カウチサーフィン(CouchSurfing)と愉快な仲間たち

親猿の骨も固いかの?

今回のゲストはミス・インドネシア。

私のカウチサーフィン人生始まって以来の大物の訪問だ。


だが彼女は彼氏連れだった。

それはそうだ。

そんなウマい話がそうそうあるわけがない。

極上のセレブがこんなむさ苦しい部屋に来てくれるだけでも感謝せねば。




ウィミーの彼氏はニュージーランド人のフェイリー。

フェイリーがインドネシアを旅行した時に彼らは知り合い、現在はニュージーランドで一緒に暮らしている。

彼らが知り合ったきっかけは、カウチサーフィンのパーティーだったとか。

そういう出会いもあるんですね。


ところでウィミーはとても流暢な英語を話す。

きっとインドネシアでもかなりの上流階級の出身なのだろう。




彼らのおみやげはこの「リコリス」。

ニュージーランドでは有名らしい。

メイサンも知っていた。


メイサンにこのことを報告すると、

「もう食べた? おいしい?」

「ああ食べたよ。なかなかおいしかった」

「へええ。私あんまりそれ好きじゃないのよね」


そういう言い方するなよ。

ほんとは俺も「あまりおいしくないなー」、と思ってたんだけど、人からもらったものをそんなふうに言っちゃダメかな、と思ってたんだからさ。




フェイリーとウィミーはとても気さくなカップルで、3人で一緒にずーっとしゃべってました。

彼らはニュージーランドでシェアハウスに住んでいて、カウチサーフィンのホストもしています。

ニュージーランドでミス・インドネシアの家に泊まれるなんてなかなか素敵な話だと思いませんか?


特にフェイリーは話好きで、夜遅くまでひざを割って話しました。

というのも彼は大の日本文化びいきで、本物の日本人と一度じっくりと話してみたかったそうなのです。

しかし、必ずしも日本の事をすべて受け入れているわけではありません。

日本のことをよく知っているからこそ、かなりセンシティブな話題にまで話はおよび、二人ともヒートアップしてしまう場面もありました。

そういう時でも、ウィミーがやんわりと仲裁に入ってくれたおかげで事なきを得ましたが。



「俺は日本人のことは好きだが、クジラを食べることに関しては絶対に許せない。

 IWCの委員会では調査捕鯨は認められているが、あれは調査とは名ばかりで、実態は完全に商業捕鯨じゃないか。

 やり方がこそくだ。


 さらにひどいことには、委員会での投票の際、日本は発展途上国の票を金で買っていることだ。

 貧乏な国の足元を見て、経済援助をちらつかせては、日本に有利な裁定が出るように買収する。

 そんなやり方をして恥ずかしくないのか?

 およそ日本人らしくないぞ」



彼の怒りはかなり激しく、私の弁明などまったく聞く耳をもたない。

彼だけではなく、オーストラリアやニュージーランド、さらには欧米の人たちはみんなそんなふうに思っているのだろう。

ちょっと悲しくなった。



フェイリーは日本の格闘技が大好き。

なかでも須藤元気の大ファンなんだそうだ。

だから彼が格闘界を引退した時はおおいに悲しんだのだとか。


「現在でも彼には注目している。音楽や執筆など、いろんな分野で彼は多彩な才能を発揮しているからね」

そう言ってyoutubeで須藤元気のビデオを見つけてきては、私に見せてくれた。



その後、3人で映画を見ることにした。

日本の映画が大好きだというフェイリーの強いすすめで、

「13人の刺客」という映画をチョイスした。


この映画、かなり残酷なシーンから始まる。

いきなり切腹。

しかも腹を3回にもわたり切り刻む。

なかなか終わらない。

日本人の私でも、この苦痛に満ちたシーンは耐えがたかった。


その後も残虐なシーンのオンパレード。

稲垣吾郎扮する殿様の暴君っぷりがものすごい。


若い女性の両手両足、そして舌まで切断したあげくに慰み者にし、飽きたら裸のままポイ捨て。

新婚夫婦の新妻を凌辱した後、彼女の目の前で旦那を惨殺。

呆然とする妻に言い放った言葉は、

「山猿の骨は固いのぉ」



「だめ、吐きそう」

あまりの残酷さに、ウィミーは途中で席を立ってしまいましたとさ。


こんな映画を見せつけられたら、日本人ってむちゃくちゃ残虐な民族だと外国人に思われてしまうよ。



ウィミーとフェイリーは一緒に暮らしているのですが、どうやら財布は別々のようです。

レストランなどでの支払いの時は、お互いがそれぞれ自分の分を支払っていました。

私がそれを珍しそうに見ていると、

「日本のカップルはどうしてるの?」

とウィミー。


「日本ではデートの時、基本的には男が払うよ」

と私が説明すると、

「だって」

と彼女はフェイリーを挑発します。



「おいおい。なんで俺がお前の分まで払わなきゃならないんだよ。逆だろ。

 聞いてくれよ、マサト。 こいつの給料はいくらか想像つくか?

