カウチサーフィン(CouchSurfing)と愉快な仲間たち

プリティ・ウーマン

サスキア(オランダ)とカウチサーフィン


嵐山・亀山公園展望台。眼下に流れるのは保津川

嵐山・亀山公園展望台にて。

眼下に流れるのは、保津川下りで有名な保津川。




嵐山の竹林。




祇園白川の巽橋。




昼食は八坂神社の近くにある「餃子の王将」。

日本食でなくてごめんなさい。




ちょうどこの時期、祇園では「都をどり」が開催されています。




祇園・花見小路






「都をどり」の期間中は連日、観光バスがたくさん乗り付けます。




ちょうど公演が終了したところのようで、大勢の観客が出てきました。


そういえば今年はまだ「都をどり」を見ていなかったな。


「芸者ダンスは見たいけど、この料金はちょっと高いわね」

そう言うカウチサーファーばかりだったので、今年は「都をどり」を見れそうにないや。


たしかに値段は少し高いけど、それだけの価値はあると思うんだけどな。

せっかくこの時期に京都に来ているというのに、もったいない。


文の助茶屋

八坂の塔の近くにある「京甘味 文の助茶屋」で休憩することにしました。


文の助茶屋

なかなかいい感じの古風なお店でしょ。


このお店の前はこれまでに何度も通っていたのですが、

中に入って休憩するのはこれが初めてです。


この「文の助茶屋」はわらび餅と甘酒が有名なのですが、

私たちは二人とも別の物を注文しました。


私はグリーンティーを頼んだからギリギリセーフだとして、問題はサスキア。

彼女はアイスコーヒーを注文していました。

お店にケンカを売ってるのか?


しかし、サスキアが勘定を支払ってくれたので、文句は言えません。


文の助茶屋

オランダ人のサスキアは背が高く、骨太。

にもかかわらず、小顔で笑顔がキュートなもんだから、これはもうたまりません。

なんだか、ジュリア・ロバーツを思い出してしまいました。



私が何か言うたびに、彼女は大きく口を開けてにんまりと笑います。

「アハ!」と言いながら。

これが彼女の口ぐせのようです。


はっきり言って、かわいいです。

オランダ人大好きっ!




「文の助茶屋」の中。


文の助茶屋

文の助茶屋



当初、私はサスキアを清水寺に連れていくつもりだったのですが、

「300円もするの? じゃあ行かない」

というつれない返事。


彼女はあまりお寺には興味がないらしい。

では、なぜ京都へ?


京都に来ながら清水寺を見ないとは・・・





霊山観音を見て喜ぶサスキア。

しかし、もちろん中には入りません。

高台寺もスルー。



(鞍馬天狗)


お寺巡りという必殺技を封じられてしまい、途方に暮れる私。

中途半端に時間も余ってしまったし、困ったな。どうしよう。


神社仏閣には興味を示さないサスキアでしたが、温泉には行きたいようです。

というわけで、鞍馬温泉に行くことになりました。



(鞍馬温泉)


しかし、女の子と二人で温泉に来ても、一緒に入れるわけではないので、あまり意味がないんだよな。

まあいいか。

彼女が湯船に浸かっているところを想像することにしよう。




サスキアがくれたオランダのワッフル。

美人からもらったお菓子は、甘さも100倍増しでしたとさ。

虫歯になりそう。


______________________________________


今回のカウチサーフィンはオランダ人のサスキア。

かわいらしい顔をしている彼女ですが、かなりの冒険家です。

サハラ砂漠をクラッシック・カーで縦断するという過酷なレースにも参戦したことがあるほど。


彼女のカウチサーフィンのプロフィール写真はこの時のものなのですが、

きれいな顔を油まみれにして車を修理しているサスキアはとてもキュート!

