ジェニー(フランス)とCouchSurfing(カウチサーフィン)

(左から、ベオ(ベトナム)、ジェニー(フランス)、私。お好み焼き屋にて。)
なんちゅう顔をしとるんじゃ、ジェニー。
とても年頃の女の子とは思えん・・・。
こう見えてもジェニーはかなり若い娘さんです。

普通の顔をしている時のジェニー。
実は彼女はとても優しい性格だったりします。
それにしても、ベオといいジェニーといい、なんか強烈なキャラが多いな、最近。
もしも私がCouchSurfing(カウチサーフィン)をしていなかったら、このような個性的な人たちと出会うことはなかったでしょう。
CouchSurfing(カウチサーフィン)に感謝。

ジェニーは私にバレンタインデーのチョコレートをくれました。
そういうことに免疫のない私は、本当に心の底からうれしかったです。
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ジェニーはフランス人カウチサーファー。
もうすでに何年も世界中を放浪しています。
私が、
「へぇー、うらやましいな。
そういう生活に憧れるよ。」
というと、彼女は
「隣の芝は青く見えるものなのよ」
と答えます。
ずっと移動を続けるというのはなかなか大変なんだとか。
というわけで、ワーキングビザが下りれば、しばらく日本で働きたいという彼女。
よりによってなんで日本なんだ。
もっと他にいい国なんていくらでもあるだろうに・・・
しかし彼女は真剣です。
かなり本気で日本語を覚えようとしています。
習いたての日本語を必死でしゃべろうとしている姿がまた可愛かったりします。
ジェニーはフランス人なのですが、イギリスでしばらく働いていました。
なので、彼女の英語のアクセントはかなり強烈。
フランスとイギリスの両方の影響を受けているのですから。
それに加えてジェニーはとても話し好き。
しゃべりだしたら止まりません。
私に話すタイミングを与えてくれないので、英語のスピーキングの練習にはなりそうもありません。
まあいいか。
ヒアリングの特訓だと思って割り切ろう。
この間アーサー達と一緒に行ったお好み焼き屋に今日もお邪魔しました。
ベオがどうしてもお好み焼きを食べたいと言うからです。
普段は外国人の客など訪れることのないお店に、2回も連続でガイジンがやって来たので、
お好み焼き屋のおばちゃんは少し面食らっていました。
無理もありません。
ベオとジェニー。
ほぼ毎日CouchSurfing(カウチサーフィン)をやっている私ですら、この二人には圧倒されているのですから。
それでもノリのいい二人は、すぐにお店に溶け込んでいました。
お好み焼き屋のおばちゃんは、よほどこの二人が気にいったと見え、
デザートにチョコレート味の羊羹を振る舞ってくれました。
今日はバレンタインデーだからだそうです。
それだけではありません。
おばちゃんは店の奥に行って何かゴソゴソとしていたと思ったら、
ジェニーに和風のハンドバッグをプレゼントしてくれました。
もらいっぱなしでは気のすまない性格のジェニーは、
お返しにネックレスをおばちゃんにプレゼントします。
すると、おばちゃんは急に号泣し始めました。
「いや、どうしよう。
私・・・
そんなつもりじゃなかったのに・・・」
泣きじゃくるおばちゃんをジェニーは抱きしめます。
うーん、なんなんだ、この展開は。
想定外だ。
CouchSurfing(カウチサーフィン)を始めてから、
私の周りを取り巻く人間関係が濃くなったような気がします。
日本人同士だと、どうしてもお互い距離を保ちがちなのですが、
どうやら日本人というのは、外人が相手だとフレンドリーになれるようです。
後でジェニーに聞いたところによると、彼女がおばちゃんにあげたネックレスは本物のシルバーだとか。
ちょっと複雑な気持ちになりました。
ベトナム人のカウチサーファー、ベオとは今夜でお別れです。
東京行きの夜行バスに乗るために、京都駅へと旅立って行きました。
彼とは6月にまたベトナムで再会する予定です。
でも、現地ではもっとベトナム人らしい人にも会ってみたいな。
※ベオは東京ではディズニーランドを満喫したようです。
ミニーと一緒にうれしそうにしている写真をフェイスブックにアップしていました。
しかもほっぺたをふくらませています。
だから、可愛くないってば。
世界一ディズニーランドの似合わない男、それはベオ。
テーマ : カウチサーフィン(Couch Surfing)
ジャンル : 旅行