 1時間ほどカメラの前でにっこりとほほ笑むだけで、俺の1カ月分の給料を軽く超えるんだぜ。

 やってられないよ、まったく」


さすがは元ミス・ジャカルタ。

TVレポーターやモデルとしてのギャラは、かなり高いみたいだ。


そんな女性を彼女に持ってしまったフェイリーには彼なりの苦悩があるのだろう。


でもね、フェイリー。

世界中の男は君の事をきっと羨望のまなざしで見ていると思うよ。

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ミス・インドネシア



私はもともと社交的な人間ではない。

でも、カウチサーフィンを始めてから、実にたくさんの人たちと出会ってきた。

年齢も国籍も異なる人々が、毎週、時には毎日のように入れ替わり立ち替わり私の部屋を訪れ、眠り、そして去ってゆく。


それきり何の音沙汰のない人もいれば、フェイスブックなどを通じて近況を報告しあう人もいる。

なかには数年にわたり手紙(メールではない)をやり取りしたり、お互いの家を訪問しあったりする人だっている。

日本人同士でもこれほど親密になることはまれだ。


また、カウチサーフィンを通じて、実にいろんな種類の人と出会うこともできた。

元KGBのエージェント、イラク帰還兵、ヌーディストのゲイ・・・

普通に暮らしているだけでは、こういった人と出会うのはなかなか難しかっただろう。


消極的な性格の私が、短期間にこれほどたくさんの人と出会うことができた。

カウチサーフィンには本当に感謝している。



そして今回のゲストは、元ミス・インドネシア。

ミス・ジャカルタだったかな?

まあ、どっちでも似たようなもんだろう。

とびっきりの美人であることにはかわりはないんだから。



ミス・インドネシア?

なんだってそんな人間が俺のむさ苦しいアパートに泊まりに来るんだ?


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彼女の名はウィミー。

数年前にミス・ジャカルタの栄冠に輝き、それ以来モデルやテレビのレポーターなどとして活躍している。


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ウィミーがこれまでに出演したコマーシャルや広告は数知れない。

試しに彼女の名前でグーグル検索をかけてみたら、たくさんヒットした。

youtube でも彼女の動画を見ることができる。

どうやら彼女はなかなかの売れっ子のようだ。


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ウィミーは現在、活動の場をジャカルタからニュージーランドに移している。

そのエキゾチックな風貌で、オーストラリアやニュージーランドの男性たちを魅了し続けているに違いない。


そういえば、突然私の目の前から失踪した前回のゲスト、リンダもジャカルタに暮らしていたことがあると言っていたっけ。

彼女に逃げられた時、私の繊細なハートは少なからず傷ついた。


そんな私の傷心をウィニーなら癒してくれるかもしれない。

彼女はいつもにこにこしながら私の話を聞いてくれる。

きらきらした瞳は澄んでいて、じっと見つめられると吸い込まれそうになる。



だが、吸い込まれるわけにはいかない。

だってウィニーはボーイフレンドと一緒に旅行しているのだから。

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いったいなにが気に入らなかったのだろう?

今回のカウチサーフィンはオーストラリア人女性のリンダ。

彼女のプロフィール写真はかなりワイルド。

つばの広いテンガロン・ハットに豹柄のドレスを身にまとっている。

なんでも、ジャングル・パーティーの時に撮ったものらしい。

野性的で、ちょっと危険な香りのする女性だ。

なんだかドキドキしてきた。



写真では長い髪の毛をたなびかせていたリンダだが、今はとても短く刈り込んでいる。

そのせいで、彼女の顔の小ささが余計に際立っている。

それでいて手足はスラリと長く、およそ人間離れしたモデル体形だ。

シャツとジーンズの間から、時おり白い肌が見えるたびに、なんだか得した気分になった。



リンダが私の家にやってきたのは夕方の中途半端な時間帯。

彼女がいつ来るのかわからなかったし、お腹も減った。

そのため私はごはんの準備中だった。


あいにく自分ひとりの分しか用意していなかったので、

「外に食べに行く?」

と聞いたところ、彼女は

「今なにか作ってるんでしょ? だったらあなたの部屋で食べましょうよ。私も手伝うから」

と答えた。


簡単に言うが、私の作る料理だ。

とても人様に食べさせられる代物ではない。


そう説明しても、リンダは外に出ていく気はさらさらないようだ。

まあいいか。君がそう言うのなら。

でも、おすすめはしないよ。



案の定、食卓の空気は重かった。

なんというか、会話がまったく弾まないのだ。

しかしそれは、私の提供する食事の質だけが問題だったわけでなないと思う。


私の部屋に貼ってあるボロブドゥールの絵はがきを見ながら、

「あら、あなたインドネシアに行ったことがあるの?」

「ああ、ジャカルタとジョグジャカルタ、それにバリにも行ったよ。楽しかったなあ。」

「私、子供の頃、ジャカルタに住んでたことがあるのよ。

 でも、ちょうどそのころあの国は政情が不安定でね。毎日家の中に閉じこもって、おびえながら暮らしてたわ。

 いい思い出なんか一つもないわ。」


「そうだったんだ。でも、今は観光客もたくさん訪れる、平和な国になったよね。

 僕はあの照りつける太陽が好きだなあ」

「ジャカルタはいつも曇ってて、太陽なんか見た覚えがないわ。

 いつもジメジメ、蒸し蒸ししてた記憶しかないわね」


「・・・・・・・」



こんな感じで、どうも会話がかみあわない。

どうやらお互いに相性が悪いようだ。


カウチサーフィンをやろうかという人は普通、とても社交的で、出会ってすぐに打ち解けることができる。

でも、どんなに努力してもうまくいかないことだってある。

どちらかが悪いとか、そういう問題ではない。



「ごめんなさい。本当は私、もっと会話上手なのよ。

 でも今夜は長旅の疲れがたまってるみたい。

 なんだか盛り上がらなかったわね。

 明日はもっと楽しく過ごせるといいんだけれど」


申し訳なさそうにひとしきり謝った後彼女は立ちあがり、台所へと消えた。

食器を洗う彼女の後ろ姿が痛々しい。

なんだか自分が彼女にひどい仕打ちをしているような気がしてきた。


せめてもの罪滅ぼしに、明日はたこ焼きかお好み焼きでもふるまうとしよう。



・・・。


だが、明日は来なかった。



翌朝早く、リンダは荷物をまとめて出ていった。

私のところには3泊する予定だったはずだが、結局半日ほどしか滞在しなかった。



「東京で知り合った子が、今、京都に来てるらしいのよ。

 すごい偶然だと思わない?