この写真を見ただけで、私は彼女をホストすることを決めました。



救世軍に参加したり、麻薬中毒患者の更生施設で働いたりと、多様な経験をしてきているサスキア。

彼女からはとても興味深い話をたくさん聞くことができました。



オランダってたしか、大麻が合法な国なんですよね。

そんな国の麻薬更生施設に彼女のような美人が働いていたら、

マリファナ中毒患者はますます増えるんじゃなかろうか。

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終わりよければ

アレッサンドラ(オランダ)、メイリン(台湾)とカウチサーフィン(CouchSurfing)




メイリン。嵐山の竹林にて。

まだ朝早かったので、誰もいません。

落ち着いて写真を撮ることができました。




おへそ見えてるぞ、メイリン。






この後ふたりは、レンタサイクルで京都市内観光に出かけて行きました。


実はメイリンの英語はかなりあやしい。

時々とんちんかんな回答が返ってきたりして、会話がちぐはぐになることもあります。


アレッサンドラに、「二人きりで大丈夫?」と聞いたら、苦笑いしていました。



まあ、自転車であちこち動き回っていれば、会話はそんなに必要ないでしょ。

がんばれ、アレッサンドラ!




今夜は美女ふたりが夕食を作ってくれます。

これもメイリンの効能でしょう。


だって最初の頃、アレッサンドラは自分で使った食器すら洗わなかったのですから。



ちなみにこの日の皿洗いは、私がやりました。

料理を作ってもらったんだし、まあしょうがないか。









今夜の食事は和洋中。

なかなか豪勢です。


ただ、食材はすべて近所のスーパーで買ってきた物なので、彼女たちは不満そう。

本当に作りたかったものが作れなかったそうです。


しかし私に言わせれば、国籍の異なる人間が集まってワイワイやってるだけで十分です。

楽しい夜をありがとう。





アレッサンドラが私の家に泊るのは、今夜で最後。

別れ際、彼女はオランダのおみやげをくれました。


これ、欲しかったんですよ。

オランダに行った時に買おうかどうか迷ったんですけど、壊れやすそうだったので結局あきらめたのです。


思わぬ形で手に入れることができました。

ありがとね、アレッサンドラ。



最初のうちはどうなることかと思われたアレッサンドラとのカウチサーフィンですが、

いい形で終わることができました。




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違和感

メイリン(台湾)、アレッサンドラ(オランダ)とCouchSurfing(カウチサーフィン)


こう着状態に陥ったかのように思えた私とアレッサンドラの関係ですが、

3日目の夜に流れが変わりました。


この日から新しく、もう一人のカウチサーファーが加わることになったのです。



彼女の名前はメイリン。

台湾人です。



メイリンはとても気のきく女性で、てみやげにチーズケーキを買ってきてくれました。

これだからアジアの女性って大好きです。



こらっ、アレッサンドラ!

お前は食べるなっ。



(メイリンの買ってきてくれたチーズケーキ)


それだけではありません。

メイリンは台湾からもおみやげを持ってきてくれたのです。



アレッサンドラ、少しはメイリンをみならえ!

これがカウチサーフィンだっ。

お前みたいにタダ飯を喰らってるだけの奴には、カウチサーフィンを利用する資格はない!




(メイリンの持ってきてくれた、台湾のお茶)




左がアレッサンドラ。右がメイリン。


ほとんどの台湾人は、イングリッシュ・ネームを持っています。

メイリンの英語名は「アンジェリア」


「だから、これからは私のことをアンジェリアと呼んでね」

とメイリン。



うん。わかったよ、ア、アン・・・

ダメだ。言えない。

どうしても抵抗がある。



だってメイリン。

君の顔はどう見たって100パーセント、アジアじゃん。

それなのにアンジェリアって・・・



なんかちゃうやん!

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ガマンくらべ

アレッサンドラ(オランダ)とカウチサーフィン(CouchSurfing)


