?、コンビニか?」
とか言っている。

もちろん中国語なので、本当に彼らがそう言ったのかはわからない。
だが、「ドラえもん」、「コンビニ」という単語ははっきりと聞き取れたので、
おそらくそういう類の内容だったのだろう。


それにしても、暑い。
こんな場所であと何時間も日没を待たなければならないのか。

こういう時、時間が経つのは遅い。



ヒマを持て余しているのは、となりの中国人の若者グループも同じらしい。
麻雀のようなゲームを取り出して遊び始めた。
こういう場合、大勢いる彼らがうらやましい。

だが、すぐに係員が飛んできた。

「ここは神聖なプノン・バケンだ。
ギャンブルをすることは認められない。」

「いや、お金はかけてないし。
ただゲームをして遊んでるだけだし。」

「ダメだ、ダメだ。」


これだけ観光客でびっしり埋め尽くされてるのに、神聖な場所も何もあったもんじゃないと思うのだが。



夕陽を見るのに最適と思われる場所は、もうすでに場所取りの連中で埋まっている。
気のせいか、そのほとんどがアジア系の人間のような気がする。

夕陽を見ることを目的としない、普通の観光客はさぞかし迷惑していることだろう。
現に、アメリカ人らしき団体グループがガイドに質問していた。

「彼らはこの炎天下で、いったい何をしているの?」

夕陽を眺めるために、場所取りをしているんです。

「夕陽って!日没までまだかなり時間があるじゃない。
どうしてジャパニーズはこうもクレイジーなの?」

おいおい。
日本人はみんな頭がおかしい、みたいな言い方はやめてくれよ。
それに、あそこにいる中国人の彼らは、日本人と一緒にされるのなんてまっぴらごめんだと思ってるんじゃないかな。

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6月27日(水) アプサラ・ダンス(シェムリアップ、カンボジア)



シェムリアップの街並み。

この日も夕食はブーンと一緒。
彼のバイクで夕方のシェムリアップを疾走するのは気持ちいい。




ブーンが連れてきてくれたのはこのお店。

(中華系?!
なんでカンボジアにまで来て中華料理を食べなきゃならないんだ。
カンボジアの料理が食べたかったな・・・。)

私はブーンに、アプサラ・ダンスが見れるレストランに連れて行ってくれ、
と頼んでいたのですが、
彼のクライアントがこのレストランを経営しているそうです。
料金も格安料金にしてくれる、ということで、ブーンはこの店に連れてきてくれました。

ちなみに彼の職業は銀行員です。




客はほぼ全員が中国人。










アプサラ・ダンスの始まりです。




このポーズ大好きっ!




アプサラ・ダンス以外にも、たくさんの民族舞踊を見ることができます。




猿ダンス。






きれいなお姉さんが魚の尻尾をつけてるのは滑稽ですが、
そのアンバランスさに萌えました。












民族舞踊の構成はというと、そのほとんどが、
男性が女性に求愛する、というものでした。

どこの国でもこのテーマは重要なんですね。




楽器の演奏者たち。




最後に再びアプサラ・ダンス。














このレストラン、中華系ということもあって、
客はほぼ100パーセント中国人のようなのですが、
そのマナーがおそろしく悪い。

ステージの前まで行って、ビデオ撮影をしたりします。
後ろに大勢の観客がいることなんておかまいなし。


また、せっかく目の前でカンボジアの伝統舞踊が催されているというのに、
ほとんどの人がまったく興味なし。
食事がすんだら、さっさと出て行ってしまいました。
ダンスショーが始まる前は満席だったレストランも、
1時間後には1割ほどしか観客は残っていません。



そして彼らは人の言うことなんて聞いちゃあいません。

アプサラ・ダンスが終わった後、踊り子さんたちと一緒に記念撮影する時間が設けられています。
そこで私がステージに上がって写真を撮っていると、

「あいつはなんで舞台に上がってるんだ?
一人だけ特別扱いか?」
といったヤジがとんできます。

おいおい、お前ら、アナウンス聞いてなかったのかよ。




CouchSurfing(カウチサーフィン)、ホストのブーンとアプサラダンス鑑賞。シェムリアップ、カンボジア。

彼がシェムリアップでのホスト、ブーン。
カンボジア人です。
彼のおかげで、アプサラ・ダンスを格安料金で見ることができました。

カンボジア人のカウチサーファーを見つけるのは簡単ではありませんでしたが、
せっかくCouchSurfing(カウチサーフィン)をするのです。
多少苦労してでも地元のカウチサーファーと会う価値はあると思います。

テーマ : カウチサーフィン(Couch Surfing)
ジャンル : 旅行

カウチサーフィン(CouchSurfing)とは?