 でね、どうやら彼女の泊まってる部屋に私も泊めてもらえそうなの。

 それも無料でね。

 いい条件だと思わない?

 というわけで、今夜から彼女のホテルに移ろうと思うの。

 急に変更してごめんなさいね。

 怒ってる?」



怒りはしない。

昨夜からの流れを考えれば、むしろこれが自然な成り行きなのだろう。


「そうか、それは残念だな。

 でも、友達とまた会えてよかったね」


ぎこちない笑顔でかろうじて私がそう言い終わる前に、リンダはさっさと出発してしまった。


その後彼女からの連絡はないし、カウチサーフィンのサイトにレファレンスも書いてくれなかった。



あ、一緒に写真撮るの忘れてた。



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インドネシア人気質

3人のインドネシア人とカウチサーフィン(CouchSurfing)



京都駅前になんだか人だかりが。

なんだあれは?




京都のマスコットキャラクター、「まゆまろ」でした。

子供たちに触られまくってるせいか、お肌の色がくすんでないかい?




こちらはカニ。

北陸地方のマスコットキャラクターのようです。




今回のカウチサーフィンのゲストはインドネシアから。

ピュトリとそのお友達たちです。


彼女と会うのはこれで3度目。

1度目はインドネシアのジャカルタで。

2度目は京都で。

ピュトリ@京都

ピュトリ@ジャカルタ・インドネシア


ついこの間、日本に来たばかりだというのに、またまたの来日。

彼女はよほど日本がお気に入りらしい。

うれしいかぎりです。



ピュトリたちとは、朝の10時くらいに会う予定だったのですが、

12時になってもまだ連絡がありません。


奈良から京都までそんなにかかるはずがないので、心配になってメールを送ってみました。

「今どこにいるんだい?」

「奈良公園から電車の駅に向かってる途中なんだけど、

お店の前を通る度に私の友達は中に入っていっちゃうもんだから、全然進まないのよ。

ごめんなさいね」



奈良公園から駅までは普通に歩けば30分もかからない。

すでに数時間が経過しているというのにまだたどりつかないとは、ある意味、スゴい。



結局、彼女たちと会えたのは夕方になってからでした。

この時間だと、お寺は閉まってしまうので、伏見稲荷に向かいます。






2匹のキツネの口の間に石を投げ入れることができれば、願い事がかなうらしい。




常にハイテンションの彼女たち。

これだからインドネシアの人って大好きです。













夕食はお好み焼き。


同じインドネシア人でも、出身地域によって微妙に顔つきが異なるんですね。

ちなみに左の二人はイスラム教徒です。



ジャカルタ、メダン、バリ。

みんなそれぞれ住んでる場所が違います。

今度インドネシアに旅行するのが楽しみだな。




ピュトリはおみやげをくれました。

インドネシアといえば、やはりこれ、バティック。

以前、他のカウチサーファーからももらったので、これで2つ目です。




ピュトリの友達もインドネシアのお菓子をくれました。

箱には「スラバヤ」って書いてありますね。




家に帰り、箱を開けてみてびっくり。

すでに封が切られていて、半分くらい食べらているじゃありませんか。


これって、おみやげっていうより、

飛行機の中で食べきれなかっただけじゃ・・・


そんなインドネシア人がやはり好きです。


テーマ : 国内旅行
ジャンル : 旅行

すべての男は消耗品である

シスミ(インドネシア)とカウチサーフィン(CouchSurfing)


昨日、私との約束をすっぽかした女の子から連絡があった。


「ごめんなさい。今やっとWiFiがつながったの。

 明日はいつ会える?」


よくもそんなことが言えたものだ。

その気になりさえすれば、私に連絡することはできたはずだ。

そのために携帯の番号も教えてるんだし。


この子はいったいどういう神経をしているのだろう。

私が返事をしないでいると、さらにメッセージが届いた。


「インドネシアからおみやげも持ってきてるし、

 どうしてもあなたに会いたいの」



おみやげにつられたわけではないが、結局彼女と会うことにした。

数ヶ月間、facebookやLINEで連絡を取り合ってきたのだ。

これも何かの縁だろう。




シスミ。祇園にて。




金閣寺




伏見稲荷




牛丼屋にて夕食。




調味料をドバドバかけるシスミ。

さすがはインドネシア人。


これでもまだ物足りないらしい。



彼女が来ている服はバティック。

インドネシアの特産品だ。





となりに座った女性が、いきなりシスミに話しかけてきた。

なんと、彼女もインドネシア人らしい。

シスミがバティックを着ていたから、インドネシア人だとわかったのだろう。



京都の小さな牛丼屋で、インドネシア人同士がとなりの席に座る。

なんという偶然なんだろう。





シスミがくれたおみやげ。

たぶんコーヒー。




これはなんだろう?