アレッサンドラはオランダ人だが、彼女の両親は南米出身。

そのせいか、彼女はとても陽気で、一緒にいるととても楽しい。

でも、お行儀の方は・・・



初日の夜は彼女がやってくるのが遅かったので、私の家で一緒に夕食をとった。

でも、「ありがとう」のひとこともなし。


「食事をごちそうになったから、食器は私が洗うね」

という展開を期待していたのだが、どうやら彼女にそんな気は毛頭ないらしい。

座ったきり、ピクリとも動かない。



翌朝、アレッサンドラは自前の食材で朝食を作っていたのだが、

使用後の食器は放置。

鍋にも、なんだかベタベタする物質がこびりついている。


もしかしてこれは、俺に洗えということなのだろうか。



頭にきたので、翌日の夕食はひとりで食べることにした。

彼女が帰ってくる前にちゃっちゃとすませてしまおうと思っていたのに、

アレッサンドラは予想外に早く帰宅した。


しまった。

タイミングをのがしてしまった。



この時間だと、彼女もまだ夕食は食べていないはずだ。

しかし、さすがに彼女の目の前で、自分ひとりだけ食事をとるのも気がひける。



しかたない。

今夜はもうすでに食事をすませてしまったフリをしよう。



空腹感をかかえながら床につく。

ひもじい。

いったいあと何日、こんな夜を過ごさなければならないのだろう。



知らなかった。

カウチサーフィンというのは、こんなにもお腹がすくものなのだな。

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入国禁止令

ハーブ(オランダ)とカウチサーフィン(CouchSurfing)



イケメンで陽気なハーブ。

きっと女の子にもモテるんだろうな。




背が高いなあ。

身長は軽く2メートルを超えるだろう。

そんなにデカかったら、日本の家屋では暮らしていけないぞ。


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ハーブはオランダ人。

とても礼儀正しく、一緒にいて気持ちがいい。

背が高く二枚目で、頭もよさそう。

どこにも欠点が見つからない。

なんか、だんだん腹たってきた。



台湾人のペギーはオランダに留学する予定なので、ハーブのことを紹介した。

彼女はとても喜んで、さっそくフェイスブックで友達になったようだ。


しかもこのハーブ、仕事を見つけてしばらく台湾で暮らしたいのだとか。

それを聞いたペギーは狂喜乱舞していた。


まったく。

どうしてアジアの女性は白人男性に弱いんだろうねえ。

あー、やだやだ。



これからは欧米人男性は入国禁止。

鎖国じゃ、鎖国。

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レニーとスザンナ(スペイン、オランダ)

レニー、スザンナ(オランダ、スペイン)とCouchSurfing(カウチサーフィン)

CouchSurfing(カウチサーフィン):レニーとスザンナ。

真ん中の眠たそうにしているのがレニー。
彼はいつもボーッとしているように見えますが、実はおしゃべり好き。
話し出すと止まりません。

左の女性はスザンナ。
彼女はとても寡黙。
およそスペイン人らしくありません。


お土産のお菓子。

彼らがくれたお土産のお菓子。


スペインのお土産のドライフルーツ

お土産のドライフルーツ。


サラゴサのマグネット。

サラゴサ(スペイン)のマグネット。


________________________

今回のカウチサーフィンはオランダ人のレニーと、スペイン人のスザンナです。

実は彼らからは1年前にもカウチリクエストをもらっていたのです。
が、東北の大震災のため、彼らは来日を断念。

1年後、やはり日本に来ることを諦められなかった彼らはとうとうやって来ました。


レニーはオランダ人なのですが、現在はスザンナと一緒にスペインに住んでいます。
このレニー、とにかくよくしゃべるしゃべる。
そのおっとりした風貌からは想像できません。

ほっとおくと、ほんとに何時間でも話し続けます。
適当なところで切り上げないと、朝までしゃべり続けそうです。


このレニーとスザンナはスペインからお土産をたくさん持ってきてくれました。
彼らはとてもいい人たちなので、できれば一緒に京都を観光したいのですが、
先週、他のカウチサーファーと時間を過し過ぎたせいで私の自分の用事がたまってしまっています。
残念ながら彼らと多くの時間を過すことはできそうにありません。

カウチサーフィンにおいては、タイミングも重要な要素です。


レニーとスザンナはとても旅行好きで、東南アジアにも行ったことがあります。
私は今、東南アジアに行くことを計画中なので、いろいろと話を聞かせてもらいました。

彼らは旅行の様子をブログにつけているので、情報も正確です。
ただ、彼らが東南アジアを訪れたのは5年以上も前の話。
少々情報が古くなっている感がありますが、
道路状況やその他のインフラは現在の方がはるかにマシになっていることでしょう。