CouchSurfingKyoto

Author:CouchSurfingKyoto
.カウチサーフィン(CouchSurfing)とは。

日本に観光に来た外国人の宿として無償で自宅を提供し、国際交流を深めるというカウチサーフィン。

また、自分が海外に旅行に行く時には、現地の一般家庭に泊めてもらい、その土地に住む人々の生の暮らしを体験することだってできてしまいます。

ここは、そんなカウチサーフィンの日常をありのままにつづったブログです。

「カウチサーフィンは危険じゃないの?」
そんな危惧も理解できます。
たしかに事件やトラブルも起こっています。

なにかと日本人にはなじみにくいカウチサーフィン。

・登録の仕方がわからない
・詳しい使い方を知りたい
・評判が気になる

そんな人は、ぜひこのブログをチェックしてみてください。
きっと役に立つと思います。

最後に。

「カウチサーフィンを利用すれば、ホテル代が浮く」

私はこの考え方を否定しているわけではありません。
私もそのつもりでカウチサーフィンを始めましたから。

しかし、カウチサーフィンは単なる無料のホテルではありません。
現在、約8割のメンバーはカウチの提供をしていません。サーフのみです。

だって、泊める側にはメリットなんてなさそうですものね。

「自分の部屋で他人と一緒に寝るなんて考えられない」
「お世話したりするのってめんどくさそう」

時々私はこんな質問を受けることがあります。

「なぜホストは見知らぬ人を家に招き入れるのか?」

それはね、もちろん楽しいからですよ。

自己紹介
プロフィール


こんにちは。
京都でカウチサーフィン(CouchSurfing)のホストをしている、マサトという者です。
ときどきふらりと旅にも出ます。
もちろん、カウチサーフィンで!


(海外)
2011年、ユーレイル・グローバルパスが利用可能なヨーロッパ22カ国を全て旅しました。
それに加えて、イギリスと台湾も訪問。
もちろん、これら24カ国全ての国でカウチサーフィン(CouchSurfing)を利用。

2012年、東南アジア8カ国とオーストラリアを周遊。
ミャンマーを除く、8カ国でカウチサーフィンを利用しました。

2013年、香港、中国、マカオをカウチサーフィンを利用して旅行。 風水や太極拳、カンフーを堪能してきました。

2014年、侍の衣装を着て東ヨーロッパ20か国を旅行してきました。


(日本国内)
これまでに京都で329人(53カ国)のカウチサーファーをホストしてきました(2013年6月25日現在)。

もちろん、これからもどんどんカウチサーフィンを通じていろいろな国の人と会うつもりです。



カウチサーファーとしてのカウチサーフィン(CouchSurfing)の経験:


オーストリア、ベルギー、ブルガリア、クロアチア、チェコ共和国、デンマーク、フィンランド、フランス、ドイツ、ギリシャ、ハンガリー、アイルランド、イタリア、ルクセンブルグ、オランダ、ノルウェー、ポルトガル、ルーマニア、スロヴェニア、スペイン、スウェーデン、スイス、イギリス、台湾

シンガポール、インドネシア、オーストラリア、マレーシア、タイ、ミャンマー、ラオス、カンボジア、ベトナム

香港、中国、マカオ

スロヴァキア、ポーランド、リトアニア、ラトヴィア、エストニア、ベラルーシ、ウクライナ、モルドヴァ、沿ドニエストル共和国、ルーマニア、セルビア、マケドニア、アルバニア、コソヴォ、モンテネグロ、クロアチア、ボスニア・ヘルツェゴヴィナ、リヒテンシュタイン


ホストとしてのカウチサーフィン(CouchSurfing)の経験:


アイルランド、アメリカ、アルゼンチン、イギリス、イスラエル、イタリア、イラン、インド、インドネシア、ウクライナ、エストニア、オーストラリア、オーストリア、オランダ、カナダ、韓国、クロアチア、コロンビア、シンガポール、スイス、スウェーデン、スコットランド、スペイン、スロヴァキア、スロヴェニア、タイ、台湾、チェコ共和国、中国、チュニジア、チリ、デンマーク、ドイツ、トルコ、日本、ニューカレドニア、ニュージーランド、ノルウェー、ハンガリー、フィンランド、ブラジル、フランス、ベトナム、ベルギー、ポーランド、ポルトガル、香港、マダガスカル、マレーシア、メキシコ、モルドバ、リトアニア、ルーマニア、ロシア



メールフォーム:個人的に相談などありましたら、こちらからどうぞ(非公開です)

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