


























ヴェネツィア
ヴェドランの家からボローニャの駅までバスを利用したのだが小銭が無い。
運転手にどうすればいいか聞いても首をすくめるばかり。
堂々と無賃乗車してやった。
ヴェネツィアは快晴。
天気がいいと気持ちも昂ぶってくる。
まずは腹ごしらえ。
美味しそうなお店があったので、ピザとケーキを買って歩きながら食べた。
イタリアにいる間は毎日ピザとパスタを食べたおそう。
しかしピザはまずかった。
これが本場の味か?
日本のスーパーに売ってるピザの方がよっぽどおいしいぞ。
ヴェネツィアはまるで迷路のようだ。
サンマルコ広場になかなかたどり着けない。
だが、街全体がとても美しいので、ただ歩いているだけでウキウキしてくる。
さすがヴェネツィア。
サンマルコ広場にようやく着いた時には辺りに霧が立ちこめていた。
さっきまであんなに晴れていたのに・・・
今回の旅では、私は天気には恵まれていた。
それなのに、せっかくのヴェネツィアが濃い霧に覆われるなんてツいてない。
いや、今日はまだたっぷり時間がある。
昼食を食べながら霧がはれるのを待つことにしよう。
朝食にピザを食べたので、昼食にはスパゲティを食べたい気分だ。
ところが、なかなかスパゲティを扱っているお店が見つからない。
いや、あることはあるのだが、とても高級そうだ。
ヴェネツィアの、しかもサンマルコ広場という超観光地にあるレストランはさぞかし値段もはるだろう。
スパゲティを探してヴェネツィアの街を徘徊した。
ピザの店は沢山あるのに、パスタの店は意外と少ない。
迷路のような小道をグルグルと回っていると気分が悪くなって来た。
やっと見つけた店は、どうやら主に地元の人が利用する場所のようだ。
英語のメニューは置いていないらしい。
いいぞ。
観光客向けでない、本当のスパゲティが食べれる。
と、期待していたのに、スパゲティは美味しく無かった。
日本のインスタントのスパゲティの方がよっぽどおいしく思える。
私の舌がおかしいのだろうか。
昼食後、再びサンマルコ広場に向かったが、やはり霧がたちこめている。
しかたがない。
あきらめてボローニャに帰ろう。
帰りはフェリーを使うことにした。
運河からの眺めはまた一味違うかもしれないと思ったからだ。
しかし、霧のため何も見えない。
しかも風がビュウビュウ吹いていて寒い寒い。
電車に乗り込んで、携帯電話をチェックすると、ヴェドランからメールが届いていた。
何度もメールをくれていたようだ。
今夜もパーティーに誘われている。
どうしようかな。
正直言って、早く寝たい。
朝まで騒ぐ彼らのスタイルには体がついていかない。
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