彼らは3泊していったのですが、結局観光も食事も一緒にしませんでした。
前回スペインを訪れた時、私はサラゴサには行かなかったので、次回には彼らを訪ねて行ってみようと思います。

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何も言えなくて・・・

どうやらペギーがオランダの大学に留学することになりそうです。

「おめでとう!」
と言ってはみたものの、内心は複雑です。
なぜだか素直に喜べない自分がここにいる。

台湾なら近いし、その気になればいつでも会いに行けたけど、
オランダはちょっと遠いなあ。

ヨーロッパ人の男の子が大好きなペギーはきっとオランダで
白くて背の高いボーイフレンドを見つけるのでしょう。


ペギー、自分の夢に向かってひたむきに突き進む君はとてもまぶしいよ。

それにひきかえ俺はいったい何がしたいのだろう。
どこに行きたいのだろう。


まだ台湾にいるはずなのに、なんだかずいぶん遠くへ行っちゃったみたいだ。
君が小さく見える。

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ヨーロピアンな夜

スタイン、フラー(オランダ)、ファビオラ(イタリア)とCouchSurfing(カウチサーフィン)


CouchSurfing(ファビオラと私。居酒屋にて。)

イタリア人カウチサーファーのファビオラと。
彼はフィレンツェに住んでいて、これまでに数多くのカウチサーファーをホストしてきました。

やった、フィレンツェに知り合いができた。
これで次回イタリアを旅する時の宿の心配はしなくてすみそうです。


ファビオラはおよそイタリア人らしからぬ男。

彼はボソボソとしゃべり、時々はにかんだ表情をしてみせます。
今回の旅行の計画は事前にみっちりと準備し、
京都に来てからも朝から晩まで熱心に観光に励む。


これじゃあまるで日本人じゃないか。
イタリア人ならもっとイタリア人らしくしてもらいたいものです。


カウチサーフィン(スタインとフラー。居酒屋にて。)

オランダ人カウチサーファーのスタインとフラーはなんともアンバランスなカップル。
イケメンで能天気なスタイン。
気真面目そうでぶっきらぼうにも見えるフラー。

世の中にはいろんなカップルがいるものです。
カウチサーフィンをしていると飽きません。



余談ですが、フラーは私と話をする時、ジーッと私の目を覗き込みます。
瞬きをせずに。

確かに人と話をする時は人の目を見るのが基本ですが、
彼女の場合、ちょっと眼力が強すぎて怖い。

小学生の時に先生に叱られたことを思い出してしまいました。


CouchSurfing(ファビオラと私。スタインとフラー。居酒屋にて。)

「いかにもヨーロッパでしょっ!」といった顔つきの3人に囲まれて、
楽しい夜を過ごすことができました。


カラオケを熱唱中のファビオラ

カラオケを熱唱中のファビオラ。
さすがはイタリア人。表情が情熱的です。
でも、肝心の歌唱力の方は・・・


カウチサーフィン(カラオケで熱唱中のフラー)

カラオケで熱唱中のフラー。
一見地味な彼女ですが、歌唱力はバツグン。
我々4人の中で、唯一まともに歌えるのはフラーだけです。

オランダでもよくカラオケに行っているとか。


カラオケ中の私。

カラオケ中の私。
やはり英語の歌は難しいな。


CouchSurfing(カラオケで熱唱中のスタイン。)

カラオケで熱唱中のスタイン。
彼はノリはいいのですが、ぜんぜん曲を聞いていません。
自分のペースで好き勝手に歌うので、伴奏とズレてしまっています。

見かねたフラーが注意します。

「ちょっと早く歌いすぎなんじゃないかしら。」


わかった、とは言うものの、その後も自分流に歌うスタイン。
彼が歌い終わった後も、30秒くらい音楽は流れ続けていました。

リアクションに困る我々3人・・・


カウチサーフィン(デュエット中のスタインとフラー)

デュエット中のスタインとフラー。
今度はフラーがリードしているので、スタインも脱線せずにすみました。

ホッ。


CouchSurfing(ファビオラとスタインとフラー。カラオケボックスにて。)