やっぱりコーヒーかな。



_______________________________________


シスミにはインドネシアにボーイフレンドがいる。

彼は日本人らしい。


シスミはかなり真剣に彼のことを思っているらしく、

今回日本にやってきたのは、彼の実家を見るためだ。

なんと、彼氏の素行調査にやってきたのだ。



「彼の両親に会うの?」

「ううん。遠くからそっと見るだけ」



なので、今回の来日は彼には内緒なんだそうだ。


でもさあ、日本で撮った写真をドカドカとフェイスブックにアップしてるじゃん。

彼氏が見たら一発でバレるやん。

この娘、ちょっと抜けてるんじゃなかろうか。



シスミは本当に彼に気に入られたいらしく、

「日本の男の子は女性に対してどんなことを望んでいるの?」

といった質問をたくさんしてくる。


髪型や服装、立ち居振る舞いや趣味など。

できるだけ詳しく一般論を教えたつもりだが、そんなの個人差があるからねえ。



彼女の口ぶりからすると、日本にいる間にできるだけたくさんの日本人男性と会って話をするつもりのようだ。

インドネシアでは日本人男の生態を観察する機会が少ないからだろう。


数ヶ月間にわたって、私とインターネット上でメッセージのやり取りをしてきたのもそのためだったのか。

おそらく、私以外にも大勢の男と同じようなことをしてきたに違いない。



シスミと会話をしていると、話が食い違うことが多々あった。

きっと他の男と私を混同していたのだろう。


そう、私は「その他大勢」のうちの一人にすぎなかったのだ。

彼女にとって男とは、「利用すべきもの」「取り換えのきく消耗品」なのかもしれない。



シスミの外見はとても愛くるしく、話をしていても楽しい。

今日会ったばかりなのに、すっかりうちとけたような気がする。



昨日の一件がなければ、私もコロリとだまされていただろう。

だが、彼女のおかげでまたひとつ私の経験値は上がった。



天使のような笑顔の影には、いったい何が隠されているのか。

そんなことを考えながら女の子と話をするのも楽しいかもしれない。



テーマ : カウチサーフィン(Couch Surfing)
ジャンル : 旅行

屈辱

シスミ(インドネシア)とCouchSurfing(カウチサーフィン)


京都駅で待つこと1時間30分。

結局彼女は来なかった。


カウチサーフィンを長いことやっていれば、こんなことはざらにある。

でも、今回のすっぽかしは、かなりこたえた。



彼女の名はシスミ。インドネシア人だ。

数ヶ月前にカウチリクエストをもらい、その後フェスブックで何度もやり取りした。


シスミはLINEもやっていたので、そっちでもかなりメッセージを交換した。

なかなか感じのよさそうな子だったので、会うのを楽しみにしていた。



それなのに、彼女は現れなかった。

「もしかして道に迷ったんじゃ・・・」


たとえそうだとしても、大阪から京都に来るのに1時間以上もかかるだろうか。

急な予定変更があったとしても、電話くらいできそうなものだ。


「あと30分だけ待って、それでも来なかったら引きあげよう」

・・・・・

時間のムダだった。




家に帰ってfacebookを見ていると、シスミが写真をアップしていた。

その写真から判断すると、私が寒さに震えながら彼女を待っていたその時、

当のシスミは京都観光を満喫していたようだ。



怒りで体が震えた。

これまでカウチサーフィンをしてきて、それなりに不愉快な思いをすることはあった。

でも、ここまでコケにされたのは初めてだ。



写真には日本人らしき人物が写っている。

おそらく彼がシスミの京都でのホストなのだろう。



私は昨日まで彼女とずっと連絡を取り合ってきた。

でも、他のホストが見つかったからそっちに泊る、などという話はまったく聞いていない。


「じゃあ明日、18:00にJR京都駅でね」

これが彼女からの最後のメッセージだ。


いったい何がどうなってるんだ?


私がシスミのフェイスブックを見れることは、彼女だってわかっているはずだ。

それなのになんでこんな写真を平気で載せることができるのだろう。


まったく理解不能だ。








テーマ : 日々のつれづれ
ジャンル : 日記

友人の友人はアルカイダ

ラモン(インドネシア)とCouchSurfing(カウチサーフィン)




今回のゲストはインドネシアから。

インドネシアの人って陽気な人が多いです。


ラモンもご多分にもれず、とても明るい。




彼が持ってきてくれたおみやげはこれ。

インドネシアの特産品、バティックでできた扇子です。




ラモンはさらにボロブドゥールの置き物もくれました。

うれしいねー。


アジア圏のカウチサーファーって、おみやげをくれる確率が高いから好きです。


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ヘンな顔。

人のこと言えんけど。



_____________________________



インドネシアから来たラモンは、やたらと日本の女の子と写真を撮っている。

道行く人に声をかけまくっているのを見た時は、「ナンパか?」と思ったが、どうやら違うようだ。


彼は女の子と一緒に写っている写真をせっせとフェイスブックにアップしている。

「MIYABIと一緒に写真を撮ったど!」


???

「MIYABIってなに?」

「なんだマサト、日本人のくせにMIYABIを知らないのか?」



日本でも有名なAV女優が、インドネシアの芸能界にデビューしたらしい。

彼女のインドネシアでの芸名が「MIYABI」


現地で一大センセーションを巻き起こし、インドネシア人男性をとりこにした。

今ではMIYABIは日本人女性の代名詞となっている。


しかしこのAV女優、ハーフなんですけど。

日本人離れした顔をしてるんですけど・・・




後日、別のインドネシア男性とフェイスブックで会話している時に、このMIYABIのことを聞いてみた。

彼は日本のアニメとマンガをこよなく愛するオタクである。


「MIYABIって知ってる?」

「えへへー。知ってるよー。

 インドネシアの男で彼女のことを知らない人はいないよー。」



「彼女は日本ではAV女優だったんだよ」

「えへへー。知ってるよー。

 そのことがムスリムの間で問題になって、暴動が発生したんだよー」


暴動って!なんかすごいことになってるな。

日本のAV女優がそんなに影響力を持っているとは。



「イスラムの世界ではAVは禁止なの?」

「えへへー。そりゃそうだよー。エロ本もダメだよー」


やっぱりイスラム教徒って厳しいんだな。

でも、あんまり性の欲求を抑圧すると、かえって変態がたくさん発生しそうな気が・・・

だからアルカイダはあんなに暴れてるのか。



「本当にイスラムの男性はAVを見てないの?」

「えへへー。みんな見てるよー。でも内緒だよー」


なんだ、やっぱり見てんじゃん!