電車の時間もあるので、カラオケは1時間のみ。
4人だとあっという間です。

最後は私の番です。

「何か日本らしい歌を歌ってよ。」

とのリクエストに、私が選んだのはアニメソング。
日本らしいでしょ。


しかしモニターにでかでかとガンダムのアニメが流れた時は恥ずかしかった。
その上彼らは面白がって写真をパシャパシャ撮っています。
ガンダムと私を一緒に。

「日本人はやはりクレイジーだ。
 いい歳した大人がアニメソングを必死になって歌っている。
 恥ずかしげもなく大声で。」

故郷に帰って、彼らはきっとこのような会話を友人たちとしていることでしょう。
私とガンダムの写真を見せながら。


オランダのお菓子。

スタインとフラーがくれたオランダのお菓子。
ワッフルの一種?


イタリアの調味料。

ファビオラのくれたイタリアの調味料。
酢でできたドレッシングのようなもの、らしいです。

フラーたちの反応を見るかぎり、どうもこれはなかなかの高級品らしい。
でも、料理をしない私には宝の持ち腐れかな。


カウチサーフィン(ファビオラのくれたお土産。)

このイタリアの調味料、なんだかへんてこな瓶に入っています。
スライムみたい。

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セヴェリナ(ロシア)、バス(オランダ)、(オーストラリア)

セヴェリナ(ロシア)とバス(オランダ)・(オーストラリア)とカウチサーフィン

カウチサーフィン(セヴェリナ、ロシア)、(バス、オランダ)、(オーストラリア)


先入観念とはいかに恐ろしいものか。
今回のカウチサーフィンではその事をいやというほど思い知らされた。


最初にセヴェリナからカウチリクエストをもらったとき、
私はセヴェリナは男性の方だと思っていた。

彼らのカウチサーフィンのプロフィールには写真が一枚しかなく、
その写真には男性と女性の二人が写っていた。

セヴェリナのプロフィールにはロシアで生まれ育った、とあったので、
てっきり白人男性の方がセヴェリナだと思ったのだ。



だが違った。
セヴェリナは黒人女性の方だった。

彼女の両親はアフリカのケニア出身。
その後ロシアに渡り、セヴェリナはそこで生まれ、暮らした。


白人男性の名はバス。
彼はオランダ人だ。

そして現在、二人はオーストラリアのシドニーで暮らしている。



その事実関係を知った後も、私の思い込みを修正するのは容易ではなかった。

黒人女性=ロシア人

どうしてもこの関係がしっくりこない。


この私の先入観のせいで、セヴェリナには不愉快な思いをさせてしまったかもしれない。



一緒に夕食をした時のことだ。
メニューにストロガノフがあったので、つい、バスに向かって

「バス、君向けのロシア料理があるよ」

と言ってしまったのだ。


ロシア人はセヴェリナの方なのに・・・



私は、自分自身のことを人種差別などしない人間だと思っていた。
だが、今回のカウチサーフィンでは、いろいろと考えさせられることが多かった。
私の思考パターンの節々に、黒人を特別視している傾向が見受けられるのだ。


セヴェリナはとても美人で、頭もいい。
黒人にありがちな、独特の体臭も彼女からは感じられない。

そのことに対する私の正直な感想は、

「おっ! 黒人の割には・・・」

というものだった。



カウチサーフィンを始める前は、私は外国人と接したことはほとんどなかった。
周りには日本人しかいなかった。

もちろん日本国内にもさまざまな問題は存在する。
アイヌ民族や在日朝鮮人など。

でも、それらは自分には関係の無い、遠い世界の話だと思ってきた。



カウチサーフィンを始めて、世界各国の人と知り合うようになってから思うのは、

「この世界には実に多様な人間が存在するんだな」

ということだ。



中には、日本の常識がまったく通じない人もいて、
不愉快な思いもした。

逆に、私が相手に失礼な振る舞いをしたこともあったかもしれない。


でも、そういう点もすべてひっくるめて、カウチサーフィンは面白いと思う。



これまでは主に欧米からのカウチリクエストが多かった。
最近では、東南アジアのカウチサーファーからもカウチリクエストが届くようになった。
もっといろいろな国の人と知り合いたい。
アフリカとか。