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速すぎる

ピュトリ(インドネシア)とカウチサーフィン(CouchSurfing)




今日はピュトリの希望で、嵐山モンキーパークに行くことになりました。

猿なんてインドネシアにもいるだろうに、わざわざ京都に来てまで見る価値あるのかな。

まあ、本人の希望だから仕方ありません。

それに、今日は快晴なので、ハイキングをするにはうってつけの天気ですしね。


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予想外に早く猿と遭遇して、ちょっとビビるピュトリ。

あれれれ?

「お猿さんに会いたいっ!」

と言ってたのは誰でしたっけ?


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しかしすぐに態勢を立て直して、猿に写真撮影を申し込むピュトリ。


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猿にピースサインをしてどうするつもりだ?

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ようやくおサルさんと友好協定を結ぶことができたようです。

ただし、エサがなくなるまでの期間限定。


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なんとイノシシ君も友情出演してくれました。

モンキーパークには何度も来ていますが、イノシシを見たのはこれが初めてです。

ラッキーだったね、ピュトリ


突然のイノシシの出現にも、サルたちは騒いだりはしませんでした。

「犬猿の仲」とは言いますが、どうやらイノシシは平気みたいです。


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エサを拾うのに夢中で、なかなかサル君はカメラ目線をくれません。


岩田山の頂上からは京都市内を一望することができます。

今日は天気も良く、京都タワーや比叡山もくっきり見えて気持ち良かったです。


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天龍寺前にて


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渡月橋にて。

この日は天気は良かったのですが、川の上は風が強かったです。

髪の毛が風になびいているこの写真を見てピュトリは

「私の髪の毛、大変なことになってるwww LOL」

と大爆笑しておりました。


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野々宮神社にて。

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同じく野々宮神社


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嵐山の竹林


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伏見稲荷大社の大鳥居前にて。


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同じく伏見稲荷の千本鳥居にて。


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あこがれだった伏見稲荷に来れて、ゴキゲンなピュトリ

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ゼッタイこいつ何か勘違いしてる・・・


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安井金毘羅宮の「縁切り縁結びの碑」も、夜はなんだか不気味。

それでもちらほらと参拝客がいました。

やっぱり人気あるんですね。


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本物の舞妓はんを発見!

ピュトリは写真撮影を申し込みましたが、あっさり撃沈されてしまいました。


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それでもなんとか一緒に写真を撮ろうと試みたのですが、舞妓さんたちは歩くのが速い。


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信号待ちで止まったところを、なんとかパチリ

長い間追いかけたりしてごめんなさい、舞妓さんたち。


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祇園白川の巽橋にて。


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なんちゅうヘンな顔をしとるんじゃ。

せっかくのかわいい顔がだいなしじゃないか。


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____________________________________


今回のゲストはピュトリ。

インドネシアのジャカルタからだ。


実は彼女とは少なからぬ因縁がある。


1年半ほど前、ピュトリからカウチリクエストをもらった。

いったんは承諾したものの、その後、私は急きょ予定を変更してヨーロッパへ旅行することになった。

なので、彼女のリクエストをドタキャンしてしまったのだ。

ピュトリには本当に申し訳ないことをしたと思っている。


彼女に対してこんなにひどい仕打ちをしたにもかかわらず、その後もピュトリとの交流は続いた。

私がインドネシアを訪れた時には、彼女はジャカルタの街を案内してくれたのだ。

その時の様子はこちら


それから半年後、今度はピュトリが京都に来ることになった。

これは恩返しのチャンスだ。



しかし、彼女の日本滞在時間は限られている。

京都には2泊のみ。

1泊目は夜遅くに私の家に来たため、寝るだけ。

3日目の朝は早朝に出発していった。

だから、ピュトリと過ごせたのは実質1日だけとなってしまった。

なんだか物足りない。


まあいいか。

今度は私がまたインドネシアに遊びに行けばいいだけの話だ。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


と思っていたのだが、彼女との再会は、思ったよりも早くなりそうだ。

4月にまた日本にやってくるというのだ。


けっこう金持ってんだな、ピュトリ。




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5月14日(月) やっと会えたね(ジャカルタ:インドネシア)

※グロ注意!