話を今回のカウチサーフィンに戻そう。


セヴェリナとバスからのカウチリクエストはシンプルなものだった。
「コピペっぽいな」
というのが私の第一印象だ。

彼らのカウチサーフィンのプロフィール欄もそっけない。

正直言って、あまり彼らに期待していなかった。



だが、実際に会ってみると、意外に彼らはいい人たちだ。

とてもおだやかな性格で、それでいて会話も弾む。
彼らの英語もとても理解しやすい。


セヴェリナとバスとは2回、一緒に夕食を食べたのだが、
2回とも彼らが支払いをもってくれた。

思えば、こういう律儀なカウチサーファーは久しぶりだ。


彼らはオーストラリアのシドニーに住んでいる。
近いうちに彼らと再会できたらいいな。

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ジョギング

セバスティアン(オランダ)とカウチサーフィン:ジョギング


カウチサーフィン(セバスティアン、オランダ)嵐山公園の頂上展望台にて。
(嵐山公園の頂上展望台にて)


今朝は6:00起き。
スポーツ大好き人間のセバスティアンにジョギングを誘われたからだ。
しまった。
いいジョギング・コースがあるなんて言わなきゃよかった。

自転車大国・オランダから来たセバスティアンは、もちろん京都観光も自転車でこなす。
そして、旅行中もジョギングを欠かさない。
さわやかすぎるぜ。

早朝の嵐山は観光客の姿も無く、竹林を鑑賞するにはもってこいの時間帯だ。
だから私もジョギングに同行した。


バテバテの私。嵐山公園亀山地区にて。

が、すぐに後悔した。

私もスポーツは好きだが、ヨーロッパ旅行中はそれどころではなかった。
帰国後もダラダラとした生活を送っている。
思えば、3か月ぶりのジョギングだ。

走り始めてすぐに息があがった。
嵐山公園の上り坂ではヒィヒィ言って醜態をさらしてしまった。


カウチサーフィン(オランダ)、嵐山の竹林を颯爽と駆け抜けるセバスティアン

嵐山の竹林を颯爽と駆け抜けるセバスティアン。
彼の背中がみるみるうちに遠ざかっていく。

ま、待ってくれー。


カウチサーフィン(セバスティアン、オランダ)、渡月橋にて。
(余裕の表情のセバスティアン。嵐山・渡月橋にて。)


「なんだ。
嵐山の竹林って有名だから、もっと大きいのかと思ってた。
意外と小さいんだな。」

と、セバスティアン。


そりゃ、あんな猛スピードで走り抜けりゃあ アッと言う間でしょうよ。


カウチサーフィン(セバスティアン、オランダ)、渡月橋にて一緒に記念写真。

セバスティアンのカウチサーフィンのプロフィール写真が強烈だったので、
私はあまり彼に対していいイメージは持っていなかった。

ところが、実際に会ってみると、とてもいい青年だ。
常に笑顔を絶やさないし、話もおもしろい。
頭の回転も速そうだ。

背が高く、スポーツマン。
英語も流暢に話す。
そして、なによりハンサムだ。

ちくしょう、なんか腹立ってきた。


セバスティアンはオランダでは観光ガイドの仕事もしていた。
だから、かなり旅慣れている。
京都も一人でスイスイ動き回れる。
どうやら私の出番はなさそうだ。

一から十まで私に頼り切るカウチサーファーも考えものだが、
彼のようにあまりに完璧だと、ホストする方としては張り合いがない。

シャワーを浴びてさっぱりとしたら、セバスティアンは今日も京都観光に出かけて行きました。

Enjoy,Kyoto!


カウチサーフィンには体力が必要だと、あらためて痛感した。
ジョギングを再開しよう。

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カウチサーフィン(CouchSurfing)とは?