11枚目にトイレの画像があります





Air Asia の飛行機にはバスで行きます



なんか、コカ・コーラみたい




ジャカルタでのホスト、ピュトリ。
MONAS広場にて



晩ご飯をどこで食べるか検討中







ピュトリ。屋台にて







今夜は安宿に泊まります



インドネシア式トイレ。

一見すると水洗式のように見えますが、違います。

水はバケツから汲んで自分で流さなければなりません。

なんかヤだなー。








安宿の共有スペース
蚊が多くて参りました

5月14日(月) やっと会えたね(ジャカルタ:インドネシア)

エアーアジアの機体もやはり狭かった。
座席の間隔がとてもタイトで窮屈だ。

今回は1時間くらいだからなんとか我慢できるが、
長時間のフライトにLCC(ローコストキャリア)を使うのは考えものだな。

インドネシアの入国には予想外に手間取った。
アライバルビザを取るのを忘れていたため、2回も入国審査の列に並ぶ羽目になってしまった。

その時うっかり「地球の歩き方」をカウンターに置き忘れてしまったらしい。
ガイドブック無しでインドネシアを歩くのはいやだなあ。
アライバルビザを取得して、再び入国審査のカウンターに戻ってみると、
よかった。
私の「地球の歩き方」まだそこに存在している。
だが、列の最後尾に並んでいる私からは、そのガイドブックははるか彼方の存在だ。
日本語のガイドブックなど盗る人なんてまずいないだろうが、やはり気が気でなかった。
近くにいた警備員に取ってきてもらえないかと頼む。
彼は、「これは本当にお前の物か?」と言いたげな顔をしている。
他に日本人はいないでしょ。
俺のに決まってるじゃないか。

イミグレーションを最後に通過したのは私だった。
最後だから暇だったのだろう、係官からいろいろと突っ込んだ質問をされた。
「ホテルの名前を正確に言えるか?」
「このホテルにはWebサイトはないはずだ。
どうやって予約したんだ?」

冷や汗をかいた。
本当はホテルなんて予約していない。
アイドブックに載っていたホテルを適当に書いておいたのがバレたのだろうか。
今までこんな質問はされたことがなかったのに、どうして今回に限って…

空港を出ると、タクシーの勧誘攻勢にあった。
値段を聞くと、「300US$」
話にならない。

空港に戻って、サービスカウンターでタクシーの手配をしてもらう。
ガイドブックに載っていたのよりは割高だったが、受付のお姉さんが美人だったからよしとしよう。

しかもそのお姉さんがタクシー乗り場まで案内してくれるという。
インドネシア人とは思えないほど色の白い女性だった。
小柄で魅力的なその女性職員との会話は実に楽しかった。

「この国には悪いタクシーがいっぱいいるから気をつけてね。
でも安心して。
この空港の中では私が責任を持って無事にタクシーに乗せてあげるから。」

異国の地で、きれいな女性に親切にされたら、思わずホロりとなりそうになる。

このお姉さんも一緒にタクシーに乗ってくれないかなあ。

しまった!
おしゃべりに夢中になり過ぎて、彼女の写真を撮るのを忘れていた。
もったいないことをした…

ジャカルタは渋滞がひどいことで有名だ。
しかも今は夕方。
車はなかなか前に進まない。
しかも後ろから警察の白バイが先ほどからしきりとサイレンを鳴らしていて、うるさいことこの上ない。
どうやらVIPの乗った車を先導しているらしい。
一般車は彼らに道を譲らければならない。

VIP車が私の乗ったタクシーを追い越した瞬間、運転手はすかさずVIP車の後ろに潜り込んだ。
どうやら彼らのご利益にあずかろうという魂胆らしい。

その瞬間から私の乗ったタクシーはスイスイと進み出した。
白バイが切り開いた道を右へ左へと車線変更しながら道路を縫って行く。
でかしたぞ、運ちゃん!

彼のドライビングテクニックはなかなかのもので、ぴったりと白バイの後についていく。
他の車も割り込もうとして来るのだが、その度にクラクションを鳴らして牽制する。

結局、ジャカルタ市内までは1時間弱かかった。
夕方のラッシュ時だということを考慮すると、なかなか順調だったのではないだろうか。

モナス広場に着いて、タクシーの中で待っていると、向こうから見覚えのあるインドネシア人女性が歩いて来る。
ピュトリだ。

ピュトリは1年ほど前に、京都に住む私にカウチリクエストを送ってきた。
一度は彼女のリクエストを承諾したものの、私は急遽、ヨーロッパに行くことにしたので、ピュトリを泊めてあげることはできなかった。
悪いことをした。

それ以来、ピュトリとはFacebookを通じてずっとやり取りを続けていた。
だから、初めて会ったという気がしない。
不思議なものだ。

ジャカルタの交通量は多い。
しかも、横断歩道というものが見当たらない。
では、どうやって道路を横切るのか?
ピュトリが見本を示してくれた。
ひっきりなしに車とバイクが走る大通りを、信号機も横断歩道もない道を堂々と渡って行くのだ。

「ジャカルタの交通量なんてしれてるわよ。
ベトナムはもっとすごいから覚悟しておいてね。」

ジャカルタ、面白い!
それにピュトリも頼もしい。
どこまでもあなたに着いて行きます。

インドネシアの典型的な料理が食べたい、とピュトリに頼んだら、
怪しげな路地に連れて行かれた。
細い道に露店が並んでいる。
外国人らしき人影は見えない。
これがほんとにほんとの地元の人たちが通う場所なのだ。

「日本人のあなたには、ちょっと衛生的に問題があるかもしれない。
だからあまりオススメできないんだけど、本当にここでいい?」

東南アジアを旅行しているのだ。
食あたりを怖れていてはなにもできない。

屋台に腰掛けて、料理が来るのを待っていると、急に激しい雨が降りだした。
いいねえ。
これぞ東南アジアだ。

冷房なんてないし、あたりにはもうもうと煙がたちこめている。
空気はジメッとして湿度をおび、体中を汗がまとわりつく。
とても不快なのに、なんだかゾクゾクとした快感が押し寄せて来る。

俺は今、間違いなく東南アジアにいる。
初めてジャカルタに来たのに、インドネシア人に混って地元の料理を味わっている。
流しのギター弾きは金を恵んでもらうまでうるさい音楽をがなりたてるし、通りにはひっきりなしに車とバイクがあふれている。
とても不愉快な状況なのに、なんだか笑いがこみ上げて来た。

「どうしたの、マサト。 ニヤニヤして。」

ジャカルタ美人と一緒に屋台でおいしい料理を食べていれば、そりゃあ笑いだしたくもなるさ。

食事の後、ピュトリは私の宿探しを手伝ってくれた。
彼女の車で、安宿街を走る。
マツダのファミリアだ。
インドネシア人としては裕福な部類に入るであろう彼女は、この辺りにはあまり詳しくない。
それでもあちこちを尋ね歩いてくれて、一件の宿を見つけてくれた。
地球の歩き方にも載っている、「ボルネオ・ホテル」というところだ。
130000rp
地球の歩き方に書いてある値段の倍ほどもするが、ピュトリが交渉してくれたのだ。
ボラれているわけではないだろう。

彼女とはここでお別れ。
秋にまた京都で会おう。

安い部屋を選んだので、エアコン無し。シャワーは水のみ。
部屋の中には蚊がウヨウヨしている。

こういうこともあろうかと、日本から蚊対策のグッズは大量に持ち込んでいる。
火を使わなくても済むタイプのやつだ。
シュッとスプレーすれば、8時間も効果が持続するものや、吊るしておくだけで蚊が来なくなるという、魔法のような蚊取りグッズたち。
君たちの活躍を期待しているぞ。

共有スペースでWiFiが使えるというのでさっそく行ってみた。
なるほど、接続速度は遅いが確かに使える。
こんなボロ宿でもインターネットが使えるのか。
便利だけど、なんだか風情がないな。

それでもカウチサーフィンにインターネットは欠かせない。
次のホストを探さなくてはならないし、待ち合わせの段取りも決めなくてはならない。

しかし、30分もしないうちに私は自分の部屋に撤退しなければならなくなった。
蚊が多いのだ。

日本から持ってきた蚊取りグッズはまったく役に立たない。
あっという間に数カ所刺されてしまった。

インドネシアの蚊に刺されると、かゆい!
そのかゆさは、日本の藪蚊の比ではない。
マラリアやデング熱も怖いが、あまりのかゆさにそれどころではなかった。

部屋に戻っても蚊の攻撃はおさまらない。
参ったな。
やはり現地の蚊には現地の蚊取り線香が一番なのか。
これは戦略を練り直さなければならないな。

部屋の中にトイレとシャワーがあるのはありがたいが、とにかく汚ない。
屋根さえあればどんな所でだって眠れるとおもっていたが、やはり値段相当なのだな。
風呂場の床がとても不潔なので、裸足でシャワーを浴びたくない。
どこかでサンダルを調達することにしよう。

トイレのレバーをひねっても、水なんて流れやしない。
大きなバケツと柄杓(ひしゃく)が置いてある。
どうやらこれで水を汲んで流せということらしい。
インドネシア式というやつか。

値段の安さにつられてこんな安宿を選んでしまったが、次回からは多少値が張ってもワンランク上の宿にした方がいいかな。
男に生まれて良かった。
自分がもし女だったら、とてもこんな所に泊まることなんてできないだろうな。

と思っていたら、女の子2人組が受付にやってきた。
金髪で眼の青い白人。
思わず口笛を吹きたくなるほど、二人ともかなりの美人だ。
若くてきれいな女の子が、まさかこんな不潔な宿に泊まるつもりじゃないだろうな。
悪いことは言わん。やめとけ。

どうするのだろうと見ていると、どうやらこの宿に泊まることに決めたらしい。
欧米人のバックパッカーはタフなのだな。
弱音を吐いた自分が情けなくなった。
あんなかわいらしい女の子が文句も言わずにボロ宿に泊まるのだ。
男で、彼女たちよりも歳を食っている俺が泣き言を言ってどうする。

今夜は天井に据え付けられたファンの出力を最大にして寝よう。
そうすれば蚊も吹き飛ぶはずだ。

テーマ : バックパッカー
ジャンル : 旅行

京都水族館・未遂

メイサ(インドネシア)とCouchSufring(カウチサーフィン):京都水族館(未遂)


京都水族館

3月14日にオープンしたばかりの京都水族館へ行ってきました。
バスの中も梅小路公園も人でいっぱい。
なんだか混雑してそうな予感。


京都水族館前の行列

悪い予感は的中するものですね。
京都水族館の前には長蛇の列が。


CouchSurfing:メイサと私。京都水族館にて。

目玉のイルカのショーはすでに満席。
仕方なく今日は断念することにしました。
残念。


私。京都タワー内にて。
(京都タワー内にて。)

メイサの希望で京都タワーへ。
こんな所に上って何が楽しいんだか。
入場料も安くはないし。

京都に来て20年になる私ですが、京都タワーに登るのはこれが初めて。
一度くらい行っとかないとね。


カウチサーフィン:メイサ。京都タワー内にて。

メイサはけっこう楽しんでました。
双眼鏡で清水寺や大文字山が見えるんですね。


CouchSurfing:メイサと私。京都タワーのマスコットと。

京都タワーにこんなマスコットキャラクターがあったなんて知りませんでした。
なかなか奥が深いですな、京都も。


カウチサーフィン:私とメイサ。平安神宮にて。
(平安神宮)