CouchSurfingKyoto

Author:CouchSurfingKyoto
.カウチサーフィン(CouchSurfing)とは。

日本に観光に来た外国人の宿として無償で自宅を提供し、国際交流を深めるというカウチサーフィン。

また、自分が海外に旅行に行く時には、現地の一般家庭に泊めてもらい、その土地に住む人々の生の暮らしを体験することだってできてしまいます。

ここは、そんなカウチサーフィンの日常をありのままにつづったブログです。

「カウチサーフィンは危険じゃないの?」
そんな危惧も理解できます。
たしかに事件やトラブルも起こっています。

なにかと日本人にはなじみにくいカウチサーフィン。

・登録の仕方がわからない
・詳しい使い方を知りたい
・評判が気になる

そんな人は、ぜひこのブログをチェックしてみてください。
きっと役に立つと思います。

最後に。

「カウチサーフィンを利用すれば、ホテル代が浮く」

私はこの考え方を否定しているわけではありません。
私もそのつもりでカウチサーフィンを始めましたから。

しかし、カウチサーフィンは単なる無料のホテルではありません。
現在、約8割のメンバーはカウチの提供をしていません。サーフのみです。

だって、泊める側にはメリットなんてなさそうですものね。

「自分の部屋で他人と一緒に寝るなんて考えられない」
「お世話したりするのってめんどくさそう」

時々私はこんな質問を受けることがあります。

「なぜホストは見知らぬ人を家に招き入れるのか?」

それはね、もちろん楽しいからですよ。

自己紹介
プロフィール


こんにちは。
京都でカウチサーフィン(CouchSurfing)のホストをしている、マサトという者です。
ときどきふらりと旅にも出ます。
もちろん、カウチサーフィンで!


(海外)
2011年、ユーレイル・グローバルパスが利用可能なヨーロッパ22カ国を全て旅しました。
それに加えて、イギリスと台湾も訪問。
もちろん、これら24カ国全ての国でカウチサーフィン(CouchSurfing)を利用。

2012年、東南アジア8カ国とオーストラリアを周遊。
ミャンマーを除く、8カ国でカウチサーフィンを利用しました。

2013年、香港、中国、マカオをカウチサーフィンを利用して旅行。 風水や太極拳、カンフーを堪能してきました。

2014年、侍の衣装を着て東ヨーロッパ20か国を旅行してきました。


(日本国内)
これまでに京都で329人(53カ国)のカウチサーファーをホストしてきました(2013年6月25日現在)。

もちろん、これからもどんどんカウチサーフィンを通じていろいろな国の人と会うつもりです。



カウチサーファーとしてのカウチサーフィン(CouchSurfing)の経験:


オーストリア、ベルギー、ブルガリア、クロアチア、チェコ共和国、デンマーク、フィンランド、フランス、ドイツ、ギリシャ、ハンガリー、アイルランド、イタリア、ルクセンブルグ、オランダ、ノルウェー、ポルトガル、ルーマニア、スロヴェニア、スペイン、スウェーデン、スイス、イギリス、台湾

シンガポール、インドネシア、オーストラリア、マレーシア、タイ、ミャンマー、ラオス、カンボジア、ベトナム

香港、中国、マカオ

スロヴァキア、ポーランド、リトアニア、ラトヴィア、エストニア、ベラルーシ、ウクライナ、モルドヴァ、沿ドニエストル共和国、ルーマニア、セルビア、マケドニア、アルバニア、コソヴォ、モンテネグロ、クロアチア、ボスニア・ヘルツェゴヴィナ、リヒテンシュタイン


ホストとしてのカウチサーフィン(CouchSurfing)の経験:


アイルランド、アメリカ、アルゼンチン、イギリス、イスラエル、イタリア、イラン、インド、インドネシア、ウクライナ、エストニア、オーストラリア、オーストリア、オランダ、カナダ、韓国、クロアチア、コロンビア、シンガポール、スイス、スウェーデン、スコットランド、スペイン、スロヴァキア、スロヴェニア、タイ、台湾、チェコ共和国、中国、チュニジア、チリ、デンマーク、ドイツ、トルコ、日本、ニューカレドニア、ニュージーランド、ノルウェー、ハンガリー、フィンランド、ブラジル、フランス、ベトナム、ベルギー、ポーランド、ポルトガル、香港、マダガスカル、マレーシア、メキシコ、モルドバ、リトアニア、ルーマニア、ロシア



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