今日は変な天気。
暴風雨と晴天とが30分周期で訪れます。
季節の変わり目だからかな。


平安神宮ではメイサのお友達と遭遇。
九州の大学で勉強しているベトナム人4人組です。

彼女たちは私とメイサの関係に興味津々。
なぜ京都に住んでいる私と九州の大学に通うメイサが知り合いなのか。
メイサはインドネシア人だし、年齢も倍くらい違うし。

私がカウチサーフィンのことを説明しようとするとメイサが遮ります。

「この娘たちは詮索好きなの。
 だから彼女たちには何も言わないで。」

しかしベトナム人の女の子たちはメイサが私の家に泊っていることはもうすでに知っているのです。
へたに隠すと余計に怪しまれると思うんだけどな。

「メイサは秘密が好きなのね。
 じゃあね、mysterious guys!」

そう言ってベトナム人の女の子たちは去って行きました。



メイサはイスラム教徒。

なので、神社を参拝するのは禁じられているのでは?
と心配したのですが、観光するだけなら別にかまわないそうです。
おみくじを引いても大丈夫だそうです。

自分で勝手にルールを変更してないかい、メイサ?



視線を感じて振り向くと、遠くから例のベトナム人の女の子たちが我々をじーっと見ています。

きっとあの子たち変な誤解してるな、これは。

テーマ : カウチサーフィン(Couch Surfing)
ジャンル : 旅行

カウチサーフィン(CouchSurfing)とは?

CouchSurfingKyoto

Author:CouchSurfingKyoto
.カウチサーフィン(CouchSurfing)とは。

日本に観光に来た外国人の宿として無償で自宅を提供し、国際交流を深めるというカウチサーフィン。

また、自分が海外に旅行に行く時には、現地の一般家庭に泊めてもらい、その土地に住む人々の生の暮らしを体験することだってできてしまいます。

ここは、そんなカウチサーフィンの日常をありのままにつづったブログです。

「カウチサーフィンは危険じゃないの?」
そんな危惧も理解できます。
たしかに事件やトラブルも起こっています。

なにかと日本人にはなじみにくいカウチサーフィン。

・登録の仕方がわからない
・詳しい使い方を知りたい
・評判が気になる

そんな人は、ぜひこのブログをチェックしてみてください。
きっと役に立つと思います。

最後に。

「カウチサーフィンを利用すれば、ホテル代が浮く」

私はこの考え方を否定しているわけではありません。
私もそのつもりでカウチサーフィンを始めましたから。

しかし、カウチサーフィンは単なる無料のホテルではありません。
現在、約8割のメンバーはカウチの提供をしていません。サーフのみです。

だって、泊める側にはメリットなんてなさそうですものね。

「自分の部屋で他人と一緒に寝るなんて考えられない」
「お世話したりするのってめんどくさそう」

時々私はこんな質問を受けることがあります。

「なぜホストは見知らぬ人を家に招き入れるのか?」

それはね、もちろん楽しいからですよ。

自己紹介
プロフィール


こんにちは。
京都でカウチサーフィン(CouchSurfing)のホストをしている、マサトという者です。
ときどきふらりと旅にも出ます。
もちろん、カウチサーフィンで!


(海外)
2011年、ユーレイル・グローバルパスが利用可能なヨーロッパ22カ国を全て旅しました。
それに加えて、イギリスと台湾も訪問。
もちろん、これら24カ国全ての国でカウチサーフィン(CouchSurfing)を利用。

2012年、東南アジア8カ国とオーストラリアを周遊。
ミャンマーを除く、8カ国でカウチサーフィンを利用しました。

2013年、香港、中国、マカオをカウチサーフィンを利用して旅行。 風水や太極拳、カンフーを堪能してきました。

2014年、侍の衣装を着て東ヨーロッパ20か国を旅行してきました。


(日本国内)
これまでに京都で329人(53カ国)のカウチサーファーをホストしてきました(2013年6月25日現在)。

もちろん、これからもどんどんカウチサーフィンを通じていろいろな国の人と会うつもりです。



カウチサーファーとしてのカウチサーフィン(CouchSurfing)の経験:


オーストリア、ベルギー、ブルガリア、クロアチア、チェコ共和国、デンマーク、フィンランド、フランス、ドイツ、ギリシャ、ハンガリー、アイルランド、イタリア、ルクセンブルグ、オランダ、ノルウェー、ポルトガル、ルーマニア、スロヴェニア、スペイン、スウェーデン、スイス、イギリス、台湾

シンガポール、インドネシア、オーストラリア、マレーシア、タイ、ミャンマー、ラオス、カンボジア、ベトナム

香港、中国、マカオ

スロヴァキア、ポーランド、リトアニア、ラトヴィア、エストニア、ベラルーシ、ウクライナ、モルドヴァ、沿ドニエストル共和国、ルーマニア、セルビア、マケドニア、アルバニア、コソヴォ、モンテネグロ、クロアチア、ボスニア・ヘルツェゴヴィナ、リヒテンシュタイン


ホストとしてのカウチサーフィン(CouchSurfing)の経験:


アイルランド、アメリカ、アルゼンチン、イギリス、イスラエル、イタリア、イラン、インド、インドネシア、ウクライナ、エストニア、オーストラリア、オーストリア、オランダ、カナダ、韓国、クロアチア、コロンビア、シンガポール、スイス、スウェーデン、スコットランド、スペイン、スロヴァキア、スロヴェニア、タイ、台湾、チェコ共和国、中国、チュニジア、チリ、デンマーク、ドイツ、トルコ、日本、ニューカレドニア、ニュージーランド、ノルウェー、ハンガリー、フィンランド、ブラジル、フランス、ベトナム、ベルギー、ポーランド、ポルトガル、香港、マダガスカル、マレーシア、メキシコ、モルドバ、リトアニア、ルーマニア、ロシア



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